はじめに
iPhoneが5Gに対応してはや2年と少し、日本ではエリアは一気には増えないにしても都市部では5Gのアンテナピクトを見かけることは増えてるように思う。
では、国外、今いるベトナムではどうなのだろうか確認すべく調査をしてみた。
携帯電話会社 通信キャリアの種類
ベトナムには大きく4つの携帯電話キャリア(通信キャリア)がある。
キャリア名 | 読み方 | 備考 | 5Gの案内(外部リンク) |
---|---|---|---|
Mobifone | モビフォン | VNPT傘下の会社。VNPTは郵政関連のグループ。 | Mobifone 5G Q&A |
Vinaphone | ヴィナフォン・ビナフォン | Mobifoneと同じくVNPT傘下のキャリア。Vinaphoneは公務員等政府関係者の利用が多いらしい。 | Vinaphone 5G |
Viettel | ヴィッテル、ベトテル | Viettelは軍関連の通信事業者、よくカタカナでベトテル表記を見かけるが現地ではヴィッテルと呼ばないと通じない。 | Viettle 5G news |
Vitenamobile | ベトナモバイル | Vitenamobileは民間系、香港のハチソン(3)の資本が入ってる模様。3 HKのローミングsimのローミング先として見かける。 | 公式で発見できず。 |
各社、5Gエリアについて公式ウェブサイトに案内が載っている。 (上記表、リンク先参照)
案内の載っている各社、4Gのsimであれば特にプラン変更等必要なく5Gに接続ができるようであった。
※ただ、vietnamobaileのみ見つけられなかった。
通信品質所感
個人的な感触として、ベトナム国内で一番電波が良いと感じたのは、Viettelで次がvinaphone。 mobifoneは、前回の渡航時に郊外で結構圏外になる率が高かったので、vinaphoneを追加で契約した。mobifoneは、今回の宿泊先でも電波が通じにくかった。 古い情報だと、mobifone一択的な記事をよく見かけるが、旅行で来るなら現地simは、ViettelかVinaphoneを勧めたい。
mobifoneに不満が出た旅程の記事
blog.fubukiefsf.info
5Gエリアを探す
今回の渡航では、Mobifoneとvinaphoneを利用してる。 昨夜、Grabバイクでの帰宅時に偶然、vinaphoneのsimが入っている、iPhoneのアンテナピクトが5Gになっていることに気が付き5Gのエリアを探してみることにした。
用意した通信環境
利用端末:iPhone 14 Pro (docomo版)
sim: vinaphone プリペイド(esim)
ベトナム ホーチミン市の5Gエリアを調査
ホーチミン市3区にVNPTのビルがあり、そこにvinaphoneのキャリアショップがある。 この周辺でiPhoneのアンテナピクトが5Gとなっていた。
現地に到着してみると、アンテナピクトは、5Gはおろか、4Gまで電波を掴まず、圏外又は3Gとなってしまっていた。
機内モードON/OFFをしつつ、ビル周辺を散策し、アンテナピクトの様子を伺っていると、しばらくして5G表示となる場所を発見。
※デュアルスタンバイのdocomo simは圏外のまま。
スピードテスト
早速スピードテストをしてみる。
通知紛れたけどこの速度はさすがに5Gかな(ベトナムで5Gで通信するの実績解除) pic.twitter.com/MtmB7ANp3u
— ふぶき氏 (@fubukiefsf) 2023年3月11日
この辺りで、5Gに接続。
最高速度的にもおそらく5Gで通信していそう。
中心地の方はどうか
表示された速度に満足しつつ、中心地へ少し近づいてみる。
再び一瞬3G表記になってしまったものの、観光地にもなっている統一会堂前の前で再び5G表示になり速度もしっかり出ていたところを見ると、政府関連の施設のそばがエリア化されているのかもしれないと考えられた。
なお、VinaPhoneの案内を見る限りでは、中心地がエリアになっているよと書かれているものの実際に接続できる場所はまだまだ少ないと思われる。
まとめ
4Gのスピートがそこそこ出ることもありあまり普及の進んでいないように感じられる5G。
ベトナムでもまだまだエリアが整備されるのは先のようだ。