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中古オールドレンズを分解してカビ取り清掃にチャレンジしてみた | オールドレンズの清掃メンテナンス

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はじめに

オールドレンズを海外旅行(東南アジア)に持ち出して帰ってきてメンテナンスをしていると、レンズの内側にすごく小さなカビを発見してしまった。
カビが育つ前にできれば除去したいと考えこの機械に工具や清掃用品を一式を揃えて分解清掃を行うこととした。
レンズ自体は、カメラのキタムラで状態がそれなりのものを中古格安で購入したものだ。
普段は、Lumix S9にマウントアダプターを使って装着している。
Lumix S9のサイズにもちょうど合い気に入って使っている。
写りも好みだ。

Lumix S9 + PENTAXのオールドレンズ
Lumix S9 + PENTAXのオールドレンズ

分解するための工具が揃うまでレンズは防湿ケースにしまってカビがなるべく成長しないようにしておいた。

SMC PENTAX-M 50mm F1.7を分解

SMC PENTAX-M 50mm F1.7は、5群6枚構成のレンズ。
マウントはペンタックスのKマウント。
変換アダプターを探すときはPKマウントで探す。
ペンタックスのカメラであれば現代のカメラでもそのまま装着可能。

SMC PENTAX-M 50mm F1.7
SMC PENTAX-M 50mm F1.7

初めての分解清掃で緊張しながら分解作業を開始した。
今回は前玉の分解と清掃を行った。
後玉は、分解しなかった。

銘板を外す

銘板を吸盤オープナーで押し当てて外す。

銘板を外す
銘板を外す

銘板を外した状態
銘板を外した状態

前玉を外す

カニ目レンチを使って前玉を外した。
前玉の外側の切れ目にカニメレンチをうまく挿し押し当てるように力を少しだけ入れて慎重に外した。

前玉を外したところ
前玉を外したところ

前玉を分解する

前玉の後ろのリングを手で外す。
ここは工具無しで外れた。

前玉正面の抑えを外すには再びカニ目レンチを利用して外すが、手で前玉を固定するのは難しかったため吸盤レンチのサイズが合うものの中に入れて抑えた。

ここまで分解できるとレンズが外れる
ここまで分解できるとレンズが外れる

レンズサッカー を使って慎重に傷付無いようににレンズを外した。

カビを除去

しばらく防湿防カビケースに入れてたからかカビが視認できなくなっていた。

この状態でレンズサッカーを使ってレンズを持ち上げた
この状態でレンズサッカーを使ってレンズを持ち上げた

富士フィルムのレンズクリーニングペーパーとレンズクリーニングリキッドを使って清掃した。
拭いたあと少し乾かさないと再びレンズを戻したときに内側が曇ってしまったので何度かトライアンドエラーを繰り返して拭き直した。
本当はこの手順で精製水で拭くべきのようだ。

組み立て

今回は後玉は分解せずにもとに戻す。
組み立てはここまでの手順を逆に行う。
内部にチリやホコリが入らないようにブロワーで吹いてから組み立てた。
細かいチリやホコリは暗い場所では視認できないためなるべく明るい場所で光を当てながら確認をした。
特にレンズの組み立てで何度も分解と組み立てをやることになってしまった。
組み立てて光を当てるとホコリが見つかったり、レンズの拭きが甘くて内側が曇るまたは拭き跡が残ってしまい再度拭き直すなど不慣れなせいか5回ほどやり直しをした。

再び組み立てたレンズ
再び組み立てたレンズ

分解清掃に当たり用意した工具や清掃用品たち

オールドレンズの分解に利用した道具たち
オールドレンズの分解に利用した道具たち

吸盤オープナー

カニ目レンチ(カメラレンズスパナ レンズオープナー)

レンズサッカー 吸盤

ブロワー

レンズクリーニングリキッド

レンズクリーニングペーパー

精製水 

無水エタノール

防湿ケース

まとめ

今回は、オールドレンズを分解してのレンズのクリーニングをやってみた。 初めての作業ではあったがうまくいってよかった。
必要な工具を一度集めれば、他のオールドレンズのメンテナンス、清掃時に利用できるので良い機会だった。
オールドレンズは複数持っているので今後、他のレンズもメンテナンスを行おうと思う。
オールドレンズはカビが生えていたりすると安いものも多いのでジャンクレンズを漁るなど新しい遊びが捗りそうだ。
筆者は、カメラのキタムラのオンラインショップで安いオールドレンズをよく探している。
MFのオールドレンズは、機構上分解しやすく自身の手でメンテンナスができよりレンズに愛着が湧いた。

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