- はじめに
- クレジットカードのコンタクトレス決済について(クレジットカードのタッチ決済)
- シンガポールの公共交通はクレジットカードのコンタクトレス決済(Visaタッチ等)で乗車可能
- SimplyGoアプリにクレジットカードを登録して乗車履歴の管理も出来る
- シンガポールには日本のSuicaやPASMO、ICOCAの様なプリペイド式のICカードもある
- シンガポール旅行でたくさん公共交通機関に乗るならシンガポール ツーリスト パス(Singapore Tourist Pass)がお得
- タッチ決済に対応したおすすめクレジットカード
- まとめ
はじめに
海外旅行でよく悩むのは現地での決済方法についてが多い。
特に、いくつかの国をまたがって旅行するときは現地通貨を用意するのが面倒なことが多い。
そんな時にはクレジットカードが利用できると心強い。
シンガポールは通貨がシンガポールドルでもちろんホーカーセンターや個人店などで食事を楽しむなら現金は必須だ。
現金の両替の手間を考えると移動などではクレジットカードを積極的に利用して現金の消費を抑えたい。
今回は、シンガポールでは公共交通機関でもクレジットカードが利用できたので紹介しようと思う。
クレジットカードのコンタクトレス決済について(クレジットカードのタッチ決済)
クレジットカードの国際ブランドによってコンタクトレス決済が利用できるかは異なる。
コンタクトレス用の非接触ICカードリーダ付近に国際ブランドが書かれているので書かれたブランドのみ利用可能だ。
例を上げるとapple pay対応でもアメックスのコンタクトレスは非対応といったことがある。
各国際カードブランドごとに、VISAカードがVISAのタッチ決済、JCBカードがJCBのタッチ決済、アメックスがアメリカン・エキスプレスのタッチ決済(コンタクトレス決済)、Mastercard(マスターカード)がMastercardコンタクトレスと呼称されている。
また、公共交通機関ではスマートフォンやスマートウォッチのapple payやgoogle walletのタッチ決済は非対応で、物理カードのみ受け付けるパターンも存在するので注意が必要だ。
シンガポールの公共交通はクレジットカードのコンタクトレス決済(Visaタッチ等)で乗車可能
シンガポールの公共交通機関 MRT、LRTとバスではMastercardかVisaカードのコンタクトレス決済で乗車が可能。
アメックスやJCBカードのタッチ決済では乗車できないので注意が必要。
公式サイトでは、apple payでも乗車可能と書いてあったがapple payに登録したタッチ決済対応のVISAカードを使って現地のバスに乗車した際、うまく反応しなかったので物理カードを利用したほうが確実だろう。
MRT(Mass Rapid Transit)
シンガポールのほぼ全域をカバーする地下鉄や高架鉄道(電車)のこと。
空港から市街への移動でも多くの人が利用したのではないだろうか?
マス・ラピッド・トランジットのアルファベットの頭文字を取ってMRTと呼ばれている。
乗車にはクレジットカードのタッチ決済が利用できる。
VISAカードとMastercardで乗車可能だ。
短期間の旅行であれば乗り放題のシンガポールツーリストパス(Singapore Tourist Pass)を買うのが手軽だ。
シンガポール・ツーリスト・パスでは、MRTやバスにLRTも乗車が可能。
※一部乗れないバスや交通手段もあるので後述しているシンガポールツーリストパスについての項目を参照。
バス
香港と同じく2階建てバスも走っているシンガポール
バスも、クレジットカードの国際ブランドのロゴがあればクレジットカードのタッチ決済で乗車可能。
VISAとMastercardで乗車できる。
LRT
旅行ではあまり利用しないかもしれないが、シンガポールにもLRTが走っている。
こちらでもタッチ決済乗車可能なようだ。
SimplyGoアプリにクレジットカードを登録して乗車履歴の管理も出来る
SimplyGoアプリを利用するメリットは、乗車履歴と利用した運賃の確認が出来ること。
乗車履歴も利用した運賃の確認必要なければクレジットカードをダイレクトに改札機やカードリーダーにタッチして決済すればOK。
ただし、ユーザ登録にはシンガポールの電話番号が必要なので旅行者では少しハードルが高い。
iOS版SimplyGoアプリ
apps.apple.comandroid版SimplyGoアプリ
シンガポールには日本のSuicaやPASMO、ICOCAの様なプリペイド式のICカードもある
NETS FlashPayカードとSimplyGo EZ-Linkカードと2種類存在している。
旅行であればクレジットカードのタッチ決済が公共交通機関でも対応しているので現在では在住者や長期滞在者以外は、ほぼ不要と思われるが簡単に紹介だけする。
EZ-Link イージーリンク カード(SimplyGo対応アップグレード済みカード)
いわゆる日本のSuicaなどに近いが現地在住者向けに銀行口座紐付けなども出来ることを考えるとPiTaPaのほうが似ているかもしれない。
以前のEZ-Linkカードとは少し異なりSimplyGo EZ-Linkカードとなりアップグレードされたカード。
以前のEZ-Linkカードは2024年06月01日以降、SimplyGoに対応したEZ-Linkカードにアップグレードしないと公共交通機関などでも利用できなくなったようなので注意が必要。
過去の旅行でEZ-Linkカードで持っていた人は、MRTの駅券売機でアップグレード処理をすることですでに所有しているEZ-Linkカードやチャームを引き続き利用できるようだ。
ただし、カード自体の有効期限が5年なので購入から5年以上経ったカードはいずれにせよ交換が必要。
NETS FlashPayカード ネッツ フラッシュ ペイ
NETS FlashPayカードもSimplyGoに対応しているためほぼEZ-Linkカードと違いがない。
有効期限が7年とEZ-Linkカードより2年有効期限が長いようだ。
店頭利用時は、フラッシュ ペイと言ったほうが通じるようだ。
NETSはNETSで別のサービスが有るためだろう。
NETS FlashPayカードは、Klookでチャージされた状態で販売されているので旅行者でも利用できなくもないがカード自体の購入費用も含まれているためお得感はあまり感じない。
klookで予約した場合の受取場所は、チャンギ国際空港にあるJewelかRed Dot Design Museumのklookカウンターのみとなっているようだ。
タッチ決済対応のクレジットカードを持っているのであればクレジットカードを使ったほうが便利。
シンガポール旅行でたくさん公共交通機関に乗るならシンガポール ツーリスト パス(Singapore Tourist Pass)がお得
シンガポールツーリストパス(Singapore Tourist Pass)は、いわゆる公共交通乗り放題の乗車券。
ICカードなので改札機にタッチするだけで乗車できる。
利用期間も1日用、2日用、3日用と3種類ある。
ただし、セントーサ エクスプレス、RWS8(セントーサ島へ行くバス)、急行バスには乗れないので注意。
シンガポールツーリストパス | 1日用 | 2日用 | 3日用 |
---|---|---|---|
価格 | 17SGD | 24SGD | 29SGD |
※SGD=シンガポールドル
※他にICカードのデポジットが100SGD必要。
※ICカードの返却で100SGD返ってくる。
3日用については、他にセントーサエクスプレス バンドル (Sentosa Express Bundle)とチャンギ レコメンド バンドル(Changi Recommends Bundle)の2種類が存在する。
セントーサエクスプレス バンドル (Sentosa Express Bundle)
セントーサエクスプレス バンドルは3日用のシンガポールツーリストパスにセントーサエクスプレスの25%オフクーポンが1枚セットになった商品だ。
価格は、32SGD。
シンガポールに3日滞在程度でユニバーサル・スタジオ・シンガポールやカジノなどでセントーサ島へ行く予定があるのであれば少し安くアクセスすることが出来る。
チャンギ レコメンド バンドル(Changi Recommends Bundle)
チャンギ レコメンド バンドルは3日用のシンガポールツーリストパスにチャンギ国際空港をもっと楽しめるクーポンが付いているらしい詳細は公式ページを参照。
価格は、48SGD。
thesingaporetouristpass.com.sg
シンガポールツーリストパスのデポジット返却処理はチャンギ国際空港で可能
シンガポールツーリストパスの購入時にデポジット100SGDも別途支払っていると思うが、デポジットはチャンギ国際空港で受け取ることが可能だ。
場所は、第2ターミナルまたは第3ターミナルのMRTの改札そばにあるチケットカウンターで可能。
筆者が訪れた平日は第3ターミナル側のチケットカウンターは営業していなかったため第2ターミナル側の改札にあるチケットカウンターでシンガポールツーリストパスのICカードの返却を行い100SGDを受け取った。
タッチ決済に対応したおすすめクレジットカード
シンガポール旅行に行くのであればタッチ決済に対応したクレジットカードは持っておいたほうが良いだろう。
クレジットカードをまだ持っていないのであれば旅行にも最適なタッチ決済にも対応したエポスカードがおすすめだ。
※海外旅行と日常で共通に利用できるSIMカードの情報はこちら。
blog.fubukiefsf.info
まとめ
今回は、シンガポールの公共交通機関でクレジットカードのタッチ決済で乗車できるかを紹介した。
筆者が、シンガポールを訪れた際は滞在時間が24時間も無く忙しなく活動をしたがクレジットカードのタッチ決済で公共交通機関が利用できたため気軽にバスやMRTに乗車することができた。
海外でのクレジットカードでの決済となるためクレジットカード会社の手数料が入ってしまうが利便性と引き換えに納得して利用していた。
SimplyGoアプリがシンガポールの電話番号必要なく利用できるともっと快適になるので少し残念だった。
短期滞在で公共交通をたくさん使うのであればシンガポール ツーリスト パスが一番手軽だと思う。
近年、クレジットカードのタッチ決済で公共交通機関が利用できる機会が増えている。
日本でも利用できる事業者が増えているのでタッチ決済に対応したクレジットカードは最低1枚でも持っておきたい。