- はじめに
- 深圳湾口岸
- 香港国際空港から深圳湾口岸までの路線バス
- 香港市街地(尖沙咀・中環など)からは屯馬線と路線バスでアクセスできる
- 屯門駅から深圳湾口岸
- 天水囲駅から深圳湾口岸
- 元朗駅から深圳湾口岸
- 香港空港から深圳湾口岸までのバス運賃を足した場合(参考値)
- 深圳湾口岸からは地下鉄で深セン各地へ移動が可能に
- 1号線(羅宝線)高新園駅直結のショッピングモールにHuaweiの旗艦店がある
- 香港・深セン旅行へ行く前の準備は済んでる?
- 海外旅行でも活躍タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応したおすすめのクレジットカード
- まとめ
はじめに
香港国際空港から深圳への移動は、上水まで路線バスで行き深圳の羅湖や福田方面へ香港MTRを使って移動する方法は結構メジャーなのではないだろうか?
しかし、羅湖経由ルートだと世界之窓やハイテク企業の本社が多い深圳南山区のハイテクパークや深圳大学方面へ行くには少し遠回りになってしまう。
近年、深圳湾口岸まで香港側では香港口岸人口島と屯門を結ぶ橋が開通、深圳側では深圳地下鉄13号線が開業し香港国際空港側からの深圳南山方面や深セン宝安国際空港へアクセスが良くなった。
今回は、路線バスと深セン地下鉄13号線を使った、香港国際空港から深圳湾口岸経由で中国本土深圳へ向かうルートを紹介しようと思う。
香港中心地(尖沙咀・中環など)からも香港MTR屯馬線で天水囲や元朗、屯門に移動しても同じ方法で移動することが可能だ。
※香港国際空港から深圳へ羅湖やその他手段を使った移動方法はこちら
深圳湾口岸
深圳湾口岸は香港の天水圍(Tin Shui Wai)や元朗、屯門からバスでアクセスでき、深圳の南山区と接している陸路の出入境ポイントだ。
近年は中国本土と香港を往来するビジネス利用者にも人気が高い。
深圳湾口岸を利用するメリットは、ハイテクパーク(深圳高新技術産業園区)や深圳宝安国際空港へアクセスする場合に有効だ。
これらのエリアに行く予定がある旅行者やビジネスマンにとって、効率的なルートとなる。
営業時間について
*06:30〜24:00 *
このイミグレーションは、香港側から深圳側までイミグレーション内を徒歩だけで移動する。
香港空港からスカイリモで深圳へ行く場合に通ったことがある人も居るだろう。
香港国際空港から深圳湾口岸までの路線バス
深圳湾口岸まで直通のバスは、香港空港からは発着していない。
まずは、屯門市中心 / MTR屯門駅付近(A33・A33X・E33)か屏廈路(Ping Ha Road)/ MTR天水囲駅付近(A37・E37)、形點I(YOHO Mall I)/ MTR元朗駅(A36・E36)に移動してバスを乗り換える必要がある。
A33などAから始まるバスは空港バスで停車する停留所が少ない、E33などEから始まるバスは各駅停車的なバスなので停車する停留所が多い。
主要な場所までバスに乗るのであれば、Aから始まる番号のバスをおすすめする。
Nから始まる深夜バスもあるが深圳湾口岸は24時間営業ではないので割愛。
乗り換え場所をわかりやすくするため香港MTR屯馬線の駅名とあわせて紹介する。
なお、乗り継ぎ先のバス路線が異なるため下車後、都度バス停を探す必要がある。
バス停に書かれた番号を探すと分かりやすい。
香港国際空港からバスを乗り換える屯門付近までのバス運賃は、屯門までが15.7HKD、その他(天水囲駅、元朗駅)が19.8HKDほどで移動できる。
香港市街地(尖沙咀・中環など)からは屯馬線と路線バスでアクセスできる
香港MTRの屯馬線(旧西鉄線)で深圳湾口岸までの路線バスが発着する駅へ向かい乗り換えることで深圳湾口岸へアクセス可能だ。
屯馬線からであれば天水囲駅でB2P・B2Xの路線バスに乗り換えるのがバスの運賃が他の駅から乗り継ぐより安くおすすめだ。
屯門駅から深圳湾口岸
バス路線番号:B3M(屯門駅)・B3X(屯門市中心)・B3(屯門市中心)
※()内はバス停名
運営会社:City Bus
バス運賃:16.5HKD(深圳湾口岸まで)
City Busでは、オクトパスカードのほか、Visaとマスターカードのタッチ決済に対応している。
天水囲駅から深圳湾口岸
バス路線番号:B2P(天盛苑)、B2X(天盛苑)
※()内はバス停名
運営会社:New Lantao Bus
バス運賃:11.3HKD(深圳湾口岸まで)
New Lantao Busなのでクレジットカードのタッチには対応していない。
オクトパスカードは利用可能。
元朗駅から深圳湾口岸
バス路線番号:B2(元朗港鐵站)
※()内はバス停名
運営会社:New Lantao Bus
バス運賃:15.8HKD (深圳湾口岸まで)
New Lantao Busなのでクレジットカードのタッチには対応していない。
オクトパスカードは利用可能。
香港空港から深圳湾口岸までのバス運賃を足した場合(参考値)
経由地 | 合算運賃 |
---|---|
屯門 (A33) | 32.2HKD |
天水囲 (A37) | 31.1HKD |
元朗 (A36) | 35.6HKD |
※いずれもAから始まる空港バスを利用した場合。
※特殊な割引などは割愛し単純な合算で表示。
クレジットカードのタッチ決済を活用して深圳湾口岸まで移動するなら屯門経由。
オクトパスカードで移動するなら天水囲を経由するのが最安値のようだ。
最大でも約3.5HKDほどの差なのであまり価格は気にせずに移動するのが良さそうだ。
深圳湾口岸は中国本土側にあるためバスは長い橋を渡る。
深圳湾口岸からは地下鉄で深セン各地へ移動が可能に
深セン地下鉄13号線(石岩線)
深圳湾口岸を抜けた先には2024年12月に深セン地下鉄13号線の深圳湾口岸駅が開業し利便性が向上した。
深圳地下鉄13号線は4号線と同じく香港MTR(深圳)こと港鉄軌道交通(深圳)が運営している。
車内の放送なども香港MTRとほぼ同じ仕様となっている。(放送に広東語がある)
駅や車内のロゴも深圳MTRのものではなく香港MTRのものがあしらわれている。
地下鉄開業前は、バスやタクシーでのアクセスとなっており慣れない旅行者には少し不便であった。
13号線は、現在、高新中(ハイテクセントラル)まで開業している。
高新中までの途中、1号線(羅宝線)、2号線/8号線、9号線、11号線と乗り換えが可能だ。
深圳の秋葉原にあたる華強北の電気街へ行くなら1号線の華強路駅か、2号線/8号線の華強北駅へ出るのが便利だ。
13号線から乗り換え2号線/8号線で華強北へ行くのは少し遠回りなので1号線で向かうことをおすすめする。
また、2号線と8号線は一体的に運営されているため、赤湾方面が2号線、小梅沙方面が8号線と案内されている。
深圳宝安国際空港へは后海駅で11号線に乗り換え
深圳の空港、深圳宝安国際空港へ行くには、深圳湾口岸から深圳MTRの13号線で后海駅まで行き11号線に乗り換えることでアクセスが可能だ。
レアケースかもしれないが、香港国際空港から深圳宝安国際空港へ乗り継ぐときに利用できるかもしれない。
1号線(羅宝線)高新園駅直結のショッピングモールにHuaweiの旗艦店がある
深大駅で乗り換えて隣の高新園駅直結のショッピングモールにHuaweiの旗艦店がある。 過去にXiaomiの旗艦店もあったが今は閉店し高新園駅直結のショッピングモールには存在しない。
Huawei旗艦店
過去にあったXiaomiの旗艦店(2019年当時)
香港・深セン旅行へ行く前の準備は済んでる?
海外旅行でも活躍タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応したおすすめのクレジットカード
エポスカード
海外旅行に最低限必要な機能を備えているクレジットカード。
さらに年間の利用額に応じてゴールドカードのインビテーションも届く。
まとめ
今回は、深圳湾口岸経由で香港から深圳へ向かう方法を紹介した。
屯門方面は旅行ではほとんど行くことは無いだろうが深圳へ抜けるルートが存在する。
本記事に記載の手順を逆手順で進めば深圳から香港への移動にも利用できる。
香港MTRの東鉄線で羅湖や落馬洲から深圳へ向かうルートが楽でポピュラーだが屯馬線で屯門方面から深圳湾口岸へ向かうルートも面白いのでチャレンジしてみて欲しい。