
- はじめに
- なぜ「Visaタッチ」ではなく「オクトパス」なのか?
- 準備:必要なもの
- 手順①:アプリのインストール
- 手順②:バーチャルカードの新規発行
- 手順③:【最重要】エクスプレスカード設定
- 現地でのチャージ方法(Top Up)
- 利用履歴の確認
- よくある質問(FAQ)
- どうしてもアプリが上手くいかない場合
- まとめ
はじめに
香港旅行の必須アイテム「オクトパスカード(八達通)」。 実はiPhoneユーザーであれば、現地の空港で並んでカードを買う必要はない。
日本にいる間にアプリで発行し、日本のクレジットカードでチャージまで完了できるからだ。
本記事では、物理カードを一切使わず、iPhone(Apple Pay)だけで香港の交通機関を乗りこなす設定手順を、2026年の最新情報に基づいて解説する。
【結論】iPhoneユーザーならアプリ一択
| 特徴 | スマホ版(Apple Pay) | 物理カード |
|---|---|---|
| 入手場所 | 日本の自宅(アプリ) | 香港の空港・駅 |
| チャージ | 日本のクレカでOK | 現金のみ(基本) |
| 残高確認 | スマホ画面で即時 | 改札機・専用機 |
| デポジット | 50 HKD | 50 HKD |
Androidユーザーの方へ
残念ながら旅行者向けのモバイルオクトパスはiPhoneのみ対応だ。Androidユーザーは現地で「物理カード」を購入しよう。
買い方は以下の記事で解説している。
なぜ「Visaタッチ」ではなく「オクトパス」なのか?
「最近はクレジットカードのタッチ決済でMTRに乗れるから、オクトパスはいらないのでは?」
そう思うかもしれないが、香港を遊び尽くすならオクトパス(アプリ)は必須だ。
理由は以下の通り。
- MTR乗り継ぎ割引(BBI): バス⇔地下鉄の乗り継ぎ割引は、基本的にオクトパスのみ適用される。
- ローカル店での決済: 昔ながらの食堂(茶餐廳)や、街中の自販機は「現金かオクトパスのみ」が多い。
- ミニバス・トラム: クレカ未対応の車両がまだ多い。
アプリを入れておけば、これら全てをiPhone一台でカバーできる。
準備:必要なもの
- iPhone 8以降 または Apple Watch Series 3以降
- Apple Payに登録済みのクレジットカード
- 推奨:Mastercard / Visa / JCB
- ※AMEXはチャージに使えない場合があるため注意。
手順①:アプリのインストール
旅行者が使うべきアプリは、英語対応された公式アプリ「Octopus for Tourists」だ。
似たアイコンの「Octopus(通常版)」もあるが、香港の電話番号が必要になるため、必ず「Tourists」の方を入れよう。
手順②:バーチャルカードの新規発行
アプリを開き、以下の手順でカードを発行する。所要時間は3分ほどだ。

1. カードの追加
画面右上の「+」ボタン、または「Get New Octopus」をタップする。

2. チャージ金額の決定
最初にチャージする金額を決める。 * Deposit(デポジット): 50 HKD(約1,000円)が必ず必要。これは解約時に返金される。 * Initial Top Up(初回チャージ): 最低100 HKDから。

3. Apple Payで支払い
「Pay with Apple Pay」をタップし、iPhoneに登録済みのクレジットカードで支払う。 成功すると、Apple Walletに「虹色のオクトパスカード」が追加される。

手順③:【最重要】エクスプレスカード設定
これをしておかないと、改札を通るたびにFace ID認証が必要になり、非常に不便だ。
「iPhoneの画面が消えたままでもタッチできる」ように設定しよう。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「ウォレットとApple Pay」をタップ
- 「エクスプレスカード」をタップ
- 「Octopus」 を選択してONにする

現地でのチャージ方法(Top Up)
残高が減ってきたら、いつでもどこでもチャージできるのがアプリの強みだ。
- 「Octopus for Tourists」アプリを開く
- 「Top Up」をタップ
- 金額を選んでApple Payで支払う
※注意点:
駅の増値機(チャージ機)やコンビニで、現金でチャージすることも可能だ。
「小銭が余ったからオクトパスに入れてしまいたい」という時に便利なので覚えておこう。
利用履歴の確認
アプリを開けば、いつ、どこで、いくら使ったかを確認できる。
「MTR」「Bus」「7-Eleven」など詳細が出るので、旅の記録としても役立つ。

よくある質問(FAQ)
Q. 日本のクレジットカードでチャージできない時は?
- MastercardかVisaを使っているか確認しよう。JCBやAmexは弾かれることがある。
どうしてもダメな場合は、現地の駅やコンビニで「現金チャージ」をするしかない。
Q. 帰国時に払い戻し(リファンド)はできる?
- アプリ内から「Refund」手続きが可能だ。
デポジット(50 HKD)と残高が、登録したクレジットカードに返金される(手数料11 HKDが引かれる場合がある)。
ただし、返金処理には数週間かかることがある。また次回香港に来るなら、そのまま残しておいても良い(3年間有効)。
どうしてもアプリが上手くいかない場合
「エラーが出て登録できない」「クレカが通らない」という場合は、諦めて現地の空港で物理カードを買うのが手っ取り早い。
トラブルシューティングに時間を費やすより、物理カードを手に入れて観光を楽しもう。
まとめ
iPhoneユーザーなら、オクトパスカードは「アプリ」一択だ。
空港に着いた瞬間から、両替もカウンターの行列もスルーして、エアポートエクスプレスやバスに飛び乗れる快適さをぜひ体験してほしい。

