※この記事はOM SYSTEM様より機材をお借りして実際に使用した体験をもとにレビューしています。
- はじめに
- 旅でのカメラはスマホじゃだめなの?
- OM SYSTEMとは?オリンパス時代から続く旅カメラの魅力
- OM SYSTEM OM-3をレンタルしてみた
- 旅行で活用!OM-3の注目機能まとめ
- OM-3を使って旅で撮った写真
- コンピュテーショナルフォトグラフィ機能も豊富
- OM-3はこんな人におすすめ
- 購入はこちらから
- OM-3用の注目スペックとアクセサリーについてはこちら
- まとめ
はじめに
OM SYSTEM様よりOM SYSTEM OM-3をお借りしたので実際に小旅行で使ってみた。
当BLOGとしてもOM SYSTEM(旧オリンパス / OLYMPUS)のカメラは旅にイチ押しのカメラで度々紹介している。
レンズまで含めてコンパクトで手ぶれ補正が強く、雨の中でも安心して利用できる耐候性も高く旅やアウトドアでも安心して持ち出せる。
今回は、国内小旅行でOM SYSTEM OM-3を持ち出して使ってきたので紹介する。
旅でのカメラはスマホじゃだめなの?
スマホでも旅の記録は撮れる。
しかし、あとで見返したときに「やっぱりちゃんとしたカメラで撮っておけばよかったな」と思う瞬間がある。
そこで今回、OM SYSTEM OM-3を旅カメラとして試してみた。
正直なところ、想像以上に“旅向き”な一台だった。
OM SYSTEMとは?オリンパス時代から続く旅カメラの魅力
「OM SYSTEM」は、元オリンパスの映像事業を継承して2021年に誕生したブランド。
防塵・防滴・手ぶれ補正に優れた「旅向けミラーレス」として、筆者も愛用している。
旅行カメラとして推したい理由は明快で、レンズ込みでのシステム全体のコンパクトさとタフさ(=防塵防滴&耐寒性)が段違い。
撮影に集中できるのが大きな魅力だ。
OM SYSTEM OM-3をレンタルしてみた
今回、OM SYSTEM様よりお借りしたのは以下のカメラとレンズ。
OM SYSTEM OM-3
2025年3月に発売されたミラーレスカメラ。
発表時からとても注目されていたカメラだ。
フラグシップモデル並の機能と、気軽に持ち運べるサイズ感を両立している。
※公式サイト:
OM SYSTEM OM-3 主な仕様
M.Zuiko Digital ED 12-45mm F4.0 PRO
- 重さ: 254g
- 防塵防滴に対応
- 特徴: 防塵防滴に対応した焦点距離12mmから45mmに対応した軽量でコンパクトなズームレンズ。
35mm換算で24-90mm相当、広角から中望遠まで幅広くカバーできる。 圧倒的な携帯性でF値固定の標準ズームレンズの中で最小最軽量のレンズ。
携帯性に優れていて旅行の時でも荷物になりにくく、カメラを首から下げたままの持ち歩きが容易で、撮影も軽快に行える。
OM-3のキットレンズにもなってセットでも販売されている。
最軽量×防塵防滴ズームの定番!
旅行で活用!OM-3の注目機能まとめ
OM SYSTEM OM-3の良いところ
軽い、安心して持ち出せる。
OM-3の第一印象は「軽い」。
レンズ込みでも荷物に入れても邪魔にならないサイズ感。
しかも防塵・防滴・耐低温設計で、ちょっとくらい天気が悪くても気にせず持ち歩ける。
バックパック1つで旅するタイプには、これだけでだいぶありがたい。
夜でもブレない!三脚いらずの安心感
OM SYSTEMの他のカメラでも言えることではあるが手ぶれ補正は異次元。
最大7.5段分の補正(レンズと協調時)に対応していて、夜景も街の光も手持ちでしっかり止まる。
旅先でふいに見つけた風景も、すぐに撮影してブレずに残せるのが魅力だ。
混雑する夜景スポットでも三脚いらずで撮れるのが荷物も減らせて一石二鳥である。
夜でもISOを上げすぎずに撮れるから、画質もそこそこキレイなままだ。
センサーも裏面照射積層型のものを採用しているので過去のマイクロフォーサーズのセンサーよりも暗い場所でも撮影しやすくなっている。
筆者は、露光時間5秒くらいまでであればほぼブレずに撮影できた。
AI被写体認識AFも搭載
人・動物・車・飛行機…様々な被写体をカメラが勝手に認識して追ってくれる。
被写体にもよるが特にスナップや街歩きでは、車や猫、鳥などにピントが勝手に合ってくれるありがたみを感じた。
風景のみであれば、不要と思われる機能だが旅行であれば風景以外にも撮りたいものがきっと見つかるだろう。
AI被写体や他の機能をもう少し削ってさらなる軽量さと価格を求めるならOM-5 MarkIIもおすすめ。
クリエイティブダイヤルが意外と使える
OM-3の正面、レンズの下あたりにある「クリエイティブダイヤル」。
背面でも上部でもなく、ちょっと珍しい位置にあるこのダイヤルが、旅カメラとしてはけっこう便利だった。
シーンに応じてカラープロファイルコントロール(COLOR)、モノクロプロファイルコントロール(MONO)、アートフィルター(ART)、カラークリエーター(CRT)を簡単に選択できる。
細かい設定を気にせず「それっぽく撮りたい」なら、クリエイティブダイヤルを回すだけで準備完了。
旅行中にさっとカメラを構えて、すぐ撮りたい場面は多い。
このダイヤルのおかげで思考ゼロでも、それっぽいちょうどいい仕上がりになるのはありがたい。
旅のテンポ感と撮影のバランスをうまく保てる仕掛けになっていると感じた。
撮ったその場でスマホに転送。SNS派にも◎
アプリ経由ではあるがWi-Fi転送やBluetooth接続もスムーズで、旅先で撮った写真をその場でスマホに送ってすぐ共有できる。 SNSやブログにリアルタイムで上げたい人にとっても安心できる機能が搭載されている。
SSWF超音波防塵フィルター
オリンパスからのOM SYSTEMユーザならおなじみの機能をOM-3もちろん搭載。
超音波を利用してセンサーについたチリやホコリを振動で落とす機能だ。
筆者は、過去オリンパスのE-500から長くOM SYSTEMのカメラを使っているが、これまでほとんどセンサーの掃除をしたことがない。
これは、使い方の問題だけでなく、SSWFという防塵対応機能が搭載されているからだろう。
センサーサイズが小さいことも影響するかもしれないが、センサーの小ささがメリットとなっている箇所ではないだろうか。
他社のカメラでは、センサーのゴミの除去で修理に出したりといった話を聞くが筆者は今のところ経験したことがない。
他のマイクロフォーサーズレンズも活用可能
OM-3はマイクロフォーサーズマウントを採用しているので、OM SYSTEM(旧オリンパス)やPanasonic(Lumix)、シグマなどのマイクロフォーサーズレンズ資産がそのまま使える。
旅用の軽量ズーム、明るい単焦点、超広角、望遠、マクロ…目的に応じたレンズをすでに持っている人は、OM-3にそのまま流用できる。
特にOM SYSTEMのPROレンズシリーズは防塵・防滴に対応しているので、OM-3との組み合わせで全天候対応の“旅に強いシステム”が組めるのが大きな魅力。
すでにマイクロフォーサーズ機を使っているなら、OM-3はボディだけ買えばOK。 これまでの資産を活かしながら、撮影体験をアップグレードできる。
重量的にあまりメリットはないがフォーサーズのレンズもマウントアダプター込みで装着も可能。
防塵防滴にするならレンズもセットで
ボディ側が防塵防滴でも、レンズが対応していなければ効果は半減。
今回は防塵防滴対応の12-45mm F4 PROを装着して、雨の中でも安心して撮影できた。
実際、小雨の中での撮影でも機材の不安ゼロ。
旅先の突然の天候変化に強いのは大きな安心材料となる。
OM-3を使って旅で撮った写真
実際にOM-3と12-45mm PROで撮影した旅のスナップをいくつか紹介する。
カメラからの撮って出しの写真のみを掲載。
夜の写真は東京大手町付近、他に鎌倉や福井県の東尋坊などの風景写真を掲載。
OM-3のコンパクトで持ち歩きやすいカメラが、どんな場面でも安心して撮れることが伝わると嬉しい。
※写真はすべて筆者撮影。
クリエイティブダイヤルでさっとモノクロに切り替えての撮影も楽しい。
街スナップ、夜景、自然風景など、OM-3は旅先のさまざまな場面で活躍する。
スマホよりも「写真を撮る行為」が一段楽しくなるカメラだった。
コンピュテーショナルフォトグラフィ機能も豊富
OM SYSTEM OM-3には、単なる撮影だけでなく「撮影体験を拡張する」機能が多数搭載されている。
代表的な機能をいくつか紹介する。
- ライブND:長秒露光を使ったような写真が、昼間でも三脚なしで撮れる。川の流れや滝などで特に効果的。
- 深度合成:ピント位置をずらしながら複数枚撮影し、被写界深度の深い写真を1枚に合成。商品撮影やマクロ撮影に便利。
- ハイレゾショット:以下で紹介。
これらの機能は、撮る楽しみを広げてくれるOM SYSTEMならではの特徴だ。
解像度がもっとほしいならハイレゾショット
OM-3には「ハイレゾショット」モードが搭載されており、通常の撮影よりも高解像度な写真を生成できる。
- 三脚ありのハイレゾショット:最大80M相当の写真を生成
- 手持ちハイレゾショット:最大50M相当の解像度を手持ちで実現
風景や建築、アート系の被写体を細部までしっかり記録したいときに便利。
ブログ用の写真はもちろん、印刷して飾る用途にも応えられる。
写真を大きなサイズへ引き伸ばして印刷しないならあまり出番がないかもしれないが、ハイレゾショット機能を利用することで高解像度の写真も撮ることができる。
OM-3はこんな人におすすめ
- スマホより高画質な旅写真を残したい
- コンパクトかつ丈夫なカメラがほしい
- 雨の日や夜景でもブレずに撮りたい
- マイクロフォーサーズレンズをすでに持っている
価格と他社機との違いは?
同価格帯のAPS-Cやフルサイズミラーレスと比べると、OM-3はコンパクトさと機能性のバランスが非常に優れていると感じた。
特に防塵防滴で全天候型のミラーレスカメラは限られており、旅先での安心感は抜群だろう。
さらにこのクラスで、−10℃の耐低温性能や最大6.5段分のボディ内単体の手ぶれ補正を備えているカメラは珍しく、同等の機能を求めるともう一段上の価格帯になってしまうことが多い。
実際に旅で使ってみて、そのタフさや安定感からも、“価格以上の装備が詰まった一台”という印象を持った。
価格だけでなく、“旅で失敗しない一台”としての価値があると筆者は考えた。
購入はこちらから
OM SYSTEMの公式オンラインストアで購入するとOMマイルが貯まる。
溜まったポイントとOM SYSTEM オリジナルグッズが交換できるのが嬉しい。
購入金額によって会員ランクが上がり、通常割引率やOMマイルの付与率、クーポンの割引率がお得になっていくのでOM SYSTEMの公式オンラインストアでの購入がおすすめ。
現在キャッシュバックキャンペーンも行われているのでこの機会に是非購入を検討してほしい。
OM-3用の注目スペックとアクセサリーについてはこちら
実際に筆者が購入して旅で活用しているおすすめ周辺アクセサリーや気になった製品をこちらの記事で紹介している。
まとめ
今回は、OM SYSTEM OM-3とM.Zuiko 12-45mm F4 Pro をお借りして実際に写真撮影を伴う旅へ出かけてみた。
スマホでは撮れない「旅の空気」を残せる一台。
防塵・防滴で持ち歩きも快適なOM-3は、旅好きにこそおすすめしたいカメラだと強く感じた。
次の旅をより鮮やかに記録したい人に、OM-3は確かな選択肢になるだろう。