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香港MTRの24時間乗車券「ツーリストデイパス」はお得なのか?使い方とメリットを徹底解説! | 香港

香港MTRの24時間乗車券「ツーリストデイパス」はお得なのか?使い方とメリットを徹底解説!

*※この記事は、筆者が実際に利用する予定の情報を元に、チケットの概要・活用方法・料金比較を事前に調査した内容をまとめています。 *

はじめに

香港旅行での移動手段は、MTR(地下鉄)・バス・タクシーなど、どの移動手段を多く利用するだろうか?
もし、MTR(地下鉄)をメインに旅行プランを立てているのであれば、MTR ツーリストデイパスをご存知だろうか?
このチケットは、香港内のMTRが24時間乗り降り自由となるチケットだ。
一部路線と区間は、利用対象外だがいわゆる香港のMTRの通ってる観光地であれば便利に利用できる。

今回は、香港MTRのツーリストデイパスを次の香港旅行のためにklookで予約して使うのに調査をしてみた。
KKdayでも同じツーリストデイパスがあるようなので利用したい方のサイトで購入するのが良いだろう。

香港MTR メトロ ツーリストデイパス(24時間乗車券)とは?

この「MTRツーリストデイパス」は、旅行者向けのいわゆる「香港の地下鉄1日乗車券」としても知られている。
利用できる対象者は、香港滞在期間が14日未満の観光客(香港非居住者)のみとなっている。
香港MTRの公式サイトからも購入可能だが、KlookKKDayを利用することで日本語に対応して購入が可能だ。

香港旅行で地下鉄(MTR)を1日に何度も利用する予定があるなら、知っておきたいのが「MTR ツーリストデイパス(24時間乗車券)」。
このパスは購入から24時間の間、香港の主要なMTR路線が乗り放題になる観光客向けの特別チケットだ。
空港から市内へアクセスした後、複数の観光地を効率よく巡る予定がある人にとって、交通費を大幅に節約できる便利な選択肢となるだろう。
対象外の路線も一部あるものの、主要な観光エリア(尖沙咀、中環、旺角、銅鑼湾など)はほぼカバーされており、短期間で多くのエリアを回りたい方には特におすすめだ。

利用できない路線・区間

・エアポートエクスプレス全線
・東鉄線の上水〜羅湖・落馬洲の区間を含む乗車

残念ながらエアポートエクスプレスではツーリストデイパスは使用できない
残念ながらエアポートエクスプレスではツーリストデイパスは使用できない

エアポートエクスプレスでは利用できないので別途エアポートエクスプレスのチケットを購入する必要がある。
現地でチケットを購入することもできるがあらかじめエアポートエクスプレスのチケットもKlookKKDayで購入したほうが現地であたふたせずに済む。

エアポートエクスプレスのQRコードリーダーのついた改札口
エアポートエクスプレスのQRコードリーダーのついた改札口

香港空港からの乗車時には改札はなく下車するときにQRコードを改札口に読み込ませることでチケットが利用できる。
QRコードの付いた改札口は少ないので周辺を見渡して探そう。

香港メトロ 東鉄線の金鐘〜上水間であればツーリストデイパスを利用できる
香港メトロ 東鉄線の金鐘〜上水間であればツーリストデイパスを利用できる

オクトパスカード買うのと24時間乗車券のどちらが良い?

オクトパスカードを使って普通に乗車した場合と比べても、75HKD(おおよそ1400円)以上利用する予定があるならツーリストデイパスのほうが割安になる。

香港MTRは現金とオクトパスまたは、クレジットカードのタッチ決済での乗車で運賃が異なる

前提として、香港メトロでは、現金で切符(トークン)とオクトパス(クレジットカードのタッチ決済)での乗車で値段が異なる。
オクトパスカードを利用したほうが現金で乗車するより安くなるため、旅行で数回だけ香港メトロに乗るならオクトパスカードは用意したい。
頻繁に香港へ渡航するわけでないのであれば空港で受け取れるツーリスト用のオクトパスカードを予約すると便利。
チャージはコンビニや地下鉄の駅などで可能。

クレジットカードのタッチ決済での香港MTR の乗車についてはこちらの記事を参照:
blog.fubukiefsf.info

MTRツーリストデイパスはどのくらい使えば元が取れる?

目安は24時間以内にオクトパスで75HKD(おおよそ1400円)以上の運賃になる場合はツーリストデイパスの元が取れる。
空港から目一杯使いたいのであれば、エアポートエクスプレスや市内直通のエアポートバスではなく、東涌線の東涌駅まで空港からバスで移動すればツーリストデイパスが利用できる。
東涌線とエアポートエクスプレスは途中線路を共有している。

香港国際空港からS1バスを使うと東涌線の東涌駅へ移動できる
香港国際空港からS1バスを使うと東涌線の東涌駅へ移動できる

東涌駅入口
東涌駅入口

実際に筆者が計画している乗車ルートとコストの試算

基準として、筆者の活用した例を示す。 この例では、旺角にホテルを取っていると仮定している。
スタートが東涌駅なのは、ツーリストデイパスではエアポートエクスプレスに乗車できないため、香港空港到着後にS1系統バスで東涌駅まで移動してツーリストデイパスを最大限利用するためだ。
香港空港から東涌駅までのバスにはクレジットカードのタッチ決済でも乗車できるためオクトパスカードや現金を用意する必要はない。

参考: blog.fubukiefsf.info

※以下は筆者のモデルルートを基にした想定乗車費用の試算を示す。

区間 オクトパス運賃
東涌駅 → 香港駅 24.3HKD
香港駅 → 尖沙咀 12.5HKD
尖東 → 啓徳 5.9HKD
樂富 → 油麻地 5.9HKD
油麻地→ 深水埗 4.9HKD
深水埗 → 中環 13.2HKD
中環 → 旺角 13.2HKD
合計 79.9HKD

上記表では香港空港到着後、東涌駅へバスへ移動(別料金)。
次に香港メトロ東涌線で香港駅まで移動して香港島のセントラルにあるミッド・レベルズ・エスカレーターや周辺を観光。
足を伸ばして香港島 鰂魚涌駅近くのモンスターマンションへも地下鉄でアクセスできるが今回は割愛。
再び香港駅から尖沙咀駅へ移動して重慶大厦で両替やビクトリアハーバーや九龍公園付近を観光、尖東駅から啓徳駅へ移動してショッピングモールのAIRSIDEや九龍城砦跡を見学。 九龍城砦跡からは散歩がてら樂富駅へでて油麻地駅へ移動してフルーツマーケットや周辺の街を散策。
油麻地駅から今度は深水埗駅へ移動して電気街をふらふらする。
ある程度満足したら再び地下鉄でホテルのある旺角駅へ戻る。
だいぶ詰め込んでいるが、このくらい巡るならツーリストデイパスがとてもお得になる。

香港MTRの駅の入口
香港MTRの駅の入口

どんな人におすすめ?

乗り放題が向く人

  • 1日で九龍〜香港島〜新界の幅広いエリアを周遊したい人。
  • 香港メトロ(MTR・地下鉄)以外の交通手段を使わない人。
  • 少しの移動でも地下鉄を使って体力を温存したい人。

向かない人の特徴

  • 一つのエリアを重点的に周りたい人。
  • バスやフェリー、トラムも活用したい人。

地下鉄だけでなくバスやフェリー、トラムも活用するならクレジットカードのタッチ決済も便利だ。
blog.fubukiefsf.info

コンビニや商店での買い物もキャッシュレスで過ごしたいならオクトパスカードを利用するのがおすすめ。
blog.fubukiefsf.info

受取場所・購入場所

ツーリストデイパスは以下の駅にあるエアポートエクスプレスのカウンターで香港MTRからの確認メールとパスポートを提示して窓口で受け取ることができる。 香港駅 / 九龍駅 / 青衣駅 / 香港空港駅(到着エリア)

受け取りのおすすめ場所は香港空港駅だ。
特に、空港からの移動で東涌駅から利用したい人は、香港空港駅でないと受け取りができないので注意してほしい。
各駅共に朝は、06:00少し前から、深夜は1:00過ぎまで受け取れるようだ。

購入はこちらから

旅行前に日本語でかんたんに購入できるので、出発前の予約がおすすめだ。

まとめ

今回は、香港MTRがほぼ全線24時間乗り放題になるMTR ツーリストデイパス紹介した。
香港エアポートエクスプレスと東鉄線の上水〜羅湖・落馬洲だけ乗車できないが、中国本土側の深圳へいかないのであれば利用することはないので問題ないだろう。
地下鉄での移動をメインに香港を隅々まで楽しむなら有効に利用できるのではないだろうか。
特に香港の暑い時期は、地下鉄を利用することで冷房で涼むことが出来て、地上を歩くのに比べ体力の消耗を抑えられる。
東京や大阪のように一駅くらいと歩かずに地下鉄移動をしたほうが上下移動伴うものの暑い外を歩くよりは楽だ。
観光地間の移動を香港の地下鉄で短時間でたくさん移動する香港旅行には間違いなくおすすめの1枚だ。