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OM SYSTEM OM-5 Mark IIレビュー | コンパクトで高画質、旅行に強いカメラの実力

OM SYSTEM OM-5 Mark IIレビュー | コンパクトで高画質、旅行に強いカメラの実力

※この記事はOM SYSTEM様より機材をお借りして実際に使用した体験をもとにレビューしています。

はじめに

OM SYSTEMの最新モデル OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO をお借りしたので、実際に海外旅行(香港・マカオ)で使用してみた。
筆者はこれまでもOM SYSTEMのカメラ(OM-1)を旅行用のメインカメラとして使っており、防塵防滴かつ軽量ボディと小型レンズの組み合わせで長時間の街歩きや観光でもストレスなく持ち運べることを重視している。
また、OM SYSTEMのカメラはレンズまで含めてコンパクトで手ぶれ補正が強く、荷物を減らしたい海外旅行ではかさばることの多い三脚を省略でき、雨の中でも安心して利用できる耐候性も高く旅やアウトドアでも安心して持ち出せるところも気に入っている。
今回紹介するOM-5 Mark IIは、前機種OM-5からさらに操作性や運用面が改善されており、旅行者として重要な「持ち運びやすさ」「充電・バッテリーの利便性」を中心に検証してみた。

OM SYSTEMとは?オリンパス時代から続く旅カメラの魅力

「OM SYSTEM」は、元オリンパスの映像事業を継承して2021年に誕生したブランド。
防塵・防滴・手ぶれ補正に優れた「旅向けミラーレス」として、筆者も愛用している。
筆者が旅行カメラとして推したい理由は明快で、レンズ込みでのシステム全体のコンパクトさとタフさ(=防塵防滴&耐寒性)が段違い。
タフな撮影環境でも機材を気にせず撮影に集中できるのが大きな魅力だ。

OM-5 Mark II の特徴

今回お借りしたOM-5 MarkII
今回お借りしたOM-5 MarkII

小型・軽量ながら防塵防滴

マイクロフォーサーズの利点を活かした防塵防滴ながらコンパクトなボディ。
レンズとの組み合わせによるが重量も軽くなりやすく、観光中に長時間持ち歩いても疲れにくい。
今回お借りしているレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO(254g)との組み合わせであれば、バッテリーなども含めて418g + 254g = 672gと軽量だ。
カメラの機種によってはボディのみで、この重さになることもあるだろう。
このレンズ、OM-5 MarkIIとセットとなって販売されている。
さらに、マイクロフォーサーズの特性から、このレンズとの組み合わせでは、焦点距離をいわゆる35mm換算すると、実質24-90mm F4通しのレンズとして利用できるため、旅行の限られた時間で写真を撮るならば近くから遠くまで撮れるズームレンズが便利だ。

レンズ交換式で表現力が広がる

OM SYSTEMのカメラが採用している、レンズマウントのマイクロフォーサーズシステムは、共通規格となっており、OM SYSTEMのレンズだけでなく、マイクロフォーサーズのレンズであれば利用ができる。
単焦点レンズにズームレンズもレンズの選択肢の自由度が高い。
代表的な他のメーカーだと、Panasonic(LUMIX)やSIGMAなどのマイクロフォーサーズマウントのレンズも利用できる。
ただし、防滴防塵として運用するならOM SYSTEMの防滴防塵なレンズとの組み合わせが、おすすめだ。
価格帯も広く、レンズの選択肢が多いのもマイクロフォーサーズシステムの魅力だと思う。
まずは、レンズセットで撮影を楽しみ、必要に応じてレンズを増やすのが楽しいだろう。

パンケーキズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)とOM-5 MarkIIの組み合わせ
パンケーキズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)とOM-5 MarkIIの組み合わせ

レンズが防塵防滴ではなくなるがパンケーキズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)を使うとよりコンパクトな見た目になる

小型でも十分な描写力

マイクロフォーサーズは、フルサイズと比べるとセンサーサイズは確かに小さいものの、システム全体の小型軽量さを重視するのであれば大きなデメリットとして感じにくいと筆者は考えている。
明るいF値のレンズを組み合わせれば、背景ボケも旅行スナップでは十分に表現できるのではないだろうか。
そもそも写真表現は人によって好みが分かれるもので、どのような描写を目指すか試行錯誤を楽しむこと自体がカメラの醍醐味だと思う。

特に旅行では記念写真や記録写真が中心になるケースも多く、背景を適度に残しておいた方が「どこで撮った写真なのか」が後から振り返りやすい。
背景を大きくぼかしすぎることで、かえって場所の記憶が曖昧になるケースも考えられる。
また、近年は撮った写真をスマートフォンやタブレット端末に取り込んで管理することが一般的で、大きく引き伸ばして印刷する機会は、それほど多くないのではないだろうか。
iPadやスマートフォンでの閲覧、フォトフレームでの表示、街中のプリンターでL版プリントしてアルバムに残すといった使い方であれば、OM-5 Mark IIの描写性能は十分に対応できる。
そういった使い方を前提とするなら、OM-5 Mark IIは小型軽量で扱いやすく、防塵防滴であり旅行用途において有力な選択肢になるだろう。

手ぶれ補正が強力

撮影シーンによるが、強力な手ぶれ補正のおかげで、OM SYSTEMのカメラをメインに使う筆者は、夜景や屋内撮影でも三脚なしで写真撮影を楽しんでいる。
旅行先で夜景撮影をしようとトラベル三脚を持ってはいるが最近はあまり出番がない。
シャッターは2秒タイマーのモードを利用することでシャッターを押したときの手ブレも抑えることが出来る。
シャッターモードやISOや露出補正などのカメラ設定もOM SYSTEMではおなじみのスーパーコンパネ/LVスーパーコンパネで直感的に手軽に変更可能だ。

SSWF超音波防塵フィルター

オリンパスからのOM SYSTEMユーザならおなじみの機能をOM-5 MarkIIももちろん搭載。
超音波を利用してセンサーについたチリやホコリを振動で落とす機能だ。
筆者は、過去オリンパスのE-500(2005年発売)からオリンパス・OMSYSTEMのカメラを複数台利用して来てセンサーの掃除したことがほとんどない。
これは、使い方の問題だけでなく、SSWFという防塵対応機能が搭載されているからだろう。
センサーサイズが小さいことも影響するかもしれないが、センサーの小ささがメリットとなっている箇所ではないだろうか。
他社のカメラでは、センサーのゴミの除去で修理に出したりといった話を聞くが筆者は現在まで経験したことがない。

AI被写体認識AFは非対応

OM-5 Mark IIはAI被写体認識AFに対応していない。
一見デメリットに見えるポイントだが、旅行シーンを中心に考えるとむしろメリットとして働く。
というのも、AI認識AFは便利な反面、「どの被写体を優先させるか」「誤認識の補正」など、設定や挙動を気にする場面が意外と多い。
"撮っては移動"が基本の旅行では、この設定管理が意外とストレスになる。

一方でOM-5 Mark IIは、

  • コンパクトで常に持ち歩ける
  • 防塵防滴で天候を気にせず使える
  • 操作がシンプルで“撮りたい瞬間”を逃しにくい

という“旅カメラ”としての強みをしっかり備えている。

もし、動体撮影を主体とするならOM-3 OM-1 Mark II のほうが適任だ。
しかし「旅の記録を軽快に残したい」なら、余計な設定を気にせず、どんな環境でもサッと撮れるOM-5 Mark IIの方がむしろ快適だろう。

AI被写体認識がない=旅で迷わず使えるシンプルさ
これこそが、OM-5 Mark IIの魅力とも言える。

空港へ向かう列車内にて
空港へ向かう列車内にて

香港・マカオ旅行で実際に使用してみた

街歩きをしながらOM-5 Mark IIを使用してみた。

  • 小型ボディで長時間持ち歩いても疲れない。
  • 標準ズームレンズで広角から中望遠まで対応でき、スマホでは撮れない遠景や構図も簡単に撮影可能。
  • 夜景も手ぶれ補正で明るく撮影でき、三脚不要。
  • バッテリーは丸一日の撮影でも余裕があり、モバイルバッテリーでの充電も安定。

今回の旅ではカメラはOM-5 MarkIIだけ
今回の旅ではカメラはOM-5 MarkIIだけ

作例写真

作例写真はすべて、OM-5 MarkIIとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROの組み合わせで撮影。
写真は撮って出しで、ウォーターマークのみ追加。
記載の焦点距離を35mm換算にするときは2倍すること。

冰室で軽食 ISO 400 16mm  0ev f5.6 1/80s
冰室で軽食 ISO 400 16mm 0ev f5.6 1/80s

大根餅 ISO 400 27mm 0.3ev f5.6 1/3s
大根餅 ISO 400 27mm 0.3ev f5.6 1/3s

テンプルストリートにて ISO 400 15mm -0.7ev f5.6 1/500s
テンプルストリートにて ISO 400 15mm -0.7ev f5.6 1/500s

テンプルストリートにて2 ISO 400 45mm 0ev f8 1/13s
テンプルストリートにて2 ISO 400 45mm 0ev f8 1/13s

マカオにて ISO 200 12mm -0.3ev f5.6 1/125s
マカオにて ISO 200 12mm -0.3ev f5.6 1/125s

マカオにて2 ISO 200 12mm 0ev f4 1/2000s
マカオにて2 ISO 200 12mm 0ev f4 1/2000s

聖ポール天主堂跡 ISO 200 12mm -1ev f5.6 1/2000s
聖ポール天主堂跡 ISO 200 12mm -1ev f5.6 1/2000s

香港にて ISO 200 45mm 0ev f4 1/125s
香港にて ISO 200 45mm 0ev f4 1/125s

香港にて2 ISO 200 23mm 0ev f4 1/2000s
香港にて2 ISO 200 23mm 0ev f4 1/2000s

引退した地下鉄車両の展示にて ISO 800 14mm 0ev f4 1/40s
引退した地下鉄車両の展示にて ISO 800 14mm 0ev f4 1/40s

旅行での運用面(充電・バッテリー)

OM-5 Mark IIは旅行者に嬉しい運用面の改善がある。

  • USB-C端子の採用
    充電端子は、前機種のMicro USBからUSB-Cにアップデート。(充電速度は従来通り)
    スマホやモバイルバッテリーと同じケーブルで充電可能で荷物が減らせる。

  • 筆者が旅行での実体験で気づいたこと(香港・マカオ)
    モバイルバッテリーから充電できるので移動中に充電ができ、丸一日の撮影でもバッテリー切れの不安なし。
    軽量レンズとの組み合わせで街歩き中も快適に撮影できた。

メリット

  • 小型軽量で旅行に最適
  • 明るいF値のレンズで背景ボケも十分
  • バッテリー持ちと充電効率が良い
  • 望遠・広角ともにカバーでき、スマホでは撮れない写真表現が可能
  • USB-Cで他デバイスとケーブル共有可能
  • グリップが持ちやすいように改良されており、程よく握りやすい

デメリット

  • 超望遠撮影を本格的に行う場合はレンズが大きくなることもあるが、旅行用途の標準ズームであれば非常にコンパクト
  • ボケ量や高感度の特徴はシステムらしさがあるが、旅行スナップや街歩きではむしろ扱いやすく、安定した画づくりがしやすい

小型なカメラは取り回しが良い
小型なカメラは取り回しが良い

旅行向きのポイントが多く、日常〜旅カメラとしてバランスの良い1台。
超望遠や特大ボケが必要なシーン以外では、小型軽量さ・充電の手軽さ・描写力のバランスが非常に優秀で、使い勝手の良さが際立つカメラ。

購入はこちらから

OM-5 Mark IIは、小型でコンパクトだが決して入門機ではない。
他社の入門機と価格で比較してしまうかもしれないが、OM-5 Mark IIと比較すべきなのは中級機である。
機能面を確認してもらえれば入門機とは大きく異なることがわかるだろう。
そして、OM-5 Mark IIとOM SYSTEMのレンズのコストパフォーマンスの良さを是非実感してもらいたい。
OM SYSTEM公式オンラインストアで購入すると、OMマイルが貯まったり会員特典でお得に購入できたり、オンラインストアなら3年保証付きとメーカーならではの特典がある。
さらに現在はキャッシュバックキャンペーンも行われているので、この機会にチェックしてほしい。

まとめ

OM-5 Mark IIは、海外旅行での「持ち運びのしやすさ」と「撮りたい瞬間を逃さない性能」を両立した、まさに旅カメラにぴったりの1台だ。
明るいレンズと手ぶれ補正でしっかりとした描写力を確保でき、USB-C充電対応で旅先でも手軽に運用できるのも嬉しいポイント。
軽量ということは、荷物に制限のあるLCCに搭乗する際も持っていきやすい。
実際に香港・マカオで使ってみた感触からも、旅行シーンでの扱いやすさは抜群で、軽快に撮り歩けることを実感した。
旅行での持ち運びや充電の手軽さを重視する人、街歩きや観光で素早く撮影したい人には、OM-5 Mark IIはぜひ手に取ってほしいおすすめの1台だ。
OM-5 Mark IIは、小さなボディに大きな可能性を秘めている。
きっと旅行の思い出を、もっと特別なものに変えてくれる相棒になるだろう。