
- はじめに
- 結論:BTSは非対応、MRT・ARLは対応
- コンタクトレス決済とは(クレジットカードのタッチ決済)
- ARL(エアポート・レール・リンク)
- MRT(地下鉄・一部高架・モノレール)
- BTS Skytrain(スカイトレイン・高架鉄道)
- SRT(ライトレッドライン・ダークレッドラインなど近郊鉄道)
- タイの公共交通利用での注意事項
- 旅行におすすめのタッチ決済も対応したクレジットカード
- まとめ
はじめに
タイ バンコクは公共交通が発達しており、日本の"Suica"や"Pasmo"、"ICOCA"の様ににラビットカードやMRTカードなどICカードも発行されている。
しかしこれらのカードは、基本的に現地在住者向けのサービスであり、旅行者には使いにくく、BTS Skytrain(高架鉄道)とMRT(地下鉄)で共通のICカードや一日乗車券は存在しない。
ほかにも一部現地の人しか利用できない決済手段もあり海外からの旅行者は基本的に現金で切符(カードやトークン)を買って乗車することになる。
しかし、近年多くの国の都市を訪れるとクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)で公共交通手段に乗車できるケースが増えてきている。
タイ・バンコクではクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)で公共交通手段に乗車できるのか現地調査をしてみた。

結論:BTSは非対応、MRT・ARLは対応
結論から述べると、BTS(高架鉄道)の改札では、依然としてクレジットカードを直接タッチして乗車することはできない。
MRT(地下鉄)とARL(エアポート・レール・リンク) 、SRT(ライトレッドライン・ダークレッドライン)はタッチ決済で乗車可能。
旅行者が混乱しやすい各路線の対応状況を、以下の対応表にまとめる。
| 路線の種類 | クレジットカードタッチ決済利用可否 | 利用可能国際ブランド |
|---|---|---|
| ARL(エアポート・レール・リンク) | ◎ | VISA・Mastercard・JCB・銀聯(UnionPay) ※2025年11月08日から |
| MRT(地下鉄・モノレール) | ◎ | VISA・Mastercard |
| BTS Skytrain(高架鉄道) | X | |
| SRT(ライトレッドライン・ダークレッドライン) | ◎ | VISA・Mastercard・JCB・銀聯(UnionPay) |
※改札機にリーダーがない場合は、EMV Contactlessの表示を目印に専用レーンを利用する必要がある。
※2026年01月現在。
MRTとARL、SRTがクレジットカードのタッチ決済で乗車可能。
双方で利用できるのはVISAカード・Mastercardのタッチ決済(コンタクトレス決済)のみとなる。
ARL(エアポート・レール・リンク)とSRT(ライトレッドライン・ダークレッドライン)ではJCBカードのタッチ決済も利用可能だ。
多くの人が利用するであろう、空港から市街地への鉄道ARLでクレジットカードのタッチ決済で乗車できるようになったのが嬉しい。
やはり海外旅行は、タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応したVISAカード・Mastercardが最強かもしれない。
なお、注意事項として、apple pay(iPhoneやapple watch)に取り込んだVISAカード・Mastercardのタッチ決済はMRTやARTの改札機で弾かれたので必ず物理カードを持っていこう。
ちなみに、バンコクのSuicaやPasmo、ICOCAの様なICカードのラビットカードはBTSでのみ利用となるためBTSに乗る頻度が低いなら買う必要はなく都度切符を買ったほうがお得となる可能性が高い。
また、BTSにたくさん乗るなら1日乗車券もあるのでそちらを検討してほしい。
コンタクトレス決済とは(クレジットカードのタッチ決済)
クレジットカードの国際ブランドによってコンタクトレス決済が利用できるかは異なる。
コンタクトレス用の非接触ICカードリーダ付近に国際ブランドが書かれているので書かれたブランドのみ利用可能だ。(今回のバンコクの公共交通であれば改札機に記載されている。)
例を上げるとapple pay対応でもアメックスのコンタクトレスは非対応といったことがある。
各国際カードブランドごとに、VISAカードがVISAのタッチ決済、JCBカードがJCBのタッチ決済、アメックスがアメリカン・エキスプレスのタッチ決済(コンタクトレス決済)、Mastercard(マスターカード)がMastercardコンタクトレスと呼称されている。
ARL(エアポート・レール・リンク)
2025年11月08日よりクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)での乗車が出来るようになった。

ただし、MRT(地下鉄)と同じくapple payやgoogle payは利用できず物理カードが必要な可能性が高いので物理カードを持ち歩いたほうが良い。
切符の購入は現金のみなので注意が必要。
もし日本円しか持っていない場合は、空港内に両替所があるので両替する必要がある。
エアポート・レール・リンクの乗り場コンコースの奥にある両替所のレートがなかなか良い。

あまりいないと思うが、現金をまったく持ち合わせていない場合は、ATMでお金を下ろす必要がある。
しかし、ATMはATM利用手数料が高額になる場合があるためなるべくATM手数料の無いATMを探したい。
日本のクレジットカードのキャッシング機能を利用するとATM手数料が請求されないパターンも有るようだ。
スワンナプーム国際空港に到着した場合、バンコク中心地まで最初に乗車する機会が多い公共交通手段がARL(エアポート・レール・リンク)ではないだろうか?
スワンナプーム国際空港を出発すると、タイ国鉄イーストライン(東線)に沿ってパヤータイ駅までを結ぶ。
途中のマッカサン駅でMRTのブルーラインに乗り換え可能。
終点まで行くとBTSに乗り換えができる。

MRT(地下鉄・一部高架・モノレール)

最近は、モノレールも運営している。
クレジットカードのタッチ決済がすべての路線で可能。
利用できる国際ブランドは、VISAカードとMastercardのみ。

モノレールのみクレジットカードの改札機が異なるので注意
筆者は、初見でクレジットカード用の改札機がわからず切符を買ってしまった。

モノレールの一部駅ではBTSと改札が共通
モノレールの一部駅例えばWat Phra Sri Mahathat駅(ワット・プラシーマハタート駅)ではBTSと改札が共通となっており、乗り換える場合、一度改札を出場してBTSへの乗り換えであれば切符を購入またはrabbitカードで再入場、モノレールへの乗り換えであればクレジットカードのタッチ決済用改札を通過して再入場する必要がある。
通路に注意書きがあるので注意しよう。
日本のような乗り換え改札が無いためこの様な処理となるようだ。

MRT路線の種類
| 路線名 | 種別 | クレジットカードタッチ決済レーンについて |
|---|---|---|
| MRTブルーライン | 地下鉄・高架鉄道 | 改札機にリーダー搭載 |
| MRTパープルライン | 地下鉄・高架鉄道 | 改札機にリーダー搭載 |
| MRTピンクライン | モノレール | 改札機とは別で専用レーン有り |
| MRTイエローライン | モノレール | 改札機とは別で専用レーン有り |
※iPhoneのapple payでは改札を通過できないので物理カード必須。 ※モノレール駅には簡易Suica改札機を更に簡易にした機械が設置されている。
BTS Skytrain(スカイトレイン・高架鉄道)

3路線存在する。
クレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)での乗車は出来ない。
rabbitカードという日本のSuicaやPasmo、ICOCAの様なICカードカードが利用できる。
BTS Skytrainのみ1日乗車券も存在する。
短距離でも3往復程度乗車するなら一日乗車券がお得だ。
ケース的には、朝昼晩にBTSの駅近くのホテルを拠点に出かけた場合などお得になる計算。
一日乗車券は駅窓口でも購入可能。
もし、事前にクレジットカードで決済して一日乗車券を入手したいならKlookでの予約がおすすめ。
BTSの駅窓口にクレジットカードの利用可能表記があるが、300バーツ以上(日本円で約1500円)の決済からしか、クレジットカードは利用できない。
そのため旅行者は、BTSの初乗り運賃が17バーツであることを考えると基本的に現金での決済となる。
BTS Skytrain路線の種類
| 路線名 | 備考 |
|---|---|
| ライトグリーンライン(スクンビット線) | タッチ決済非対応 |
| ダークグリーンライン(シーロム線) | タッチ決済非対応 |
| ゴールドライン | タッチ決済非対応 |
BTSの一日乗車券やラビットカードはKlookで事前に予約が可能
BTS 一日乗車券 予約
BTS ラビットカード予約
SRT(ライトレッドライン・ダークレッドラインなど近郊鉄道)

利用できる国際ブランドは、VISAカードとMastercard、JCBカード、銀聯カード(UnionPay)で利用できるカードの種類も豊富。
LCCでタイ・バンコクに到着した際に利用することが多いドンムアン空港に到着した場合、SRTダークレッドラインが利用できる。
本数もそれなりにあるので利用しやすい。


SRT路線の種類
| 路線名 | クレジットカードタッチ決済レーンについて |
|---|---|
| ダークレッドライン | 改札機にリーダー搭載 |
| ライトレッドライン | 改札機にリーダー搭載 |
※iPhoneのapple payでは改札を通過できないので物理カード必須。
タイの公共交通利用での注意事項
タイなど海外では、日本と法律もルールも異なるため日本で可能なことでも海外ではNGな事が多いので車内や駅構内の注意書きはよく読もう。
車内や駅構内では飲食禁止
MRTやBTS、ARL、SRTでは日本のように食べるのも飲み物を飲むのも禁止だ。
ただし、タイ国内長距離を走るタイ国鉄車内は例外だ。
この措置は、タイに限らず日本以外の国では一般的である。
違反すると罰金があったりするので注意が必要。
駅の地下街にフードコートが併設されている場合があるがそちらでは飲食可能。
現地のルールを守って旅行を楽しもう。
旅行におすすめのタッチ決済も対応したクレジットカード
クレジットカードをまだ持っていないのであれば旅行にも最適なタッチ決済にも対応したエポスカードがおすすめだ。
海外旅行保険も充実しており年間の利用金額によってゴールドカードのインビテーションも届く日常でも旅行でも筆者が利用しているクレジットカードだ。
筆者は、海外手数料を抑えつつ、BTS用の現金を現地のATMで有利に引き出すために、以下の2枚を「標準装備」として活用している。
WiseとRevolutの作成はこちらから
MRTやARLや渡航時の支払いでタッチ決済(コンタクトレス)を多用するなら、海外事務手数料を抑えられ、アプリから即時凍結・解除ができるネオバンクが便利だ。
海外旅行において、メインのクレジットカードとは別に、小回りの利く決済手段を持っておくのが定石だ。
実体験に基づき、現在併用している2つのネオバンクをまとめる。
Wise(ワイズ)
銀行系カードに比べて両替手数料が極めて安く、現地通貨をそのまま保持できるのが大きなメリットだ。
- 利便性: アプリから即座にカードの「凍結・解除」が可能。紛失時のリスクコントロールがしやすく、精神的な安心感がある。
以下のリンクから登録すれば、最大75,000円分までの送金手数料が無料になる特典が適用される。
Revolut(レボリュート)
物理カードの利便性はもちろんだが、アプリ内で発行できる「バーチャルカード(使い捨てカード)」が非常に便利だ。
- 運用: 初めて利用する現地のWebサイトや、少し慎重に決済したい場面でバーチャルカードを利用。万が一のデータ漏洩リスクを最小限に抑えつつ、柔軟に運用できる。
申込みは以下の招待リンクから可能。
なお、紛失時のサポートや海外旅行保険の付帯(利用付帯)を考慮すると、サブのクレジットカードも持っておきたい。
旅行に最適なタッチ決済対応のエポスカード
は、年会費無料で持てるため、こうしたネオバンクと組み合わせて持つのに適している。
まとめ
今回は、タイ・バンコクの公共交通手段でクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)が利用できるか調査した。
タイでは、コンビニや飲食店でもクレジットカードの最低利用金額が存在し日本やクレジットカードの普及した国に比べるとクレジットカードの利用がしにくい。
セブンイレブンと安心してクレジットカードを利用しようとしてもレジに書かれた最低利用金額を上回っていないとクレジットカードは利用できない。
これは、タイの法律で最低利用金額が定められている兼ね合いのようだ。
また、日本のSuicaやPasmo、ICOCAの様な共通で利用できるICにカードも存在しないため、必ずある程度の現金を持っていた方が良い。
実際、筆者は調査を行った日、ベトナム・ホーチミン市経由でカンボジア・シェムリアップからタイ・バンコクへ移動してきたがタイではクレジットカードが最低利用可能金額設定のせいかあまり使えず少し戸惑った。
ベトナムでは、コンビニでもクレジットカードが可能で最低利用金額も殆ど聞かない。
カンボジアは、コンビニではクレジットカードが使えないものの繁華街の飲食店など屋台以外では普通に利用できた。
もしタイへ旅行などで渡航するのであればなるべく現金を持っていきたいところである。
海外旅行へ行くならあらかじめ現地で使えるSIMカードを用意しておきたい
blog.fubukiefsf.info※海外旅行と日常で共通に利用できるSIMカードの情報はこちら。
blog.fubukiefsf.info
海外旅行では、不安から「念のため」と荷物を詰め込みすぎてしまい、バックパックが肥大化しがちだ。
しかし、道具の選び方次第で、長期間の渡航であっても荷物は驚くほどコンパクトにできる。
実際に様々な国を旅して厳選した、身軽さと快適さを両立する「現地で本当に役立つ旅の道具リスト」の全貌は以下の通りだ。