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香港空港から入国せずマカオへ直通バスで直行する方法|空港直通バス完全ガイド(2026年無料キャンペーン体験記)

香港国際空港から入国せずマカオへ直通バスで直行する方法|空港直通バス完全ガイド(2026年無料キャンペーン体験記)

はじめに

香港国際空港でのトランジット(乗り継ぎ)を利用して、香港に入国せずそのままマカオへ移動する方法がある。
香港国際空港に到着し、目的地がマカオであるなら、一度も香港の入国審査を受けることなく直接マカオへ向かうことができる。

通常なら一度香港へ入国し、荷物を受け取り、バスやフェリーへ乗り継ぐ必要がある。
しかし実は、香港へ入国せずにそのままマカオへ移動できる公式ルートが存在する。

それが、空港制限エリア内から出発する直通バス
「マカオ・エクスプレス(澳門香港機場直通快線)」だ。

2026年1月20日から12月31日まで外国人旅行者向けの片道無料「Fly you to Macaoキャンペーン」が実施されている。

本記事では、

  • チケットの発行方法
  • 無料キャンペーンの使い方(実体験)
  • 荷物転送の注意点
  • 失敗しやすいポイント

を、現地で実際に検証した動線ベースで紹介する。

結論|このルートを選ぶべき人

次の条件に当てはまるなら、空港直通バスが最適解だ。

  • 香港には滞在せず、そのままマカオへ向かう
  • 預け荷物がある
  • 香港の入国審査の待ち時間を回避したい
  • 2026年の片道無料キャンペーンを活用したい

マカオが目的地なら香港への入国を完全スキップできるのが最大のメリットだ。

空港直通バスのメリット

  • 香港に入国せずマカオへ直行できる
  • カウンターでクレームタグを提示することで、預け荷物をスカイピアまで転送できる
  • 動線がシンプルで迷いにくい
  • 渋滞や乗り換えの影響を受けにくい

このルートが特に便利なケース

  • 深夜・早朝便で到着する
  • 初めての香港で乗り換えに不安がある
  • スーツケースなど大型荷物がある

注意しておきたいポイント

  • 運賃は通常ルートより高い
  • 乗り継ぎ時間が短いと利用できない場合がある

通常ルートの全体像(キャンペーン終了後も有効)

ここからは、実際の移動手順を到着から順に紹介する。

基本フロー

  1. 飛行機到着
  2. 入国審査へ進まず「Mainland / Macao Connection」表示へ
  3. 入国審査手前にあるTransfer Desks「E2カウンター」でチケット発券
  4. カウンターで手荷物タグ提示(最重要)
  5. APMでスカイピアへ移動
  6. 時間になったらバス乗車に
  7. マカオ入国

E2と書かれたエリアへ向かう
E2と書かれたエリアへ向かう

重要なのは、香港へ入国するイミグレーションを絶対に通らないこと

E2 38カウンターがバスの受付カウンターとなっている
E2 38カウンターがバスの受付カウンターとなっている

一度でも香港入国してしまうと、このルートは利用不可になる。
もし入国してしまった場合は、路線バスルートまたはフェリーを利用すればマカオへ向かう事ができる。

【体験記】2026年無料キャンペーンを実際に使ってみた

「Fly you to Macaoキャンペーン」キャンペーン概要(2026年)

  • 対象:空路で香港到着の外国人
  • 内容:マカオ行き直通バス片道無料
  • 引換:Transfer Area「E2」カウンター
  • 必要な物:パスポート+搭乗券半券

通常280HKD(約5600円 1HKD=20円で計算)の直通バスが無料になる。
早朝の便に乗る場合、E2カウンターが開くまで列が発生している場合がある。
事前に直通バスのサイトでチケットを予約しておけば希望の便に乗れる。
予約しなくても乗れるが席が予約で埋まってる場合は空いてる便まで待たないといけないため、事前予約をおすすめする。

バスの場合、座席が指定されるわけではないので、列が短くなってから並んでも問題ない。
実際にE2カウンターでパスポートと搭乗券半券を提示すると、その場で無料チケットが発券された。
処理時間は約5分もかからなかった。
事前に、印刷した紙にサインの必要があるがあらかじめ用意しておけば時間を短縮できる。 紙の印刷を忘れてきても現地で用意されている紙にサインすれば問題ない。
服にシールを貼られて完了となる。

日本語の説明もありわかりやすかった 澳門と書かれたシールを貼ってもらう
日本語の説明もありわかりやすかった 澳門と書かれたシールを貼ってもらう

注意点

  • 香港入国後は対象外
  • フェリーは対象外(2025年まではフェリーも対象だったが、2026年は直通バスのみ)
  • 1回の到着につき1枚

キャンペーン終了後は通常料金での発券になるが、動線は完全に同じだ。

最重要:手荷物タグの提示

ここが最大の失敗注意なポイント。

飛行機の預け入れ荷物がある場合、クレームタグ(荷物のシールの半券)をE2で提示する必要がある。

これにより:

  • 香港空港のターンテーブルに流れる予定の荷物を
  • → 空港スタッフが回収
  • → スカイピアのターンテーブルで受け取り
  • → 自身で直通バスまで持って行き積載してもらう
  • → マカオで再び受け取り

となる。
クレームタグの提示を忘れると、

「自分だけマカオ到着、荷物は香港」という荷物だけ香港に残るという最悪のケースが発生する。

タグ(航空券裏に貼られるシール)は絶対に破棄しないこと。

時間に余裕があるなら、E2カウンターの近くに無料シャワーもある。

APMでスカイピアへ

E2で発券後、専用ゲートを通過。 ゲートはバスの出発30分前までに通過する必要がある。
スカイピアにもコンビニなどはあるので余裕を持って移動したい。

こちらの専用ゲートで直通バスのチケットを提示してスカイピアへ向かう
こちらの専用ゲートで直通バスのチケットを提示してスカイピアへ向かう

APM(無人シャトル)でスカイピアへ移動する。
香港空港のターミナル内の移動でおなじみの新交通システムのような乗り物だ。

APMを待って乗車する
APMを待って乗車する

スカイピア到着後はエスカレータやエレベータで上層階へ上がる
スカイピア到着後はエスカレータやエレベータで上層階へ上がる

ここはまだ制限エリア内。
免税店も利用可能。

所要時間は10分程度。

直通バス乗り場について

スカイピアの直通バス乗り場は、APMを降りてエスカレータを登りきってから右側の奥にある。
ピックアップエリアの1〜5のいずれかから発着するようだ。
フェリーの乗り場にも同じ数字が振られているがバスとは別なので注意したい。

こちらはフェリー乗り場
こちらはフェリー乗り場

スカイピアの待合所について

スカイピアの待合スペースの様子 セブンイレブンもある
スカイピアの待合スペースの様子 セブンイレブンもある

スカイピアの待合所には、コンビニやUSB電源も完備されていた。

スカイピアのUSB電源ポートの様子
スカイピアのUSB電源ポートの様子

特に、45WのUSB-Cポートも用意されているところが利便性が高かった。
なお、通常のコンセントは用意されていなかったため、USB-Cケーブルを使って充電するのがおすすめだ。

スカイピアの荷物を受け取るターンテーブル

転送された預入荷物はここで受け取る。

直通バス乗り場の手前に荷物を受け取りのターンテーブルがあった
直通バス乗り場の手前に荷物を受け取りのターンテーブルがあった

港珠澳大橋を渡る

時間になったら、直通バス乗り場の待合スペースへ進める。

バスの出発時間が近づいたらこの奥の待合スペースでバスを待つことになる
バスの出発時間が近づいたらこの奥の待合スペースでバスを待つことになる

バスが到着するとさらにゲートを通ってバスへの乗車となる。

スーツケースは荷物室に預けバスへ乗車する
スーツケースは荷物室に預けバスへ乗車する

バスの座席は、特に指定がないため前の方に乗りたいなら早めにバスまで移動することをおすすめする。

スカイピアから出発し、港珠澳大橋(HZMB)を約45分で横断。

世界最長級の海上橋梁をバスで渡る体験は、それ自体が観光価値を持つ。

港珠澳大橋(HZMB)を走る路線バスの金巴やその他乗用車など
港珠澳大橋(HZMB)を走る路線バスの金巴やその他乗用車など

マカオ到着後の流れ

  1. マカオ入国審査
  2. 荷物受取
  3. 到着ロビーへ

ここで初めて「入国」処理が発生する。

香港ではなく、マカオに直接入国する形となる。

バスを降りたらこちらの入口からマカオのイミグレーションへ進む
バスを降りたらこちらの入口からマカオのイミグレーションへ進む

マカオ各地への移動の前に

マカオ内の移動は、無料のカジノバスを使うことが定番だったが、バスの待ち時間を考えると路線バスの利便性が高い。
マカオの公共交通は、現金と比べマカオパスを利用すると運賃が約半額になることが多いためマカオパスがあったほうが便利なことが多い。
コンビニでの買い物にもSuicaのように利用できるので1枚記念に持っておいてはどうだろうか。

到着ロビーにあるコンビニでもマカオパスが購入できる
到着ロビーにあるコンビニでもマカオパスが購入できる

他ルートとの比較

項目 空港直通バス 香港入国後B4+金巴
香港入国 不要 必要
荷物 自動転送 自分で運搬
通常料金 280HKD 約75HKD〜
所要時間 安定 混雑次第

コスト最優先ならB4ルート。
安定性と動線の美しさを取るなら直通バス。

現地で失敗しないために

乗り継ぎ時間

最低90分。
荷物ありなら120分確保が安全圏。
飛行機の到着時間から計算してバスを予約しておくのが良いだろう。

通信問題

港珠澳大橋上では中国本土電波を掴むことがある。

ローミング設定は事前確認。
eSIMahamoの海外ローミングを有効化しておくとよいだろう。
利用しているSIMの対象エリアに中国本土が含まれない場合は、橋の上では通信ができないのでマカオ到着まで景色を眺めて過ごすのをおすすめする。

【Saily】などのeSIMサービスであれば、マカオ、香港、中国本土を含むアジアプランなどを使用すると港珠澳大橋の上でもデータ通信ができる。

よくある質問

Q. 往復で使える?

キャンペーンは香港空港発のみ。
帰りも直通バスを使いたい場合は、マカオ→空港は有料となる。

Q. 子供も無料?

子供も対象だが予約が必要。
年齢制限等の詳細は公式サイトで確認してほしい。

https://www.macauhkairportbus.com/www.macauhkairportbus.com

Q. 先に香港へ立ち寄りたい場合は?

その場合は一度入国し、香港を楽しんだあと、フェリーまたは港珠澳大橋香港口岸から金巴ルートを利用するのがおすすめ。
香港島からマカオへ行くならフェリーを利用するのが快適でおすすめだ。

マカオから香港への戻り方

無料直通バスで1日目にマカオ、2日目以降に香港観光を考えている人も多いのではないだろうか。
帰り方については、バスとフェリーの選択肢がある。

バスであれば、直通バスで降りた港珠澳大橋のマカオ口岸へ戻り通称金巴と呼ばれるバスで港珠澳大橋の香港口岸へ戻り路線バスに乗り継いで香港各地へ行くことが出来る。

筆者おすすめは、マカオに2つあるフェリーターミナルから香港島の上環の香港マカオフェリーターミナルへ戻る方法。
フェリーであれば、香港の中心地へダイレクトに戻れるのがメリットだ。

マカオから香港へのフェリーのチケット購入はこちらから

マカオから香港へのチケットの予約はKLOOKやKKDayがおすすめだ。
どちらでも値段は大きくは変わらないので好みのサービスを使うのが良いだろう。
マカオ外港から香港へは、ターボジェットが、タイパフェリーターミナルから香港へならコタイウォタージェットが本数が多く利用しやすい。

マカオ外港からならターボジェットがおすすめ

Klook

KKDay

タイパフェリーターミナルからならコタイウォータージェットのチケット

Klook

KKDay

タイパフェリーターミナルへは、マカオLRTでのアクセスが便利だ。

まとめ

香港空港から入国せずマカオへ向かうルートは、決して裏技ではない。
公式に用意された「設計された便利な動線」だ。

2026年の片道無料キャンペーンはその導線を試す絶好の機会だが、キャンペーン終了後もこのルートの価値は変わらない。

重要なのは、

  • イミグレーションを通らない
  • E2 38カウンターで受付と発券
  • 荷物タグ提示(預入荷物があれば)

この3点のみ。

あとは表示を信じて歩くだけだ。

香港に入国しないでマカオへ行けるという選択肢を知っているだけで、旅の選択肢は一段上がるだろう。

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