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香港国際空港から市内への移動ガイド|最速・最安・深夜の選択肢を徹底比較

香港国際空港から市内への移動ガイド|最速・最安・深夜の選択肢を徹底比較

はじめに

香港国際空港に到着して最初に考えるのが、市内への移動手段だ。 現在の香港は公共交通の支払いが非常にスマートになっており、クレジットカードのタッチ決済(Visa/Mastercard等)があれば、空港からホテルまで一切現金を使わずに移動することも可能になっている。

本記事では、空港から市内へアクセスする4つの主要ルートを、安さ・早さ・利便性の観点から実体験ベースで解説する。

香港国際空港の市街向けの交通機関乗り場の案内
香港国際空港の市街向けの交通機関乗り場の案内

🇭🇰 香港の移動・決済ガイド一覧はこちら

結論:移動の目的に合わせた最適解はこれだ

結論から述べると、状況に合わせたおすすめは以下の通りだ。

  • 「とにかく早く着きたい」 ➔ エアポートエクスプレス (AEL)
  • 「安さと楽さを両立したい」 ➔ 路線バス (A系統)
  • 「最安値を攻めたい」 ➔ 路線バス (S1) + MTR東涌線
  • 「複数人でドアツードア」 ➔ タクシー

【早見】香港空港 → 主要エリア別おすすめ

  • 中環(セントラル)・香港駅:エアポートエクスプレス(最速・確実)
  • 尖沙咀(チムサーチョイ):空港バス A21(安くて楽)
  • 九龍(カオルーン)・西九龍駅(高鉄利用):エアポートエクスプレス(最速・確実)
  • 深夜到着:深夜バス N系統 or タクシー
  • 最安重視:S1バス+MTR東涌線

1. 香港空港から市内への移動手段を比較

以下は「香港国際空港から市内へ移動する場合」の比較だ。
各ルートのスペックを比較表にまとめた。
自分の旅程に合わせて選択してほしい。

手段 早さ 安さ 決済方法 特徴
エアポートエクスプレス ★★★ ★☆☆ QR / オクトパス 渋滞なし。24分で香港駅へ
バス (A) ★★☆ ★★☆ タッチ決済 / オクトパス 景色が良い。エリア網羅性が高い
バス+MTR ★☆☆ ★★★ タッチ決済 / オクトパス 乗り換えはあるが圧倒的に安い
タクシー ★★☆ ☆☆☆ 現金が基本 深夜や大人数、大荷物向け

2. 各ルートの詳細解説

エアポートエクスプレス (機場快線/AEL)

エアポートエクスプレス切符売り場
エアポートエクスプレス切符売り場

最速で市内にアクセスできる手段だ。
空港の到着ロビーからそのままホームへ直結しており、九龍駅まで約22分、香港駅まで約24分で到着する。
香港空港駅には改札がない。
そのため、急いでいる場合はそのまま乗車し、到着駅で支払うことも可能だ。
そのうえで、筆者はエアポートエクスプレスに飛び乗ってから、降車駅の改札に着くまでの数分間でKLOOKKKDAYでチケットを安く確保することが多い。
「改札を通る瞬間までにスマホにQRコードがあればいい」ので、窓口に並ぶ時間は1秒も必要ない。
鉄道なので渋滞のリスクがないのが最大のメリットだ。

  • 運賃: 香港駅まで115HKD前後(オクトパス利用)
  • 注意点: クレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス)乗車には直接対応していない。

エアポートエクスプレスは、通常運賃だと高額なためチケットの買い方を下記記事にまとめた。

実際の車内は以下のようになっており、大型スーツケースでも問題なく置ける。

車内には荷物置き場もある
車内には荷物置き場もある

KLOOKKKDAYで買ったチケットのQRコードは写真の読み取り機に読ませる。

エアポートエクスプレスの改札機 QRコードもかざせる
エアポートエクスプレスの改札機 QRコードもかざせる

事前にチケットを購入しておくことで香港空港で切符の購入で列に並んだり迷うこと無く時間を節約してエアポートエクスプレスに乗れるのがメリットだ。

路線バス (A系統)

「A」から始まる空港路線バス。
2階席の最前列からの眺望は素晴らしく、筆者もよく利用するルートだ。

  • メリット: Visa/Mastercard等のタッチ決済がそのまま使える。
  • デメリット: 市内の渋滞に左右されるため、時間帯によっては1時間以上かかることもある。
    ※Wiseなどの外貨決済カードを使えば、現地通貨(HKD)でそのまま払えるため、無駄な両替手数料を抑えられる。

香港空港の路線バス乗り場
香港空港の路線バス乗り場

路線バス(S1) + MTR東涌線(最安ルート)

「とにかく1円でも安く」というバックパッカー的な攻め方をするならこのルートだ。

  • 手順: 循環バス「S1」で東涌(トンチョン)駅へ向かい、そこからMTR東涌線(オレンジ色)に乗り換えて市内へ向かう。
  • コスト: 合計で25HKD程度と、AELの約4分の1のコストで済む。

3. 深夜・早朝の移動手段

深夜0時を過ぎると、エアポートエクスプレスや通常のA系統バスは順次運行を終了する。
だが安心してほしい、香港は深夜でも移動ができる。
なお、エアポートエクスプレスは、深夜1時前まで運行している。

深夜バス (N系統)

香港空港のA21系統のバス停 深夜バスも同じバス停を発着
香港空港のA21系統のバス停 深夜バスも同じバス停を発着

深夜でも主要エリアへ向けて運行されている。
A系統より運賃が高く時間はかかるが、深夜でも移動が可能だ。

タクシー

市内向けの赤色のタクシー
市内向けの赤色のタクシー

目的地により車体の色(赤:市内、緑:新界、青:ランタオ島)が違う。
市内へは「赤色」のタクシーを利用するが、空港からディズニーランドやランタオ島内へ移動する場合は、運賃設定が安い「水色(青)」のタクシーを利用するのが経済的だ。
支払いは基本的に現金のみと考えておいた方がいい。
(※一部車両ではオクトパスやクレジットカードの電子決済対応例もあるが、観光客は期待しない方が無難)。

4. エリア・目的別のおすすめ移動手段

ホテルの立地や旅の目的に応じて、最適なルートを使い分けるのがスマートだ。

香港地下鉄MTRの路線図
香港地下鉄MTRの路線図

エリア別おすすめ移動手段【早見表】

以下の表では、香港空港から主要エリアへの「最適な移動手段」を一目で確認できる。

行き先エリア おすすめ手段 理由・補足
中環・香港駅 エアポートエクスプレス 最速・渋滞なし。主要ホテルに直結
尖沙咀(チムサーチョイ) 空港バス A21 ネイザンロード沿いに停留所多数
北角・銅鑼灣 空港バス A11 香港島側を一本でカバー
青衣 空港バス A32 / NA32 ホテル近くまで直行可能
荃湾 空港バス A31 / NA31 本数が多くコスパ良好
上水 空港バス A43 / A43P 深圳越境に便利
屯門 空港バス A33X ダイレクトアクセス
九龍城砦公園 バス A22 乗り換え少なく歩行距離も短い
香港ディズニーランド タクシー / S1+MTR 複数人ならタクシーが楽
西九龍駅 エアポートエクスプレス 最速・渋滞なし。中国本土へ移動ならこちら
深夜到着 深夜バス N系統 / タクシー A系統終了後も移動可

バス停の場所はバス乗り場に案内板があるのでそちらが分かりやすい
バス停の場所はバス乗り場に案内板があるのでそちらが分かりやすい

中環 (セントラル)・香港駅方面

最速・確実に行きたいなら エアポートエクスプレス 一択。
周辺の主要ホテルへのアクセスが非常に良い。

尖沙咀 (チムサーチョイ) 方面(最安・狭小ホテル含む)

重慶大厦(チョンキンマンション)周辺などの最安宿エリア。
ネイザンロード沿いのバス停が多い バス (A21) が楽な場合が多い。
エアポートエクスプレスの九龍駅で屯馬線の柯士甸(オースティン)駅へ乗り換えてのアクセスも出来るが、乗り換えで結構歩く。

北角 (ノースポイント)・銅鑼灣 (コーズウェイベイ) 方面

香港島側の繁華街へは バス (A11) が便利。一本でホテルの近くまでアクセスできるだろう。
エアポートエクスプレスの香港駅で、港島線に乗り換えて移動もできるが乗り換えでかなり歩くことになる。

青衣 (チンイ) 方面

このエリアのホテルは駅から離れていることが多く、エアポートエクスプレスだと駅からミニバス等への乗り換えが必要になる。
そのため、ホテル近くまで直接行ける 空港バス(A32,NA32等) を利用するのがおすすめだ。

荃湾 (ツェンワン) 方面

手頃なホテルあり宿を取る人もいるのではないだろうか? 価格帯を抑えつつ、地下鉄1本で尖沙咀へ出られるエリア。
空港バス(A31,NA31等)の本数が多く、非常に使い勝手が良い。

上水 (ションスイ)・屯門 (トゥンモン) 方面

深圳(シンセン)への越境をする場合に通過する人も多いのでは無いだろうか。
それぞれ空港バス(上水はA43,A43P,NA43 / 屯門はA33X,NA33)でダイレクトにアクセス可能だ。

九龍城砦(九龍寨城公園)方面

近年、聖地巡礼で人気のエリア。
バス(A22/富豪東方酒店:太子道東下車)を利用するか、エアポートエクスプレスの九龍駅からMTR(屯馬線・宋皇臺駅)へ乗り継ぐのがスムーズ。
九龍駅の乗り換えはかなり歩くので荷物が多いならバスがおすすめ。

香港ディズニーランド方面

空港から近いため、2人以上ならタクシーが手っ取り早い。
運賃設定が安い「水色(青)」のタクシーを利用するのが経済的だ。
安く行くならバス(S1等)で東涌駅へ行き、MTRサニーベイ駅経由でディズニー線へ乗り換えてアクセスできる。

S1バスのバス停
S1バスのバス停

西九龍駅方面(中国本土へ当日乗り継ぐ人向け)

※ 本セクションは「空港到着日にそのまま中国本土へ向かう人」向けの補足情報である。

西九龍駅の香港を出境し中国入国後の待合所から上を見上げたところ | West Kowloon Station
西九龍駅の香港を出境し中国入国後の待合所から上を見上げたところ | West Kowloon Station

香港から中国本土へ移動する場合、最もスムーズなのが
広深港高速鉄道(高鉄)・西九龍駅だ。

西九龍駅とは

西九龍駅は、香港側で中国本土への出入境手続きを行える唯一の鉄道駅
ここから深セン、広州をはじめ、中国各地へ高速鉄道が直結している。

  • 香港で出国 → 中国へ入国までを駅内で完結
  • 深センまで最短約15分
  • 広州南まで約50分

飛行機やバスよりも、時間・確実性のバランスが非常に良い

空港から西九龍駅へのアクセス

  • エアポートエクスプレス:
    空港 → 九龍駅 → 徒歩 or タクシー
  • タクシー直行(荷物が多い場合)

乗り継ぎに慣れていない場合は、空港から一度市内へ出てから向かう方が安心だ。

西九龍駅利用時の注意点

  • 出入境+保安検査があるため、出発の90分前到着が目安
  • パスポート必須(実名制)
  • 混雑時間帯は想像以上に時間がかかる

「香港→中国本土」を同日に移動する場合、
空港到着から高鉄出発まで余裕を持った行程を組みたい。

結局、どれが最適か

移動時間を最優先するならエアポートエクスプレス一択だ。 現地でのチケット購入は並ぶことも多いため、筆者は常にKlookかKKDAYで事前にバウチャーを確保している。
市街地への行きは下車時、空港への帰りは乗車時QRコードをかざすだけで乗車できる上、公式価格より割引されるのもメリットだ。
KlookかKKDAYの馴染みのある方で買うのが良いだろう。

香港空港からの移動をスムーズにする事前準備

案内の通り、現在の香港は非常にスマートに移動できるが、より快適に、かつコストを抑えるために以下の準備を推奨する。

通信:着陸直後から動けるように

空港での移動手段を検索したり、ホテルの場所を確認したりするために、eSIMの事前準備は必須だ。

決済:WiseとRevolutの作成はこちらから

バスやMTRでのタッチ決済(コンタクトレス)を多用するなら、海外事務手数料を抑えられ、アプリから即時凍結・解除ができるネオバンクが便利だ。
海外旅行において、メインのクレジットカードとは別に、小回りの利く決済手段を持っておくのが定石だ。
実体験に基づき、現在併用している2つのネオバンクをまとめる。

Wise(ワイズ)

銀行系カードに比べて両替手数料が極めて安く、現地通貨をそのまま保持できるのが大きなメリットだ。

  • 利便性: アプリから即座にカードの「凍結・解除」が可能。紛失時のリスクコントロールがしやすく、精神的な安心感がある。
    以下のリンクから登録すれば、最大75,000円分までの送金手数料が無料になる特典が適用される。

Revolut(レボリュート)

物理カードの利便性はもちろんだが、アプリ内で発行できる「バーチャルカード(使い捨てカード)」が非常に便利だ。

  • 運用: 初めて利用する現地のWebサイトや、少し慎重に決済したい場面でバーチャルカードを利用。万が一のデータ漏洩リスクを最小限に抑えつつ、柔軟に運用できる。

申込みは以下の招待リンクから可能。

まとめ:スマートな香港旅を

改めてまとめると、

  • 速さ重視:エアポートエクスプレス
  • コスパ重視:空港バス(A系統)
  • 深夜到着:深夜バス or タクシー
  • 最安:S1+MTR

この4パターンを覚えておけば、香港空港からの移動で困ることはない。

筆者は、深夜か早朝に香港へ着くことが多く、バスまたはエアポートエクスプレスを利用することが多い。
過去、タクシーも利用したことがあるが、近年の円安傾向を考えるとどうしても割高に感じてしまう。
今の香港は「タッチ決済対応のクレジットカード」1枚あれば、空港から街中まで非常にスムーズに移動できることもあり公共交通機関利用がしやすい。
さらに詳しい「どのカードが使えるか」などの検証結果については、以下の記事も参考にしてほしい。

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