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香港の路線バスの乗り方|クレカタッチ決済・料金・割引(BBI)完全ガイド

【2026年最新】香港の路線バスの乗り方|クレカタッチ決済・料金・割引(BBI)完全ガイド

はじめに

香港のバスは非常に発達しており、観光にも日常利用にも便利だ。 空港からネイザンロード周辺まで安く移動するために、路線バスの利用を検討している人も多いだろう。
現在、香港の路線バスはほぼ全線でクレジットカードのタッチ決済(Visa/Mastercard等)が利用可能となっている。
オクトパスカードがなくても、手持ちのカード1枚で乗車できるのは大きなメリットだ。
ただし、何も知らずに乗るだけでは損をしてしまうこともある。
今回は、2026年最新のクレジットカード対応表や具体的な乗り方に加え、知っていると運賃がお得になる「乗り継ぎ割引(BBI制度)」についても、実体験をもとに詳しく紹介する。
香港での移動コストを賢く抑え、スムーズに旅を楽しむための参考になれば幸いだ。
この記事は、「香港 路線バス 乗り方」「香港 バス クレジットカード」「香港 バス 割引」といった疑問をまとめて解消することを目的としている。

香港を走る2階建てバス
香港を走る2階建てバス

路線バスの基本的な乗り方

🇭🇰 香港バスの乗り方 3秒まとめ

  1. 乗車口: 「前」から乗る(整列乗車)
  2. 支払い: 乗るときにタッチ(オクトパス/クレカ)。先払い・固定運賃
  3. 降車: 「後ろ」から降りる(降りる時のタッチは不要)
  4. 注意点: 現金はお釣りが出ない。車内飲食禁止。

※2026年01月25日より香港のタクシー、ミニバス(以前より)でのシートベルト着用必須となり違反した場合は罰金となるため旅行者も注意してほしい。
※2026年01月30日に路線バスについてはシートベルト着用義務が一旦撤回された。

バスへの乗車と運賃の支払い

香港の路線バスは、基本的に「前乗り・後ろ降り」となっている。
並ぶ場所は、バス停の足元に系統番号(A21など)が書かれているのでその枠線に並ぶ。
乗車時に現金または、オクトパスカードやクレジットカードのタッチ決済などでタッチして運賃を支払う。
料金は乗車時に全額支払い、降車時には改めてタッチする必要はない。

バス乗車に運賃を支払うのに利用するオクトパスカードと電子決済システムの端末
バス乗車に運賃を支払うのに利用するオクトパスカードと電子決済システムの端末

利用できる決済方法は?

現金、オクトパスカード、香港のQRコード決済とクレジットカードのタッチ決済が利用できる。

クレジットカードのタッチ決済の詳細表

バス会社によって利用できるクレジットカードの国際ブランドが異なる。
旅行者がよく利用するであろうバス会社ごとに表でまとめてみた。

バス会社名 利用できる国際ブランド
City Flyer / City Bus Visa・Mastercard ・銀聯(UnionPay)
LWB / KMB VISA・MasterCard・JCB・Amex(アメックス)・ダイナースクラブ・銀聯(UnionPay)・Discover
New Lantao Bus / MTR Bus(港鐵巴士) 利用不可

※New Lantao Busは一部路線がAlipay HKのEasy Ride Codeを利用することで乗車可能だが、Alipay HKの登録には香港の電話番号が必要なため旅行者には難易度が高い。
※各バス会社ともにオクトパスカードは利用可能。

空港行きバスはCity FlyerだったのでVisa・Mastercardに対応
空港行きバスはCity FlyerだったのでVisa・Mastercardに対応

LWBやKMBのバスはJCBやアメックスのタッチ決済にも対応している
LWBやKMBのバスはJCBやアメックスのタッチ決済にも対応している

確実に利用できるのは、VISAかMasterCardカード。

【注意】New Lantao Bus・MTR Busはクレジットカード非対応

この2社だけはクレジットカードでは乗れない。オクトパス必須。
香港島や九龍エリアではほぼ見かけないが、ニューランタオバス(New Lantao Bus) と香港メトロバス MTR Bus(港鐵巴士)は、クレジットカードで乗車できない。
ニューランタオバスは、マカオへ路線バスで行く方が香港空港から港珠澳大橋 香港口岸へ向かうB4バスや欣澳駅と港珠澳大橋を結ぶB5バス、東涌駅と港珠澳大橋を結ぶB6バスへの乗車機会はあるかもしれない。
現金またはオクトパスカードのみの利用となる。

ニューランタオバス(New Lantao Bus) と香港メトロバス MTR Bus(港鐵巴士)のICカードリーダーはオクトパスのみ対応
ニューランタオバス(New Lantao Bus) と香港メトロバス MTR Bus(港鐵巴士)のICカードリーダーはオクトパスのみ対応

大きなスーツケースも載せられる?

2階建てバスでは、1階の階段横に荷物置き場があり大きな荷物やスーツケースなどを置いて2階の座席へ行ける。
荷物置き場には監視カメラが設置されており、2階のモニターから様子を確認することが可能だ。
置いておくのが心配な場合は、1階の座席を使うのが安心だ。

バスを下車する場合は?

バスの手すりにSTOPボタンがあるのでそれを押すことで降りる意思を伝えられる。
ボタンの形は異なるが日本の路線バスと同じなのでわかりやすい。
走行中にバス内を移動すると揺れて危険なので2階の場合はなるべく停車してから出口に行き落ち着いて下車しよう。

路線バスの次のバス停で下車したいときに押すSTOPボタン
路線バスの次のバス停で下車したいときに押すSTOPボタン

バス停はどう探す?

バス停の位置はGoogleマップでもかなり正確に出てくる。 より詳しく調べるのであれば、「城巴 Citybus iPhone版 / android版」や「KMB iPhone版 / android版」など公式アプリでも時刻表・ルート検索ができるので、旅行者でも比較的利用しやすい。
1点注意したいのは、Googleマップではバスの時刻も出てくるが日本のように正確ではないので当てにしない方が良い
筆者は、空港行きのバスを夜、佐敦付近で待っていたがGoogleマップには10分後にバスが来る旨が書かれていたが、実際にはその時刻にはバスは来ず結局40分ほどバス停で待ちぼうけてしまったことがある。

城巴 CityBusの車両
城巴 CityBusの車両

【基本】香港バスの運賃と子供・シニア料金

香港のバス運賃は「距離制」ではなく、「乗車するバス停ごとの固定料金」だ。
始発に近いバス停から乗るほど高く、終点に近づくにつれて安くなる設定になっていることが多い。

  • 市内移動の目安: 5〜10 HKD(約100〜200円)
  • 空港〜市内: 40〜50 HKD(約800〜1000円)
  • 子供料金: 3歳〜11歳は半額(3歳未満は無料)
  • シニア料金: 65歳以上は半額〜割引運賃 ※居住者向けの「$2乗車」は旅行者対象外。
    ※クレカ・現金の場合は、乗車時にドライバーへ申告が必要
    ※旅行者でも購入できる「高齢者用オクトパス」なら、タッチするだけで自動的に割引されるのでおすすめ。

子供・シニア料金の支払い方

3歳〜11歳の子供や、65歳以上のシニアは通常運賃の半額で乗車できる。(※居住者向けの$2乗車は対象外)
支払い方法によって操作が異なるので注意が必要だ。

  1. クレジットカード・タッチ決済の場合 読み取り端末にある「子供/シニア用ボタン」を押して、画面の金額が半額になったのを確認してからタッチする。
    ※カードには年齢情報がないため、自分で設定する必要がある
    ※子供・シニアボタンがタッチパネル内にある場合もある

  2. オクトパスカードの場合 「子供用」「高齢者用」のオクトパスカードを使えば、タッチするだけで自動的に割引運賃が適用される。

  3. 現金の場合 お釣りは出ないので、半額分の現金をきっちり用意して運賃箱に入れる。

子供・シニア料金を設定するボタンの場所
子供・シニア料金を設定するボタンの場所

注意点:現金払いは「お釣りが出ない」

現金で支払う場合、運賃箱にお金を投入するが、お釣りは一切出ない。
小銭がないと高額紙幣を入れる羽目になるため、やはりオクトパスカードかクレジットカード(タッチ決済)の準備は必須だ。
「空港到着後にオクトパスを探し回りたくない人」は、事前予約が一番ラクだ。

空港から市内へ!旅行者が一番使う「A路線(Cityflyer)」

香港国際空港から市内へ向かう「Cityflyer(A系統)」は、一般の路線バスとは少し仕様が異なり、旅行者に優しい設計になっている。

  • 大きな荷物置き場あり: 1階にスーツケース専用ラックがある。
  • Wi-Fiあり: 車内でフリーWi-Fiが使えることが多い。
  • 案内表示: 次のバス停がモニターに英語・日本語で表示される車両も多い。

特に人気なのが、尖沙咀(チムサーチョイ)のネイザンロードを通る「A21」路線だ。 MRT(電車)よりも安く、景色を見ながらホテル近くまで行けるため、まずはこのバスで「香港のバス」に慣れるのがおすすめだ。

途中下車しても再乗車がお得?Bus-Bus Interchange(BBI)制度

香港の路線バスには、Bus-Bus Interchange(BBI)という途中下車・再乗車割引制度がある。
指定されたルートで、一定時間以内に対象バスに乗り継ぐと運賃が割引される仕組みだ。
使い方次第では実質、片道料金だけで途中下車できることもある。

たとえば、途中で用事を済ませたあと、同じ方向に向かう別のバスに乗っても、条件を満たせば差額だけで再乗車できることも。 筆者が実際に利用して割引が適用されたのは、港珠澳大橋香港口岸から路線バスで九龍市街地に向かう際に青嶼幹線巴士転乗站で別のバス路線に乗り換えたときだ。
乗り換え先のバスで差額のみ引かれるのが確認でき割引に気がつくことができた。
またこの割引は複数回適用されることもあり、筆者は、その後深水埗あたりで一度下車して再び同じバス停からバスに乗っても新たな運賃が引き落とされることなく乗車ができた。

青嶼幹線巴士転乗站の案内
青嶼幹線巴士転乗站の案内

適用条件は大まかに以下となるようだ。

  • 適用条件
    • オクトパスカードや電子決済システムで乗車していること
    • 同じカードを利用していること
    • 進行方向が同じ
    • 指定のバス会社・ルート間での乗り換え
    • 乗り換え時間は基本的に 60分以内 (バス会社・ルートにより異なる場合あり)
    • 地下鉄(MTR)との乗継割引はオクトパスのみ適応される。

バス同士であればクレジットカードのタッチ決済の乗車でも割引となることもあるが、基本的にオクトパスカードを使った支払いが条件になっているのでもし割引が適用されるルートを使う予定ならオクトパスカードは必ず用意しておきたい。

空港から付近からの移動だったためかバスを乗り換えることは決して珍しいことではないようだ。

オクトパスカードはKlookやKKdayで予約して空港でも受け取れる

この方法だとコンビニでオクトパスカードの在庫切れなどに遭遇しなくて安心してオクトパスカードを事前に用意できる。
✅現地で在庫切れを心配したくない人は、事前予約しておくと安心だ。

kkday

klook

クレジットカード・モバイル決済でも割引される?

結論から言えば、Citybus(城巴)やKMB(九巴)といった主要バス会社では、クレジットカードのタッチ決済(Apple Pay等のモバイル決済含む)でもBBI割引が適用される。

ただし、利用にあたっては以下の点に注意が必要だ。

  • 同一アカウントでの支払い: 1本目と2本目で必ず同じカード、あるいは同じデバイス(Apple Payなら同じiPhone)を使用しなければならない。
  • 1枚につき1人のみ: タッチ決済で複数人分の運賃を支払う場合は、1人目(最初にタッチした分)にしか割引が適用されない。
  • MTRとの連携: 地下鉄(MTR)からバスへ乗り継ぐ際の割引については、依然としてオクトパスカード限定の特典となっている。

バス会社ごとに利用できる国際ブランド(Visa/Mastercard/JCB等)が異なるため、自分が持っているカードが対応しているかは事前に確認しておきたい。

主要なバス会社ごとの対応ブランドや、MTR・トラム・フェリーを含めた香港全体のキャッシュレス事情については、以下の記事で網羅的に解説している。

確実に割引の恩恵を受けたい、あるいはMTRとの乗り継ぎも予定しているなら、現時点ではやはりオクトパスカードが最も確実な選択肢だと言える。

Citybusの場合

Citybusの車両
Citybusの車両

  • 同じオクトパスカード、または同じ電子決済アカウントで支払えば割引対象になる。
  • 詳しくは、Citybusの割引についてを参照

KMBの場合

KMBの車両
KMBの車両

  • 同じオクトパスカード、または同じ電子決済アカウントで支払えば割引対象になる。
  • 詳しくは、KMBの割引についてを参照

確実に割引を狙うなら、やはりオクトパスカード利用が一番安心なようだ。
しかし、全ての会社やルートで割引が保証されるわけではないようだ。 各社ともにWEBサイトのルート案内で割引が適用されるか表示がされるようなので、確実に割引が適用されるかは確認するには各社のルート案内で試すのが良さそうだ。

【補足】ミニバス(小巴)の乗車方法について

※本記事の主題は「路線バス」だが、旅行中に遭遇しやすい補足情報としてミニバスについても簡単に触れておく。

ミニバスのバス停の看板
ミニバスのバス停の看板

香港には、緑色のマイクロバスで運行される「グリーンミニバス(GMB)」と赤色のマイクロバスで運行される「レッドミニバス(RMB)」がある。

  • グリーンミニバス(GMB)
    • 決まったルート・料金。
    • オクトパスカードも使える。
    • 一部ルートではAlipayなどのQRコード決済が使えることもある。

上水駅前の緑のミニバスのターミナル
上水駅前の緑のミニバスのターミナル

  • レッドミニバス(RMB)
    • ルートや料金が柔軟。ドライバーが自由に設定できるため、若干ハードルが高め。
    • 現金払いが基本。オクトパスカードはほぼ使えない。

ミニバスには途中下車・再乗車割引(BBI)はないので、普通に乗車・降車するだけ。 下車時にはボタンなどはなく降りる意思を運転手に伝える必要がある場合もあるので慣れない旅行者には少し使いにくい。
緑のミニバスでは、車内に下車用のボタンがある場合もある。
ない場合は、「有落(ヤウロっ)」と大きな声で運転手に伝えることで下車が可能だ。
ただし、始発または途中のバス停から乗車し終点まで乗るなら到着したら降りるだけで済むので気軽に利用できる。

注意点
ミニバスは定員制なので満席になると乗れない。立ち乗りは基本的に不可。
満員の場合は、ミニバスはバス停を通過することがある。

緑色のミニバスの下車ボタン(すべての車両にあるわけではない)
緑色のミニバスの下車ボタン(すべての車両にあるわけではない)

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まとめ

今回は、香港の路線バスの乗車の仕方と割引制度について紹介した。
記事の内容をまとめると以下のようになる。

  • 路線バスはオクトパスカードで乗れば途中下車・再乗車割引を活用できる
  • クレジットカードやモバイル決済は路線・会社によって割引適用可否が違うので注意が必要
  • ミニバス(特にレッド)利用時はオクトパス非対応・現金必須の場合あり

ちょっとしたコツを押さえておくだけで、香港のバス移動がかなり快適になる。
観光の移動コストを抑えたい人や行きたい場所にMTRなど他の交通機関がない場合は路線バスやミニバスを是非活用してみてほしい。

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