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Insta360 Ace Pro 2を選んだ理由|LUMIX S9でVlogを断念しOsmo Pocket 3と比較した実体験

Insta360 Ace Pro 2を選んだ理由|LUMIX S9でVlogを断念しOsmo Pocket 3と比較した実体験

はじめに

海外旅行やLCC弾丸旅で使えるVlog用カメラを探していると、「Insta360 Ace Pro 2」と「Osmo Pocket 3」で悩む人は多いだろう。
筆者の旅でのメインの写真用機材はOM SYSTEM OM-1だ。
一方で、フルサイズ機のLUMIX S9を動画機として流用する計画も立てていた。
しかし実際の旅では、機動性と手軽さに限界を感じ、最終的にInsta360 Ace Pro 2を選ぶことになった。
なぜLUMIX S9ではうまく行かなかったのか。
そしてなぜ定番のOsmo Pocket 3ではなく、Insta360 Ace Pro 2を選んだのか。
本記事ではその経緯を実体験ベースで紹介する。

Lumix S9 + LUMIX S 26mm F8でのVLOG計画と挫折

Lumix S9 + LUMIX S 26mm F8で動画撮影を試行錯誤してたころ
Lumix S9 + LUMIX S 26mm F8で動画撮影を試行錯誤してたころ

当初の目論見では、LUMIX S9に、パンケーキレンズであるLUMIX S 26mm F8と外付けのマイクを装着し簡易的ではあるが本格的な動画システムの構築を目指していた。 これなら非常にコンパクトで、LCCの機内持ち込み重量(7kg)も圧迫しにくい。
これを資料撮影や将来動画を投稿するための動画機として使おうと考えていた。

しかし、実際に試してみると「イマイチ」だった。
理由は、26mm F8はMF(マニュアルフォーカス)専用レンズだ。
スナップ写真を撮る分には楽しいが、旅先で歩きながらVLOGを撮るとなると話は別だ。
無限遠でピント合わせを気にしないようにしていたが、結果的には慣れないこともあり、細かなピント合わせに気を取られ気軽さが失われていた。
一方で手ぶれ補正に関しては、さすがLUMIXと思うほど筆者的には良好だった。
また、動画を撮れる状態までミニ三脚やマイクなどのセットアップが、時間の限られた弾丸LCC旅では少し大変であった。
もう少し、落ち着いた動画撮影がメインの旅であれば結果は異なっただろうが、たくさん写真を撮って、動画を撮りながら移動してとやってみたら思いの外、機動性が落ちてしまっていた。
ここまで読んでもらってわかるように、筆者の想定の甘さや技術不足による挫折となった。

このサイズ差がLCC旅では命取りになる
このサイズ差がLCC旅では命取りになる

アクションカムへの転換とDJI Osmo Pocket 3の見送り

LUMIX S9の代役として求めたのは、AF任せで何も考えずに撮れるカメラだ。
筆者の持っているOM-1に比べるとLUMIX S9は意外とデリケートであり、カンボジアや中国へ同行させたあと、リアダイヤルの調子が悪くなり修理に出していたりもしていた。
筆者の旅行スタイルであれば、コンパクトなアクションカムのほうが向くのではと考え、DJI Osmo Pocket 3が候補として挙がったが、以下の理由で見送った。

1. タフネスへの信頼性

メイン機のOM-1は防塵防滴に優れている。
動画機にも同等のタフさを求めたかった。
DJI OSMO Pocket 3のジンバル機構は繊細だ。
カバンに無造作に放り込み、雨や砂埃を気にせず使うには、アクションカムであるInsta360 Ace Pro 2の方が筆者の運用に合っていると考えた。

2. コストパフォーマンス

DJI OSMO Pocket 3は当時10万円近くと高価だった。 検討時、Insta360がセールを行っておりInsta360 Ace Pro 2との差額で旅費を賄ったり、現地の体験にお金を回す方が、ブログのネタとしても建設的だと判断した。

Insta360 Ace Pro 2と初代Insta360 Ace Proの最大の違い:デュアルAIチップと音声

今回、型落ちでより安くなっていた初代「Ace Pro」ではなく、最新の「Ace Pro 2」を選んだのには明確な理由がある。 それは「デュアルAIチップ」「音声性能(ウィンドガード)」の進化だ。

1. 業界初のデュアルAIチップ搭載

Ace Pro 2は、画像処理専用の「Proイメージングチップ」と、AI処理用の「5nm AIチップ」の2枚のチップを搭載している。
これにより、初代でも評判だった暗所撮影機能(PureVideo)がさらに強化され、ノイズの少ないクリアな映像が撮れるようになった。
ナイトマーケットや暗い機内などを撮影する旅Vlogにおいて、この基礎体力の向上は無視できない。

2. ウィンドガード(マイクカバー)の標準装備

地味だが音もしっかり記録したい筆者にとって最大の違いがこれだ。
Insta360 Ace Pro 2には、本体マイク部分に脱着可能な「ウィンドガード」が標準で装備されている。
これにより、外付けマイクやモフモフ(ウィンドジャマー)を別途用意しなくても、風切り音を大幅に低減できる。
LUMIX S9で感じていた「外付けマイクをセットアップする手間」から開放され、カメラ単体で完結できる点は、Ace Pro 2を選ぶ大きな決め手となった。

カメラ右下のウィンドガードがInsta360 Ace Pro 2の特徴
カメラ右下のウィンドガードがInsta360 Ace Pro 2の特徴

Insta360 Ace Pro 2を選んだ決め手

最終的にInsta360 Ace Pro 2を選んだのは、LUMIX S9 + 26mm F8で感じたストレスをすべて解消してくれる存在だったからだ。

Insta 360 Ace Pro2
Insta 360 Ace Pro2

パンフォーカスの手軽さ

MFでピントを追う必要がない。
カメラを向ければそこに画がある。

圧倒的な広角

26mmでは屋内などで画角が少し狭く感じたが、Insta360 Ace Pro 2なら背景まで広く写る。

クアラルンプールのブルーモスクにて
クアラルンプールのブルーモスクにて

暗所でも明るく撮れる

Insta360 Ace Pro 2は明るいレンズとAIノイズ除去(PureVideo)のおかげで、夜の街歩きも問題なくこなせる。

コストパフォーマンスの良さ

タイミングよくInsta360がセールを行っており、バッテリー2個セットであるにかかわらず安価で購入ができた。

筆者の購入したバッテリーが2つセットになったキット
筆者の購入したバッテリーが2つセットになったキット

結論:Insta360 Ace Pro 2を選んだ理由

Vlog用途として検討した結果、最終的に筆者は Insta360 Ace Pro 2 を選んだ。

重量だけを見れば、確かに Osmo Pocket 3のほうが軽く、街歩きや長時間の手持ち撮影では有利な側面がある。
この点は、VlogカメラとしてOsmo Pocket 3が高く評価されている理由のひとつだ。

しかし、海外旅行やLCC弾丸旅という使い方を前提にすると、筆者にとって重要だったのは「軽さ」よりも以下のポイントだった。

  • 荷物の扱いが雑になりがちな移動中でも安心して使える 耐久性
  • ジンバル機構に依存しない、壊れにくい構造による 安心感
  • 価格差をカメラ以外の旅費や体験に回せる コスト面の納得感

Osmo Pocket 3は映像の安定性や軽さでは非常に魅力的なカメラだが、精密なジンバル機構を持つ以上、破損リスクや取り扱いにはどうしても気を使う。
また、価格面でもAce Pro 2より高くなる点が気になった。

その結果、多少重くなっても「壊れにくく、気軽に持ち出せる」ことを優先し、Insta360 Ace Pro 2を選ぶという結論に至った。

Insta360 Ace Pro 2 と Osmo Pocket 3 の比較

項目 Insta360 Ace Pro 2 Osmo Pocket 3
カメラタイプ アクションカム ジンバル一体型カメラ
重量(軽さ) ◯(やや重い) ◎(軽い)
耐久性 ◎(防水・耐衝撃に強い) △(ジンバル構造のため注意が必要)
安定性 電子手ブレ補正 物理ジンバルで非常に安定
取り回し ◎(そのまま放り込める) ◯(収納・扱いに気を使う)
価格 ◯(比較的抑えめ) △(やや高価)
旅行との相性 ◎(海外・LCC向き) ◯(街歩き・Vlog向き)

※ 軽さ重視・映像の滑らかさ重視なら Osmo Pocket 3
※ 耐久性・気軽さ・価格重視なら Insta360 Ace Pro 2

LUMIX S9の名誉のために

誤解のないように記しておくが、Lumix S9は素晴らしいカメラだ。
フルサイズセンサーを搭載しながらあのサイズ感を実現し、日常のスナップシューターやオールドレンズ母艦としての楽しさは唯一無二である。

今回はあくまで「LCC弾丸旅でのVLOG」かつ「26mm F8レンズとの組み合わせ」という特殊な条件下において、筆者の用途とマッチしなかったに過ぎない。
フルサイズセンサーに対応したレンズは、ボディがいくら小さくても大きくなりがちであり、筆者のように重量制限のある弾丸旅行で2つのマウントのカメラを持ち歩くのは無理がある。
適材適所、写真はLUMIX S9やOMSYSTEM OM-1、動画はAce Pro 2という使い分けが、現状の最適解だ。

まとめ

「オールドレンズ母艦として利用していたLumix S9を動画機にも流用する」という計画は、筆者の腕不足と持っている機材だけでは手軽さを欠いたため頓挫した。
LUMIX S9自体の動画性能は非常に好評とSNS等で見かけていたが、今回の組み合わせでは筆者には活用しきれなかった。
代わりに選んだInsta360 Ace Pro 2は、LCC旅の重量制限をクリアし、OM-1の相棒として十分な機動力を提供してくれそうだ。
実際の使用感については、別の記事で紹介する。

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