
- はじめに:韓国旅行でGoogleマップは使える?
- 結論:韓国での地図アプリのおすすめと最適解
- 1. NAVERマップ(ネイバーマップ)|韓国旅行で最も使える地図アプリ
- 2. KakaoMap(カカオマップ)|現地の若者やバス移動派に人気
- 3. Appleマップ(iPhone標準)|Googleより使える「移動専用」サブ機
- 4. Googleマップ|韓国では使えない?「口コミ確認用」としての役割
- 韓国旅行での「地図アプリ」運用ガイド
- まとめ:適切な地図アプリと通信環境で快適な旅を
はじめに:韓国旅行でGoogleマップは使える?
海外旅行の必須アプリといえば「Googleマップ」だ。
これさえあれば世界中どこへ行っても迷わない……そう思っていた時期が筆者にもあった。
以前、中国旅行でGoogleマップが全く使えず、「高徳地図」などの現地アプリに助けられた記事を書いた。
実はお隣の国、韓国でも事情は似ている。
中国ほど規制は厳しくないものの、セキュリティ上の理由からGoogleマップの機能が制限されており、「徒歩ルートが出ない」「お店の情報が古い」といった問題が発生する。
結論から言うと、韓国旅行ではGoogleマップ「だけ」では不十分だ。
今回は、最新の韓国旅行事情において、本当に使える地図アプリはどれなのか?
現地の定番「NAVERマップ」「KakaoMap」に加え、iPhone標準の「Appleマップ」、そして「Googleマップ」の4つを徹底比較し、最適解を紹介する。
※本記事は2026年1月時点の韓国旅行での実体験をもとに執筆しています。

結論:韓国での地図アプリのおすすめと最適解
先に結論から言うと、「NAVERマップ」をメインにしつつ、「Googleマップ」をサブに使うのが、筆者がたどり着いた最適解だ。
サブのGoogle Mapはお店大まかな場所やレビューを見るのに利用する。
それぞれのアプリの特徴を比較表にまとめてみた。
| アプリ名 | NAVERマップ | KakaoMap | Appleマップ | Googleマップ |
|---|---|---|---|---|
| 開発元 | 韓国 (NAVER) | 韓国 (Kakao) | 米国 (Apple) | 米国 (Google) |
| 日本語対応 | ◎ (ほぼ完璧) | ◯ (一部英語) | ◎ (OS依存) | ◎ (完璧) |
| 徒歩ナビ | ◎ (超正確) | ◎ (超正確) | ◯ (使える) | × (不可) |
| 検索精度 | ◎ (カタカナ可) | △ (英語/ハングル) | △ (ヒット少ない) | △ (店名古い) |
| 店の情報 | ◎ (写真・口コミ) | ◎ (地元評価) | △ (スカスカ) | ◯ (日本人の口コミ) |
| 立ち位置 | ★必須メイン | 若者・バス派 | 移動専用サブ | レビュー確認用 |
それぞれのアプリについて、筆者の実体験をもとに解説していく。

1. NAVERマップ(ネイバーマップ)|韓国旅行で最も使える地図アプリ

韓国最大の検索サイト「NAVER」が提供する地図アプリ。 日本で言うところのGoogleマップの立ち位置であり、韓国旅行者のスマホには必ず入っている「必須アプリ」だ。
メリット:日本語検索と徒歩ナビが優秀
- 日本語対応が完璧: メニュー画面だけでなく、検索もカタカナでヒットすることが多い。「明洞 スタバ」などで検索できるのは非常に楽だ。
- 徒歩ナビが正確: 地下鉄の「何番出口」に出ればいいか、複雑な地下街や路地裏も正確に案内してくれる。
- 最新情報: お店の入れ替わりが激しい韓国だが、現地の最新情報が反映されている。

デメリット
- 日本語UIは非常に分かりやすい一方で、検索はカタカナ表記に依存する傾向があり、出来たばかりの店や表記ゆれのある店舗はヒットしないことがある。
- 漢字やひらがなでの日本語検索では見つからないケースもあり、店名検索に関しては万能とは言えない。
実際には、カタカナ表記が韓国語読みになっているケースも多く、日本語検索だけでは目的の店を特定しきれない場面もあった。
お店の検索はGoogle mapを併用がおすすめ
お店の検索はGoogle mapを併用して、おおよその場所に検討をつけてNAVERマップの地図上から目的地を探すのが一番楽だった。
もし、あらかじめお店の店名などの情報が韓国語でわかっているなら、店名をメモアプリなどでメモしておいてコピーして検索で利用すると見つけやすい。
経路も徒歩も、公共交通使った経路もかなり分かりやすく表示される。

NAVERマップのダウンロード
iOS
apps.apple.comAndroid
いくら地図アプリを用意しても、渡航後にデータ通信ができなかったらアプリはただの『重い箱』だ。
特に韓国の地図アプリは情報密度が高いため、低速なローミングや不安定な無料Wi-Fiでは、肝心の交差点で地図が読み込まれず、結果としてタクシーを呼ぶはめになる等、余計な出費とタイムロスを招く。
最短ルートを常に維持するなら、空港到着の瞬間にSK TelecomやKTの現地回線をアクティベートできるeSIMを手配しておくのが、最も合理的な『事前準備』だ。
2. KakaoMap(カカオマップ)|現地の若者やバス移動派に人気

韓国の国民的メッセンジャーアプリ「KakaoTalk」の会社が提供する地図アプリ。
NAVERと双璧をなす人気アプリだ。
日本からの旅行者目線で見ると日本語に非対応なので使うのに戸惑う。

NAVERマップとの違いは?
NAVERマップが「観光客にも優しい万能型」だとすれば、KakaoMapは「現地韓国人の日常使い」に近い。
- UIがお洒落: 若者に人気があり、アプリのデザインが洗練されている。
- 口コミがリアル: 地元の人の辛口なレビュー(星評価)が多く、観光客向けではない「本当に美味しい店」を探すのに向いていると言われている。
デメリット
- そもそも日本語非対応。 旅行者からすると韓国語が堪能であれば候補に入る程度のアプリ。
日本からの旅行者であれば、基本はNAVERマップを選んでおけば問題ないだろう。
KakaoMapのダウンロード
iOS
apps.apple.comAndroid
3. Appleマップ(iPhone標準)|Googleより使える「移動専用」サブ機

多くの人が見落としがちだが、iPhoneに標準搭載されている「マップ」アプリ。
実は韓国において、Googleマップより徒歩のルート案内では遥かに使えるという事実をご存知だろうか。
なぜAppleマップは「徒歩ナビ」ができるのか?
Googleマップは自社データを使用しているため規制の影響をモロに受けるが、Appleマップは韓国内の地図データ(TomTomや現地のT map等のデータ)をうまく活用しているため、ベクター形式での正確な徒歩ルート案内が可能になっている。
メリットと使い方
- 徒歩ナビができる: Googleマップでは不可能な「曲がり角の案内」が機能する。
- 見やすい: ロック画面に案内が出るため、移動中にスマホを何度もロック解除する必要がない。
デメリット
公共交通を絡めた案内は表示してくれない。

ただし、お店の情報量はNAVERに遠く及ばない。
あくまで「A地点からB地点への徒歩移動」に特化したサブ機として使うのが良い。
公共交通まで絡めた案内だとやはりNAVERマップが最強だった。
4. Googleマップ|韓国では使えない?「口コミ確認用」としての役割

普段は頼りになるGoogleマップだが、韓国においては本来の実力を発揮できない。
韓国では政府方針により高精度な地理データの国外持ち出しが制限されており、Googleマップは詳細な徒歩ナビ用データを取得できない。
最大の弱点:徒歩ルートが出ない
これが致命的だ。
現在地から目的地までのルートを検索しても、公共交通機関や車は出るが、徒歩ルートが表示されない(または直線表示になる)。
入り組んだソウルの街中で、これでは目的地にたどり着けない。

メリット:日本人の口コミと日本語でのお店の場所の検索
唯一の使い道は「日本人のレビュー」を見ることと大まかなお店の場所を日本語検索で知れることだ。
日本語のメニュー写真や、日本人の感想を知りたい時、お店の大まかな場所を検索するときだけ開き、最終的な場所の特定はNAVERマップで行うという「食べログ的」な使い方が正解だ。
韓国旅行での「地図アプリ」運用ガイド
筆者が推奨する、ストレスフリーな使い分けは以下の通りだ。
- 基本: 目的地検索から徒歩移動まで、基本は「NAVERマップ」を使う。
- 移動補助: NAVERマップの日本語検索では店名がヒットしないこともあるため、サブとして「Googleマップ」で大まかな位置を把握し、NAVERマップ上で地点指定して移動する。
- 店探し: 料理写真や口コミを確認したい場合のみ、「Googleマップ」でレビューをチェックする。
文化的に近い国とはいえ、韓国はあくまで外国であり、味覚の感じ方にはどうしても差が出る。
特に韓国料理の「辛さ」は想像以上なことも多く、慣れていない人にとっては日本人の感覚に近いレビューのほうが参考になる場面が多い。
そのため、移動はNAVERマップ、判断材料としてのレビュー確認はGoogleマップと役割を分けて使うのが効率的だ。
この運用を意識すれば、韓国旅行で地図アプリに振り回されることはほぼなくなる。
検索で困ったら「Papago」を使え
NAVERマップでも日本語で出てこないマニアックな店に行きたい時は、翻訳アプリ「Papago」を使おう。
店名や住所をPapagoで「韓国語」に翻訳し、それをNAVERマップにコピペすれば一発で出てくる可能性がぐっと上がる。
なぜGoogle翻訳ではなく「Papago」なのか
筆者が韓国旅行においてGoogle翻訳よりも「Papago(パパゴ)」を強く推奨するのには理由がある。
- NAVER製だから正確: 韓国のGoogleことNAVERが開発しているため、最新の地名や単語に強い。
- 日本語との相性が良い: Google翻訳よりも、自然で通じやすい韓国語に訳してくれる。
- 地図検索で失敗しない: Papagoで翻訳した住所は、そのままNAVERマップで検索ヒットしやすい。
特に飲食店のメニューをカメラで読み取る「画像翻訳」の精度もPapagoの方が高いため、レストランでの注文時にも重宝する。
Papagoのダウンロード
iOS
apps.apple.comAndroid
NAVERマップで経路を調べ、公共交通を使って移動する場合、実際の支払い方法やカード選びも事前に把握しておくとスムーズだ。
eSIMやSIMカードの準備
アプリの設定が終わったら、最後に「韓国で使える通信手段の準備」を済ませておこう。
現地で無料Wi-Fiを探して彷徨う時間は、せっかくの旅行における「無駄なダウンタイム」でしかない。
あらかじめeSIMやSIMカードを手配しておけば、仁川や金浦に到着した瞬間からNAVERマップをフル活用して最短ルートで市内へ移動できる。
この数百円〜数千円の投資が、結果として「迷う時間」をゼロにし、旅の体験密度を最大化してくれる。
まとめ:適切な地図アプリと通信環境で快適な旅を
郷に入っては郷に従え。
韓国には韓国の「地図のルール」がある。
Googleマップに固執せず、現地の便利なアプリを使うことが、トラブル回避と快適な旅への近道だ。
また、これらの地図アプリをフル活用するには、常時接続できるインターネット環境が欠かせない。
筆者は、海外でも追加料金なしでそのまま使えるahamo
をメイン回線とし、サブとして
楽天モバイルを併用するスタイルをとっている。
もしキャリアの海外ローミング枠(データ容量や日数制限)が気になる場合は、滞在日数に合わせた使い切りのeSIMを追加で用意しておくとより安心だ。
アプリから様々な国のeSIMを管理できる【Saily】
のeSIMがおすすめだ。
これで道に迷う時間を最小限に減らして、浮いた時間を観光やショッピング、そして美味しい韓国グルメを楽しむことに使ってほしい。
