
- はじめに
- Nothing Phone 3a lite 実機レビュー|旅のサブ機として使えるか
- 【重要】eSIM・物理SIM・MicroSDの排他仕様を検証
- Nothing Phone (3a) lite 楽天版が向いている人/向いていない人
- 旅のサブ機としての機能検証
- なぜ「楽天モバイル版」を選ぶのか
- 購入はこちらから
- 購入方法と支払いプラン(楽天回線ユーザー向け・回線契約なくても端末のみ購入OK)
- まとめ
はじめに
メイン機にはiPhone 17 Pro Max、サブ機にはXiaomi 14Tを据えている。
現在の筆者の旅のスマートフォン装備はこれで完成しているように見えたが、実は一つだけ埋まらないピースがあった。
それは、「ラフに扱えて、MicroSDカードにデータを物理的に退避でき、万が一盗難や紛失に遭っても精神的・金銭的ダメージが少ない端末」だ。
今回、そのポジションを埋めるために購入したのが、楽天モバイル専売カラーの「Nothing Phone (3a) lite」である。
Nothing公式サイトでの実売価格よりも約1万円安いという価格設定は、旅の資金を確保したい個人旅行者にとって非常に魅力的だ。
しかし、この端末には「SIMスロットとMicroSDカードの排他仕様」という、運用上の注意点も存在する。
今回は、Nothing Phone (3a) lite 楽天版を「海外旅行用サブ機」という視点から実際に使いレビューし、通信・SIM構成・MicroSD運用・価格面まで詳しく検証する。
Nothing Phone 3a lite 実機レビュー|旅のサブ機として使えるか
まずは、筆者が注目したスペックを抜粋して確認。
| 項目 | Nothing Phone (3a) lite |
|---|---|
| 重量 | 約199g |
| 画面 | 6.77インチ AMOLED |
| 内部メモリ | 8GB (RAM) / 128GB (ROM) |
| カメラ | 5000万画素 (メイン) |
| バッテリー | 5000mAh |
| 防水防塵 | IP54 |
| 生体認証 | 指紋 / 顔 |
| FeliCa | 対応 (おサイフケータイ) |
| eSIM | 対応 |
| 物理SIMスロット | nanoSIM ×2(SIM2はMicroSDと排他) |
| MicroSDカード | 対応(SIM2と排他) |
| 価格 | 実質3万円台〜 |
楽天モバイル専売「赤」の視認性と実用性

まず目を引くのが、この鮮烈な「赤」だ。 ガジェットとして所有欲を満たすデザインであることはもちろんだが、旅人視点では「視認性の高さ」が最大のメリットだと感じた。


黒やグレーのケーブル類が詰まったガジェットポーチの中や、薄暗いドミトリーのベッドの上でも、この端末は一瞬で場所がわかる。 「スマホどこいった?」と探すコンマ数秒のストレスが減ることは、移動の多い旅において地味ながら確実な利点だ。
重量も軽く、LCCの手荷物重量制限を気にする必要もない。
筆者が今使っているXiaomi 14Tも比較的気兼ねなく使える端末だが、こちらはさらに気負わずに使える『カジュアルさ』があり、良い意味で「おもちゃ」のようにラフにポケットに放り込める。
付属品

付属品は、ケースとSIMピンにUSB C to Cケーブルが入っていた。
なお、筆者は、magsafeのリングが付いているケースが良かったので別途購入した。
【重要】eSIM・物理SIM・MicroSDの排他仕様を検証
本機の購入を検討している旅人が、最も注意すべき点がここだ。 スペック表には対応と書かれているが、実際の物理スロット構造はどうなっているのか、実機で確認した。

物理スロットの構造
- 表面: nano SIM スロット 1
- 裏面: nano SIM スロット 2 または MicroSDカード
※どちらかはSIMトレイに刻印されている。
結論として、「物理SIM 2枚 + MicroSDカード」の同時利用は物理的に不可能だ。 これを理解せずに「現地の物理SIMと日本の物理SIMを入れて、さらに写真保存用にSDカードも…」と考えていると、現地で詰むことになる。
旅先での運用最適解
この端末でMicroSDカード(最大2TB対応)を活かすなら、以下の構成が最適解となるだろう。
- メイン回線: 楽天モバイルなど海外ローミングに対応した日本のSIMを「eSIM」で発行する。
- 物理スロット2: 「MicroSDカード」を常設(データ退避用)。
- 現地通信は物理スロット1:
- 基本は楽天モバイルやahamoなどの無料の海外ローミング(楽天は2GB無料、ahamoは30GB無料)を使用。
- 容量が足りない場合は、現地SIMを物理スロットに追加契約する。
もしどうしても物理SIM2枚を使いたい場合は、その間だけMicroSDカードを抜く必要がある。
なお本機は、eSIM+物理SIM1または、物理SIM1+物理SIM2のデュアルSIM運用には対応しているが、eSIMを2回線同時に使う(eSIM+eSIM)構成には非対応だ。
筆者の場合は、Xiaomi 14Tのようなメイン機とは役割を分け、海外での移動や雑用を気兼ねなく任せられる、価格的にも心理的にも“軽い端末”として本機を使う想定だ。
そのため楽天eSIMはXiaomi 14T側に入れ、Nothing Phone (3a) liteでは「povo2(eSIM)+物理SIM(予備のカンボジアSIM)+MicroSD」という構成で運用している。

結論:MicroSDを使うなら「eSIM+物理SIM1」が前提。
海外旅行での通信は問題ない?
結論から書くと、海外旅行での通信は特に問題ない。
筆者は、海外利用を想定してahamo(メイン)と楽天モバイルを併用し、日本では日常用としてJALモバイル(auプラン)も組み合わせて運用している。
日本人旅行者がよく訪れるメジャーな国であれば、ahamoや楽天モバイルの国際ローミング無料枠だけで十分なケースがほとんどだった。
万が一、通信状況が良くない場合でも、現地SIMや現地eSIMに切り替えて対応できるため、回線運用の自由度は高いと感じている。
Nothing Phone (3a) lite 楽天版が向いている人/向いていない人
数日使って検証した結果を記す。
動作については、現在併用している、Xiaomi14Tとも遜色ないと感じている。
あくまでメイン機は、iPhone 17 Pro MaxだがNothing Phone (3a) liteの利用頻度が増加している。
向いている人
- 海外旅行用のサブ機が欲しい
- MicroSDで写真・動画を物理退避したい
- 紛失・盗難時のダメージを抑えたい
- eSIMと物理SIMの併用運用に抵抗がない
- 楽天モバイルをサブ回線として使っている/使う予定
- 他の人とは少し違った端末が欲しい
向いていない人
- 物理SIMを2枚+MicroSDを同時に使いたい人
- カメラ性能をハイエンド機並みに求める人
- ゲームや重い処理を長時間したい人
旅のサブ機としての機能検証
Glyph Interfaceの活用
背面が光るGlyph Interfaceは、単なる賑やかしではない。
ドミトリーや静かな機内など、音が出せない環境において、「光のパターン」だけで通知の種類や緊急度を判別できるのは実用的だ。
スマホを伏せておくマナーが、そのまま機能になる。
Essential Key
正直に言えば、Essential Keyは「なくても困らない」機能だ。
旅先で多用する機能ではなく、最初の数日は押し間違いも起きやすい。
ただし、サブ機という割り切った立場で見ると、「遊び心として許せる」という評価に落ち着く。
人によっては、コマンドで無効化してしまう人もいるかも知れないが、数日使えば自然と指が覚えるレベルで、致命的な欠点ではない。
カスタマイズするにはサードパーティ製のアプリやADBコマンドが必要となるが、カスタマイズすることでさらに利便性を広げることもできるだろう 。
筆者自身は、旅のサブ機としてそこまで深くカスタマイズする必要性は感じなかった。
むしろこの機種らしい機能なので、活用してみようと考えている。
おサイフケータイ(FeliCa)の位置
日本版はモバイルSuicaなどユーザも多いFeliCaに対応している。
センサー位置はカメラユニットの横あたり。
予備のSuicaやPasmoを入れておくのもよいだろう。
筆者的には、iPhoneでは非対応のJMB WAONが利用できることが嬉しい。
カメラ性能は「メモ代わり」と割り切る
メインカメラは5000万画素。
解像感や暗所性能については、iPhone 17 Pro MaxやLEICA監修のXiaomi 14Tと比較するのは酷だろう。
しかし、Nothing OS特有の少しコントラスト強めの画作りは、旅の記録やSNSへの投稿用としては十分なクオリティだ。
「作品」はメイン機で、「記録」はこの端末で、という使い分けがしっくりくる。
赤外線リモコン機能は無い
筆者はこれまで、海外の安宿でエアコン操作ができる点から、Xiaomi端末の「赤外線リモコン機能」を強く評価してきた。
ただし本機は、あくまで「旅のサブ機」。
ホテルでのリモコンなどの操作はXiaomi機に任せ、この端末には データ退避と雑用を安心して任せる役割 を割り切ることにした。
そのため、今回は赤外線リモコン非搭載を明確なデメリットとは感じていない。
安宿でエアコン操作したくなるのは特定の国へ渡航したときに限られるので、日本から近い国への渡航やしっかりしたホテルに泊まるならそもそもこの機能は必要無いだろう。
なぜ「楽天モバイル版」を選ぶのか
この端末を楽天モバイルで購入した最大の理由は、やはり価格だ。
- 市場価格: 約4万円台半ば
- 楽天モバイル価格: 実質3万円台前半
※価格は執筆時点のもの。
この約1万円の価格差は、旅人にとって無視できない。 1万円あれば、航空券やホテル代などの旅に必要な予算の足しにもなる。
赤色は楽天限定の「キャリア版」ではあるが、SIMフリー機でキャリアプリインストール無く、対応バンドも主要なものはカバーされている。
他のキャリア版のようにSIMスロットの制限も無い。
SIMフリー端末として他社回線で使うことも可能だが、「海外ローミング2GB無料」の恩恵を受けられる楽天回線とセットで運用するのが、この端末のキャラクターには合っていると感じた。
日本国内でも、楽天最強プランなら使ったデータ容量にあわせて費用が可変する仕組みになっているので海外で2GBを使ったとしても日本で1GB以上利用しなければ、最低料金の1078円(税込み)に収まる。
家族割を使うと、110円引きで最低968円(税込み)になるのも見逃せない。
ちなみに日本で、無制限で利用しても3278円(税込み)で済むのもすごいと感じるところではある。
購入はこちらから
海外旅行用のサブ機として考えた場合、「3万円台で壊れても立ち直れる価格」という点は、精神的な安心感が大きい。
購入方法と支払いプラン(楽天回線ユーザー向け・回線契約なくても端末のみ購入OK)
Nothing Phone (3a) lite は、すでに楽天モバイル回線が無くても「機種のみ購入」が可能だ。 回線の新規契約やMNPは不要で、端末だけをサクッと追加購入できる。
レッド以外のホワイトもブラックも結構いい感じの色をしている。
楽天カードなら分割手数料がかからない
Nothing Phone (3a) lite 楽天版は、回線契約がなくても機種のみ購入で分割払いが可能だ。
さらに、支払いに楽天カードを利用した場合、分割払いでも手数料がかからない(分割手数料は0円)。
「分割=割高になる」という心理的ハードルを感じにくく、
旅用のサブ機として月々の支払いを抑えつつ、総支払額を増やさずに済む。
- 48回払い:685円/月(※初回のみ695円)
- 24回払い:1,370円/月(※初回のみ1,380円)
高額なメイン機とは違い、
「気軽に追加できるサブ端末」という立ち位置に、この支払い条件は非常に相性が良い。
一括購入でも3万円台前半
もちろん、一括払いを選んでも価格は控えめだ。
- 一括払い(支払い総額):32,890円
海外旅行での紛失・盗難リスクを考えたとき、
この価格でMicroSD対応・eSIM運用もできるデュアルSIM端末という点は、かなり現実的な選択肢と言える。
まとめ
Nothing Phone (3a) lite は、決して「何でもできるハイエンド機」ではない。
スペックの抑えられた機種である。
しかし、「MicroSDカードによるデータ保存領域の拡張」「ラフに扱える価格と軽さ」「所有欲を満たすデザイン」という、旅のサブ機に必要な要素を高いレベルで満たしている。
特に、Nothing公式サイト価格より1万円安く手に入るという点は、浮いたコストを次の旅に回したい我々にとって決定的な購入動機になる。
「赤(レッド)」という色は好みが分かれるかもしれないが、他にも「ホワイト」と「ブラック」のカラーもある。
旅の非日常感を高めてくれる良いアクセントになるだろう。
海外旅行用のサブ機は「スペック」よりも、「失っても旅を続けられる安心感」が重要だと感じている。
在庫があるうちにチェックしておくことをおすすめする。

