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【片道無料】Fly you to Macaoキャンペーンの使い方|香港 上環からフェリーでマカオへ行ってみた | 香港・マカオ

【片道無料】Fly you to Macaoキャンペーンの使い方|香港 上環からフェリーでマカオへ行ってみた | 香港・マカオ

はじめに

2025年12月31日までマカオ政府は、香港からマカオまで片道のフェリーチケットを数量限定で無料で配るFly you to Macaoキャンペーンを行っている。
香港国際空港から香港に入国しないでマカオへ向かう場合は、香港空港で入国前にフェリーまたはバスのカウンターでチケットを貰う手続きをすることで往路の片道無料でマカオまで行くことができる。
この情報は、日本語で検索しても出てくることが多い。
しかし実は、このキャンペーン、香港についた当日でなくても到着日から7日以内で航空券の半券があれば香港島の香港マカオフェリーターミナルでも利用することができる。
今回は、香港島の上環にある香港マカオフェリーターミナルからの出発でFly you to Macaoキャンペーンを実際に利用したので予約方法と使い方を紹介する。

Fly you to Macaoキャンペーンとは?

2025年12月31日までマカオ政府が行っている香港まで飛行機で来た旅行者(中華圏※の居住者を除く)向けに香港からマカオまでの移動が片道無料になるキャンペーンだ。※中華圏とは、中国本土、香港、マカオ、台湾などの地域を指すようだ。
香港からマカオまでは、フェリーやバスで手軽に訪れることができ、その片道の運賃が無料になってしまうとてもお得なキャンペーンだ。
香港入境前であれば、香港国際空港のイミグレーション手前のマカオまでのフェリーかバスの乗り継ぎカウンターで手続きすることで片道無料でマカオまで行くことができる。
香港入国後であれば、香港島の上環にあるマカオ行きのフェリーターミナルからでも利用することができる。
この場合は、到着から7日以内に利用する必要があり、各フェリー会社のサイトでフェリーのチケットを予約して受け取ったあと、フェリーの改札で航空券の半券を見せることで乗船が可能となる。
今回筆者は、上環にある香港マカオフェリーターミナルから乗船して無料でマカオへ向かうこととした。
いずれの場合もキャンペーン対象の無料チケットには限り(枚数上限)があるようだ。
※このキャンペーンは、香港→マカオの往路が1度無料になるキャンペーンで帰りは無料にはならない。

香港空港入国前のマカオへのバス乗り継ぎカウンターにもキャンペーンが掲示されていた
香港空港入国前のマカオへのバス乗り継ぎカウンターにもキャンペーンが掲示されていた

空港でキャンペーンを適用する場合との違い

利用場所 条件 手続き場所 / 方法 必要な書類 メリット
香港国際空港(入境前) 香港入国前 空港内「フェリー」または「バス」カウンター パスポート、航空券 香港に入国せずそのまま移動可
上環フェリーターミナル 到着日含めて7日以内 フェリー会社サイトで事前予約 Eチケット、航空券の半券 市内滞在後でも利用できる

※航空券の「物理的な半券」の提示が求められる場合もある。
※eチケット画面のみでは対応できないこともあるため、紙の半券は捨てずに保管しておいた方が良い。

香港マカオフェリーターミナルの場所

  • 最寄り駅:上環・香港

香港側の香港マカオフェリーターミナルは、香港MTRの上環駅に直結しており地下鉄で訪れることができる。
少し歩くことにはなるが、エアポートエクスプレス(機場快線)と東涌線の香港駅からも屋根付きの歩行者用連絡通路でつながっている。
筆者は、尖沙咀で重慶大厦で両替してから訪れたので香港メトロの荃湾線で中環(セントラル)駅で港島線に乗り換えて上環駅からアクセスした。

屋根付きの歩行者連絡通路の様子
屋根付きの歩行者連絡通路の様子

フェリー乗り場やチケット売り場はビルの3階にある
フェリー乗り場やチケット売り場はビルの3階にある

チケット売り場の様子

ターボジェットのチケット売り場
ターボジェットのチケット売り場

コタイウォータージェットのチケット売り場
コタイウォータージェットのチケット売り場

ブリッジ(乗船口)入口

乗船するフェリー会社によってブリッジへの入口が異なるようだった。
いずれのブリッジもチケット売り場のそばにあるので迷うことはないだろう。

ターボジェットの乗船口の入口(西橋)
ターボジェットの乗船口の入口(西橋)

コタイウォータージェットの乗船口の入口(東橋)
コタイウォータージェットの乗船口の入口(東橋)

これらの入口の先でチケットがチェックされる。
チケットチェック後、先へ進むと出国手続きがある。

地図

マカオでの到着フェリーターミナルは2つある

マカオ外港フェリーターミナル

主にターボジェットのフェリーが到着するフェリーターミナル。
マカオ半島側にある。
セナド広場や聖ドミニコ教会、聖ポール天主堂跡のあるマカオ歴史市街地区に近い。
フェリーを降りた後はタクシーやバスで目的地へ移動することになるだろう。
カジノホテルへは、無料のシャトルバスを利用することになる。

タイパフェリーターミナル

タイパフェリーターミナルは、タイパ島にあるフェリーターミナル。
マカオ国際空港の横にある。
2019年にマカオLRT(新交通)が開業後、2023年には、マカオLRT(新交通)が媽閣駅まで延伸し、鉄道で移動が可能となった。
マカオLRTで、タイパビレッジや媽閣廟あたりへ行くのであれば利便性が向上している。
また、コタイやタイパにあるカジノへ行くのも便利だ。
こちらのターミナルももちろんカジノホテルへは、無料のシャトルバスも利用可能だ。

上環からは2社のフェリー会社がマカオまで運行している

香港とマカオの間のフェリーは主に、赤いジェットフォイルが特徴的なターボジェットと青いジェットフォイルが特徴的なコタイウォータージェットの2社が運行を行っている。
ダイヤやマカオでの行き先で使い分けるのが良いだろう。
2社にはそれぞれ以下の特徴がある。

ターボジェット 噴射飛航 TurboJet

  • 到着フェリーターミナル:マカオ外港・タイパ
  • 所要時間:約55分

赤いジェットフォイルが特徴的なフェリー会社。
主にマカオ行きは、マカオ外港フェリーターミナルとタイパフェリーターミナルの2箇所のターミナルへフェリーを運行している。
タイパフェリーターミナル行きの便も運行しているが、マカオ外港フェリーターミナル行きに比べると本数は少ない。
マカオへのフェリーというと真っ先に思い浮かぶ会社ではないだろうか。
知名度が高いのとセナド広場などのあるマカオ半島側へ直接行けるためか混雑しているイメージが強い。

香港マカオフェリーターミナルに停泊するターボジェットの船
香港マカオフェリーターミナルに停泊するターボジェットの船

Fly you to Macaoキャンペーンのチケットの予約方法 | ターボジェット

  1. 公式サイトへアクセス
  2. 出発地「香港(上環)」、到着地「マカオ(外港)」を選択
  3. 日付を選び、「キャンペーン対象の無料チケット」を選択
  4. 名前、パスポート番号、Emailなどを入力
  5. 予約確認メールを受信(印刷またはスマホ保存)

ターボジェットのFly you to Macaoキャンペーンの予約方法詳細については以下のリンクを参照。
www.turbojet.com.hk

ターボジェットの場合、予約時に「MGTO Fly You to Macao 2025」のプロモーションを選ぶ必要がある。
選択を忘れると通常購入となるので注意したい。

※当日はこのEチケットと航空券の半券(7日以内)を改札口で提示すると乗船可能となる。

チケット売り場横にあったFly you to Macaoキャンペーンの貼り紙
チケット売り場横にあったFly you to Macaoキャンペーンの貼り紙

コタイウォータージェット 金光飛航 Cotai Water Jet

  • 到着フェリーターミナル:タイパ
  • 所要時間:約55分

青いジェットフォイルが特徴的なフェリー会社。
タイパフェリーターミナルへのみ運行している。
タイパ島へ行くのであれば、こちらフェリー会社のほうが本数が多い。

今回は、コタイウォータージェットでFly you to Macaoキャンペーンを利用した。
コタイウォータージェットを利用した理由は、タイパフェリーターミナルでは、マカオLRTと乗り換えることができ、筆者が向かいたい媽閣廟方面へ鉄道(新交通)でアクセスが可能となるからだ。

香港マカオフェリーターミナルを出航するコタイウォータージェットの船
香港マカオフェリーターミナルを出航するコタイウォータージェットの船

Fly you to Macaoキャンペーンのチケットの予約方法 | コタイウォータージェット

予約の流れは以下となる。
1. 公式サイトのMGTO予約サイトへアクセス
2. 名前、パスポート番号、Emailなどを入力
3. 希望の日付と便を選び、運賃が$0HKDになっていることを確認して予約
4. 予約確認メールを受信(印刷またはスマホ保存)

※当日はこのEチケットと航空券の半券(7日以内)を改札口で提示すると乗船可能。

コタイウォータージェットのチケット売り場で Fly you to Macaoキャンペーンについて尋ねるとチケットの購入方法が書かれたチラシを渡される。
そこに載っているQRコードを読み込むことでキャンペーンのチケット予約サイトへとアクセスできる。
購入が完了するとチケットがメールで添付ファイルとしてpdfが送られてくるので記載のQRコードを提示するか窓口でチケットを引き換え上で乗船手続きへ進む。
チケット確認時に座席の指定と、キャンペーンの対象であるか到着して7日以内の香港までの航空券の半券を確認された。
同じ内容が以下のコタイウォータージェットのサイトにも記載があるので紹介する。

www.cotaiwaterjet.com

Fly you to Macaoキャンペーンのチケット予約画面へのリンクはこちら

筆者は予約完了後、念の為、窓口でチケットを引き換えてから乗船した。
チケットのQRコードが表示できるならスマホ画面でQRコードがコードを表示して乗船することも可能なようだ。  

Fly you to Macaoキャンペーン用チケット予約画面
Fly you to Macaoキャンペーン用チケット予約画面

筆者は予約完了後、心配だったので窓口でチケットを引き換えてから乗船した。

Fly you to Macaoキャンペーンが適用されたチケット
Fly you to Macaoキャンペーンが適用されたチケット

KKDayでも上環からマカオまでの片道無料のフェリーチケットは予約購入可能

片道無料チケットは、実はKKDayでも予約購入が出来る。
KKDayなら日本語対応で迷わず購入できるのがメリットだ。

コタイウォーター ジェットの予約

タイパフェリーターミナルへ行くなら本数の多いタイウォーター ジェットのフェリーがおすすめ。

ターボジェットの予約

マカオ半島側のマカオ外港(マカオフェリーターミナル)へ行くならターボジェットがおすすめ。

香港へ戻るなら

バスの場合

港珠澳大橋(HZMB)をバスで渡って戻るのはいかがだろうか。 以下の記事と逆順で進めると香港へ戻れる。

港珠澳大橋(HZMB)のシャトルバス
港珠澳大橋(HZMB)のシャトルバス

再びフェリーで戻るなら

香港へフェリーで戻るなら澳門外港かタイパフェリーターミナルから香港行きのフェリーに乗ると戻れる。
帰りは有料となるのでチケットを購入する必要がある。
あらかじめチケットを購入しておくとトラブルが発生しにくいのでおすすめだ。
港珠澳大橋が開業する前は、混雑時間帯はフェリーが満席で乗船できないこともあったようだが今は、フェリーがたとえ満席でも港珠澳大橋を使うという方法が残されている。
公式サイトだけでなくKlookやKKDayでもフェリーの予約ができるので事前に予約購入しておくと安心だ。
公式サイトは、英語または、広東語、中国語のみ表示だが、KlookやKKDayでは日本語かつ日本円の表示で割引価格で購入することが出来る。
下記にフェリーターミナル別にリンクを用意しておくので興味があれば活用してほしい。

マカオ外港フェリーターミナルから香港島 上環へ

マカオ外港フェリーターミナルから香港へは、ターボジェットのみが就航している。
もし、ターボジェットが混雑しているならタイパフェリーターミナルへ移動してコタイウォータージェットを利用することも念頭に置いておきたい。

Klook

KKDay

タイパフェリーターミナルから香港島 上環へ

タイパフェリーターミナルから乗船するなら本数の多いコタイウォータージェットがおすすめだ。
ターボジェットも運行しているが本数が少ない。

Klook

KKDay

マカオから高鉄で香港にはいけないの?

珠海駅に停車する高鉄の車両
珠海駅に停車する高鉄の車両

マカオと中国本土のイミグレーション拱北口岸すぐ横に中国高速鉄道の珠海駅があるが、香港まで直接は直しておらず行くにはひと手間かかる。 高鉄を利用して香港へ行く場合は、一度、広州南まででて高鉄を乗り換えて西九龍駅(香港)へ向かう必要がある。
乗り継ぎが良かったとしても、約3時間程度かかるので高鉄に乗りたいといった動機がない限りは現実的な移動手段ではない。
なお、珠海から深圳へでて乗り換えれば香港行けるようなことが書かれた記事を見かけたが実際は、確かに夜に上海や北京への広州と深圳北を通る列車があるが、本数が少なく使いにくい時間帯なので乗ることは難しいだろう、結論としては深圳北乗り換えだけでは向かうことはできない。
必ず広州南での乗り換えが必要になる。

マカオパスについて

観光で路線バスやLRTに乗るならマカオパスも便利だ。

まとめ

今回は、マカオ政府が行っているFly you to Macaoキャンペーンを利用してマカオを訪れてみた。
マカオにはたくさんの世界遺産の他カジノもあり、観光もアミューズメントも非常に魅力的な場所だ。
カメラ片手に街を巡ってもよし、運試しがてらカジノを訪れてもよし、さらには食べ物も美味しくとても楽しい場所だ。
旅行で香港へはよく行くけどまだマカオを訪れたことがないのであれば是非、香港から片道無料で行けるこの機会に一度訪れてみてほしい。