海外旅行では、現地の電車やバスがクレジットカードで乗れるか悩むことも多い。 香港の地下鉄(MTR)や主要バス、2階建て路面電車、スターフェリーでは2025年10月時点でVisa・Mastercardなどのタッチ決済が利用可能。 ※詳細は、後述のセクションで紹介。 住信SBIネット銀行やPayPay銀行など、Visaデビット付きの銀行口座があれば、現地ATMでキャッシング可能だ。 香港では、多くのお店でクレジットカードが利用できるが、お土産物屋さん等でクレジットカードの少額決済で断られることもある。 クレジットカードの国際ブランドによって、コンタクトレス決済(タッチ決済)が利用できるかどうかは異なる。 たとえば、Apple Payに対応していても、アメックスのコンタクトレス決済は非対応の場合がある。 2023年頃から香港の地下鉄やバス(ミニバスを除く)など公共交通でもクレジットカードのコンタクトレス決済(Visaタッチ等)で乗車することが可能になったようだ。 クレジットカードをまだ持っていないのであれば旅行にも最適なタッチ決済にも対応した バスだけでなく、MTR(地下鉄)はクレジットカードのタッチ決済で乗車可能だ。 香港MTRの公式サイトによると現在は、VISAタッチだけでなく、マスターカードと銀聯カードのタッチ決済にも対応した模様。 ちなみに、香港MTRを1日にたくさん利用するのであれば旅行者向けの24時間券を使ったほうがお得な場合もある。 空港からホテルや中心地まで移動にバスを利用する人も多いのではないだろうか? オクトパスカードとは別でクレジットカードのタッチ決済用のリーダーが設置されている。 タッチ決済対応のクレジットカードであればオクトパスカードを持たなくてもクレジットカードで乗車が可能だ。 ※New Lantao Busは一部路線がAlipay HKのEasy Ride Codeを利用することで乗車可能だが、Alipay HKの登録には香港の電話番号が必要なため旅行者には難易度が高い。 タッチ決済に対応したVisaカードかMastercard(マスターカード)を持っていれば主要なバス会社のバスには乗車可能だ。 ミニバスにも乗車するならオクトパスカードがあったほうが便利だ。 香港空港の駅には改札口がないので、乗車する場合は、あらかじめ窓口などでチケットを購入しておくかオクトパスカードを用意しておく必要がある。 手軽なのは割引価格でオンラインで購入できる、 新界の屯門にある軽鉄はクレジットカードのタッチ決済での乗車に非対応。 スターフェリーでもクレジットカードのタッチ決済が利用できる。 2025年03月に訪れた際は、AMEXのキャンペーンが行われておりAMEXのみ1HKDでスターフェリーに乗船できた。 一部タクシーではクレジットカードやオクトパスが利用できるが多くはない。 海外旅行に最低限必要な機能を備えているクレジットカード。 海外でのクレジットカード利用に不安があるならKlookやKKdayで空港で受け取れるオンライン決済で予約できる旅行者向けのオクトパスカードを利用する手もある。 オクトパスカードの使い方はこちらの記事を参照。 ✅ 香港の交通機関と支払い方法一覧(2025年版) ※多くの公共交通でクレジットカードのタッチ決済も利用可能だ。 「できるだけクレジットカードは使いたくない」という人には、香港版Suicaのオクトパスカードを購入するのがおすすめ。 香港空港到着直後にオクトパスカードや香港ドルが無くても尖沙咀や香港島など中心地まですぐに移動できるのは便利だなと感じた。 ※参考:香港MTR公式サイト
はじめに
香港もかつてはオクトパスカード(八達通)がないと不便だったが、最近はMTR(地下鉄)やバスなど公共交通機関でもクレジットカードのタッチ決済(Visaタッチ等)が使える。
筆者は定期的に香港を訪れおり、2025年10月にも実際に香港を訪れ、快適に現金もオクトパスカードも使わずに移動できることを確認している。
今回はその体験をもとに、クレジットカードだけで香港市街地の公共交通機関を利用する方法を紹介する。香港で公共交通で使えるクレジットカードのタッチ決済対応表(2025年10月版)
一方でライトレールやエアポートエクスプレスは一部制限がある。
交通・店舗
利用可能な国際ブランド(コンタクトレス対応)
備考
MTR(地下鉄)
VISA、Mastercard、銀聯
改札機はライトブルーゲート(Light Blue gates)の専用レーンを使用
City Flyer / City Bus
VISA、Mastercard、銀聯
専用のタッチ決済リーダーあり
LWB / KMB バス
VISA、Mastercard、JCB、Amex、ダイナース、銀聯、Discover
専用のタッチ決済リーダーあり
New Lantao Bus / MTR Bus
利用不可
Alipay HKのEasy Ride Codeで一部路線可能(香港電話番号必須)
エアポートエクスプレス
※VISA、Mastercard、JCB、Amex
改札機はタッチ決済非対応。自動券売機や窓口でクレジットカードでチケット購入可能
トラム(路面電車)
VISA、Mastercard、JCB、Amex
後払い式、下車時にリーダータッチ
ライトレール(軽鉄)
非対応
オクトパスカードが必要。事前チャージで実質クレカ利用可能
スターフェリー
VISA、Mastercard、JCB、Amex
クレジットカードタッチ対応
タクシー(的士)
一部のみ
事前確認必須。多くは現金払い
※他サイトの一部記事ではapple payのwalletからオクトパスカードへ直接チャージ可能と書かれているが、筆者が検証したところ実際には旅行者には不可能だった。オトクさを追求するなら現金は現地の両替所で用意したほうがレートが良い
しかし、為替レートはあまり良くないため、特別な事情がない限りは避けるのが無難だろう。
日本から日本円を持ち込んで現地のレートの良い両替所を利用するのがおすすめだ。
筆者はよく尖沙咀のネイザンロード(彌敦道)沿いにある重慶大厦の奥の方にある両替所を利用する。
奥の方の両替所を利用するのは、入口付近よりレートが良いことが多いからだ。
また、最近、クレジットカードの海外利用手数料が値上がりしており、海外旅行でのクレカのタッチ決済は利便性が高いが、手数料とカード会社の為替レートまで考慮するとクレジットカードがお得とは言い切れない状況になっている。
筆者の2025年10月以降のおすすめは、オクトパスカードを用意して現金でチャージして利用することに変化しつつある。クレジットカードのコンタクトレス決済について(タッチ決済)
非接触ICリーダー付近には対応ブランドのマークが表示されているので、そこに書かれたブランドのみ利用可能だ。
主な国際ブランドごとの呼称は以下の通り:
- VISA:VISAタッチ決済
- JCB:JCBコンタクトレス
- American Express(アメックス):アメリカン・エキスプレス コンタクトレス
- Mastercard(マスターカード):Mastercardコンタクトレス香港の公共交通はクレジットカードのコンタクトレス決済(Visaタッチ等)で乗車可能
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香港地下鉄(MTR・電車)

改札機が専用のレーンとなっているため乗車時は専用レーンを探して乗る必要がある。
コンタクトレス決済対応の改札はライトブルーゲート(Light Blue gates)と呼ばれているようだ。
www.mtr.com.hkバス
エアポートエクスプレスより割安で筆者もよく利用する。
バスでももちろんクレジットカードのタッチ決済が利用可能だった。
もちろん、尖沙咀までのエアポートバス(A21等)でもクレジットカードのタッチ決済で乗車可能だ。
運賃は、オクトパスカードと同額。
ただし、旅行者の場合、自身のクレジットカードの海外利用手数料や為替レートが影響することを考慮したい。
バス会社によって利用できるクレジットカードの国際ブランドが異なる。
旅行者がよく利用するであろうバス会社ごとに表でまとめてみた。
バス会社名
利用できる国際ブランド
City Flyer / City Bus
Visa・Mastercard ・銀聯(UnionPay)
LWB / KMB
VISA・MasterCard・JCB・Amex(アメックス)・ダイナースクラブ・銀聯(UnionPay)・Discover
New Lantao Bus / MTR Bus(港鐵巴士)
利用不可
※各バス会社ともにオクトパスカードは利用可能。


エアポートエクスプレス

一部自動券売機ではクレジットカードは利用できないので利用できる自動券売機を探す必要がある。
イミグレーションを出た直後にあるエアポートエクスプレスのインフォメーションの横などでクレジットカードが利用できる券売機を見かけた。
下車後のホームにも券売機があるので急ぎであれば、そちらで購入することもできる。Klookや
KKdayを使うことだ。
空港へ向かう場合、青衣、九龍、香港の各駅から乗車する場合は改札口がある。
エアポートエクスプレスでは、直接改札機を通るクレジットカードのタッチ決済での乗車はできないが、Klookや
KKdayでQRコードで乗車できる割引のチケットもあるのでそちらも検討して欲しい。

Klook
KKday
2階建て路面電車(トラム)

こちらもクレカのタッチ決済に対応している。
ライトレール(軽鉄)

軽鉄は停留所や安全地帯に設置されたカードリーダーにオクトパスカードをタッチして乗降する。
現金の場合は駅の券売機で切符を購入して乗車する。
あらかじめ駅窓口でオクトパスカードにクレジットカードでチャージを行えば実質クレジットカードでも乗車できるがオクトパスカードが必要となる。
観光ではなかなか屯門の方までいかないかもしれないが注意してほしい。
スターフェリー

visa、マスターカード、JCB、アメックスのタッチ決済が利用可能だ。

コンビニ


コンビニはMTRの駅の改札コンコースなどにもあるので旅行中は見かけることが多いと思う。
対応している国際ブランドは、レジのカードリーダー付近に表記があるので確認しよう。
支払時にクレジットカードと言うかapple payなどと伝えれば対応してもらえる。タクシーでは現金払いがまだまだ主流

乗車前に、運転手にクレジットカードが利用できるか必ず確認してほしい。
タッチではなくクレジットカードが必要な場合もあるので物理カードは念の為用意しておきたい。
どうしてもタクシーで確実にクレジットカードを使いたいとなるとUberなど配車アプリを使う形になってしまう。タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応したおすすめのクレジットカード
エポスカード
さらに年間の利用額に応じてゴールドカードのインビテーションも届く。他の香港に関する情報の記事
オクトパスカードをapple Payで使う方法(apple Payに登録のクレジットカードからのチャージ)
apple payのオクトパスカードにチャージできないときの対処法
androidではオクトパスカードのアプリはある?
海外でのクレジットカード利用に不安があるなら空港で受け取れるオクトパスカードの予約もできる
香港旅行前の事前準備
海外旅行でのSIMカードはahamoがおすすめ
結論:クレジットカードだけで香港を移動できる?
交通手段
タッチ決済クレジットカード対応ブランド
オクトパスカード
現金
補足情報
路線バス
VISA、Mastercard
◯
◯
New Lantao Bus / MTR Bus(港鐵巴士)はクレジットカード利用不可
エアポートエクスプレス
×(改札でのタッチ決済不可)
◯
◯
klookなどで購入したQRコードに対応、自動券売機でクレカ利用不可、駅窓口は可能
地下鉄(MTR)
VISA、Mastercard、銀聯(UnionPay)
◯
◯
専用ゲートあり
路面電車(トラム)
VISA、Mastercard、JCB、American Express、銀聯(UnionPay)等
◯
◯
後払い式
スターフェリー
VISA、Mastercard、JCB、American Express
◯
◯
AMEX特典あり(期間限定)
ミニバス
×(非対応)
◯
◯
現金またはオクトパス必須
軽鉄(ライトレール)
×(非対応)
◯
◯
現金派におすすめ:オクトパスカード
現金でその都度切符を買うのは手間がかかるうえ、窓口や券売機で並ぶことも多いため非効率。
香港の通貨はコインもあり、コインは帰国時に両替もしにくい。
オクトパスカードなら、MTRやバスの乗車以外にもコンビニに飲食店、スターバックスやマクドナルドなどなどでも利用できるので端数も使い切りやすい。
詳しくは、別記事で紹介しているので合わせて確認してほしい。まとめ
香港旅行に行くなら街をぶらつくのにオクトパスカードは必須のイメージがあったが最近は、VISAタッチ対応のクレジットカードが有れば対応できそうだ。
ローカルな場所へタクシーやミニバスを活用して出かけるとなるとオクトパスカードまたは現金は必須だと思う。
海外旅行でも、年々キャッシュレス決済の利便性が上がっているため近い将来旅行者はクレジットカードだけで旅行ができてしまう時代が来るかもしれない。
www.mtr.com.hk
オクトパスカードがなくても大丈夫!香港の地下鉄(MTR)やバスはクレジットカードのタッチ決済で乗車可能
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