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バンコクの公共交通ではクレジットカードのタッチ決済が利用できるのか現地で調査してみた | タイ

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はじめに

タイ バンコクは公共交通が発達しており、日本の"Suica"や"Pasmo"、"ICOCA"の様ににラビットカードやMRTカードなどICカードも発行されている。
一部現地の人しか利用できない決済手段もあり海外からの旅行者は基本的に現金で切符(カードやトークン)を買って乗車することになる。
しかし、近年どこの国を訪れてもクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)で公共交通手段に乗車できるケースが増えてきている。
タイ・バンコクではクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)で公共交通手段に乗車できるのか現地調査をしてみた。

タイの公共交通利用での注意事項

タイなど海外では、日本と法律もルールも異なるため日本で可能なことでも海外ではNGな事が多いので車内や駅構内の注意書きはよく読もう。

車内や駅構内では飲食禁止

MRTやBTS、ARLでは日本のように食べるのも飲み物を飲むのも禁止だ。
ただし、タイ国内長距離を走るタイ国鉄車内は例外だ。
この措置は、タイに限らず日本以外の国では一般的である。
違反すると罰金があったりするので注意が必要。 駅の地下街にフードコートが併設されている場合があるがそちらでは飲食可能。
現地のルールを守って旅行を楽しもう。

結論

以下の表を参照してクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)が可能かを確認してほしい。

路線の種類 クレジットカードタッチ決済利用可否 利用可能国際ブランド
ARL(エアポート・レール・リンク) X
MRT(地下鉄・モノレール) VISA・Mastercard
BTS X
SRT VISA・Mastercard・JCB・銀聯(UnionPay)

MRTとSRTのみクレジットカードのタッチ決済で乗車可能。 双方で利用できるのはVISAカード・Mastercardのタッチ決済(コンタクトレス決済)のみとなる。
やはり海外旅行は、タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応したVISAカード・Mastercardが最強かもしれない。
なお、注意事項として、apple pay(iPhoneやapple watch)に取り込んだVISAカード・Mastercardのタッチ決済は改札機で弾かれたので必ず物理カードを持っていこう。
ちなみに、バンコクのSuicaやPasmo、ICOCAの様なICカードのラビットカードはBTSでのみ利用できるためBTSに乗る頻度が低いなら買う必要はなく都度切符を買ったほうがお得となる可能性が高い。

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路線ごとの詳細は記事の続きを参照。

コンタクトレス決済とは(クレジットカードのタッチ決済)

クレジットカードの国際ブランドによってコンタクトレス決済が利用できるかは異なる。
コンタクトレス用の非接触ICカードリーダ付近に国際ブランドが書かれているので書かれたブランドのみ利用可能だ。(今回のバンコクの公共交通であれば改札機に記載されている。)
例を上げるとapple pay対応でもアメックスのコンタクトレスは非対応といったことがある。
各国際カードブランドごとに、VISAカードがVISAのタッチ決済、JCBカードがJCBのタッチ決済、アメックスがアメリカン・エキスプレスのタッチ決済(コンタクトレス決済)、Mastercard(マスターカード)がMastercardコンタクトレスと呼称されている。

ARL(エアポート・レール・リンク)

クレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)での乗車は出来ない。
切符の購入も現金のみなので注意。
もし日本円しか持っていない場合は、空港内に両替所があるので両替するかATMでお金を下ろす必要がある。
しかし、ATMはATM利用手数料が高額になる場合があるためなるべくATM手数料の無いATMを探したい。
スワンナプーム国際空港に到着した場合、バンコク中心地まで最初に乗車する機会が多い公共交通手段がARL(エアポート・レール・リンク)ではないだろうか?
スワンナプーム国際空港を出発すると、タイ国鉄イーストライン(東線)に沿ってパヤータイ駅までを結ぶ。
途中のマッカサン駅でMRTのブルーラインに乗り換え可能。
終点まで行くとBTSに乗り換えができる。

ARLの改札にはクレジットカードの表記はない
ARLの改札にはクレジットカードの表記はない

ARLの路線図
ARLの路線図

MRT(地下鉄・一部高架・モノレール)

MRT運営のモノレール
MRT運営のモノレール
いわゆるバンコクの地下鉄。
最近は、モノレールも運営している。
クレジットカードのタッチ決済がすべての路線で可能。
利用できる国際ブランドは、VISAカードとMastercardのみ。

MRTの改札をクレジットカードのタッチ決済で通る様子
MRTの改札をクレジットカードのタッチ決済で通る様子

モノレールのみクレジットカードの改札機が異なるので注意

筆者は、初見でクレジットカード用の改札機がわからず切符を買ってしまった。

MRTのモノレールのクレジットカードタッチ決済に対応した改札機は機械が異なる
MRTのモノレールのクレジットカードタッチ決済に対応した改札機は機械が異なる

モノレールの一部駅ではBTSと改札が共通

モノレールの一部駅例えばWat Phra Sri Mahathat駅(ワット・プラシーマハタート駅)ではBTSと改札が共通となっており、乗り換える場合、一度改札を出場してBTSへの乗り換えであれば切符を購入またはrabbitカードで再入場、モノレールへの乗り換えであればクレジットカードのタッチ決済用改札を通過して再入場する必要がある。
通路に注意書きがあるので注意しよう。
日本のような乗り換え改札が無いためこの様な処理となるようだ。

乗り換え方法のステップが書かれたポスター
乗り換え方法のステップが書かれたポスター

MRT路線の種類

路線名 種別 クレジットカードタッチ決済レーンについて
MRTブルーライン 地下鉄・高架鉄道 改札機に搭載
MRTパープルライン 地下鉄・高架鉄道 改札機に搭載
MRTピンクライン モノレール 改札機とは別で専用レーン有り
MRTイエローライン モノレール 改札機とは別で専用レーン有り

※iPhoneのapple payでは改札を通過できないので物理カード必須

BTS(高架鉄道)

BTSの車両
BTSの車両

3路線存在する。
クレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)での乗車は出来ない。 rabbitカードという日本のSuicaやPasmo、ICOCAの様なICカードカードが利用できる。
BTSのみ1日乗車券も存在する。
短距離でも3往復程度乗車するなら一日乗車券がお得だ。
ケース的には、朝昼晩にBTSの駅近くのホテルを拠点に出かけた場合などお得になる計算。
一日乗車券は駅窓口で購入可能。
窓口にクレジットカードの利用可能表記があるが一定以上の金額の決済からしかクレジットカードは利用できなため基本的に現金での決済となる。

BTS路線の種類

路線名 備考
ライトグリーンライン(スクンビット線) タッチ決済非対応
ダークグリーンライン(シーロム線) タッチ決済非対応
ゴールドライン タッチ決済非対応

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SRT(近郊鉄道)

SRTの車両
SRTの車両
クレジットカードのタッチ決済がすべての路線で可能。
利用できる国際ブランドは、VISAカードとMastercard、JCBカード、銀聯カード(UnionPay)で利用できるカードの種類も豊富。
LCCでタイ・バンコクに到着した際に利用することが多いドンムアン空港に到着した場合、SRTダークレッドラインが利用できる。
本数もそれなりにあるので利用しやすい。

SRTの改札機 クレジットカードのタッチ決済で通過可能
SRTの改札機 クレジットカードのタッチ決済で通過可能

SRTのタッチ決済(コンタクトレス決済)の対応を知らせるポスター
SRTのタッチ決済(コンタクトレス決済)の対応を知らせるポスター

SRT路線の種類

路線名 クレジットカードタッチ決済レーンについて
ダークレッドライン 改札機に搭載
ライトレッドライン 改札機に搭載

※iPhoneのapple payでは改札を通過できないので物理カード必須

まとめ

今回は、タイ・バンコクの公共交通手段でクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)が利用できるか調査した。
タイでは、コンビニや飲食店でもクレジットカードの最低利用金額が存在し日本やクレジットカードの普及した国に比べるとクレジットカードの利用がしにくい。
セブンイレブンと安心してクレジットカードを利用しようとてもレジに書かれた最低利用金額を上回っていないとクレジットカードは利用できない。
また、日本のSuicaやPasmo、ICOCAの様な共通で利用できるICにカードも存在しないため必ずある程度現金を持っていた方が良い。
実際、筆者は調査の日、ベトナム・ホーチミン市経由でカンボジア・シェムリアップからタイ・バンコクへ移動してきたがタイではクレジットカードがあまり使えず少し戸惑った。
ベトナムでは、コンビニでもクレジットカードが可能で最低利用金額も殆ど聞かない。
カンボジアは、コンビニではクレジットカードがつかないもの繁華街の飲食店など屋台以外では普通に利用できた。
もしタイに渡航するのであればなるべく現金を持っていきたいところである。
  

※海外旅行と日常で共通に利用できるSIMカードの情報はこちら。
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