世界のどこかから

ガジェットや海外旅行に役立つ情報、渡航先で利用した携帯電話のsimカードの情報についてや旅行記を書くブログです。

契約してる中国移動の料金プランを変更したら国際ローミングができなくなったけど、中国には入国できないため再アクティベートしにベトナムまで行った話

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 時は、9月末、中国移動(広西)のアプリを見ていると、もし次回以降中国に行ったときに良さそうな料金プランが表示されたため 変更の手続きをした。(差額少なくデータ通信が月10GBになる) これが今回の旅の始まりである。

きっかけ

10月1日、iPhoneのアンテナピクトを見ると、デュアルsim運用しているうちの片方が電波が入らなくなっていた。 simカードの故障や長らく中国に渡航できてないため(特に用もない)止まってしまったか?と疑い、ログイン済みのキャリアのアプリを参照してみた。(後に、ログアウトされてしまい何もできなくなる。) 結果、特に停止されていることもなく、正常であった。 国際ローミングがおかしいのかと疑い、該当項目を確認してみるも開通済み。 特に、不審な点も見つからないまま国際ローミングができなくなっているようだった。 国際ローミングができないとなると、日本にいる状態でsmsの受信ができず、一部利用してる中国国内のサービスへのログインが出来なくなってしまう。 (抖音など暇つぶしによくわからん大量の料理を作ってる動画を見るのに利用してる。あと、中国アプリをDLするためのapple idでも利用してる…)

圏外
圏外
写真:アンテナピクト圏外の様子(中の方)

とりあえず、それっぽい単語で、googleや百度(中国移動simなので情報あるかもと使った)で検索して調べたところ、 似たような状況に陥ってる人を発見。 中国移動のキャリアショップにて、国際ローミングを解約後すぐに契約したところ直ったようだった。

今は、まだ中国への渡航は厳しく、もし行けたとしても帰ってこれない恐れがあるため諦めかけていたがふと妙案を思いついた。

どこの国でもいいので中国国境付近の街に行けば、中国移動の電波を掴む事ができ、国際ローミングのオフオンができれば、再度つながるようになるのでは?と。 しかも、国境付近ということは滞在国の電波を掴み直せば国際ローミングできているかの検証もできて一石二鳥ではと考えた。

プラン

世界地図を見てみる。 日本から自分に馴染みがあって行けそうな場所が、1箇所ある。 ベトナムである。 移動に関しても多少は知識があり、最悪問題発生してもどうにかなりそうな陸路の国境を有する国はここだけだった。 (香港やマカオも思いついたけどまだ、短期間での帰国を想定すると気軽に行ける状態でないと判断。特に香港は、中国国境付近まで近づけないと考えられるため見送った。)

国は、決まったので街を選定。なるべく交通の便が良いのと、街の中心地から国境が近いところを探してみる。 すると、モンカイ(Móng Cái)という街が見つかった。

"モンカイ(Móng Cái)"
モンカイ(Móng Cái)

www.google.com

モンカイは、どうやら国境を有する川沿いを歩くことができ、中国国内を視認できる距離とのことで視認できる距離なら、電波が飛んでくるだろうと考えここを目的地とした。 (過去に深圳の羅湖近くのホテルに泊まった際、香港のキャリアの電波を掴んだことがあったため、国境付近だと電波が飛んでくるだろうとの予測があった。)

幸いなことにベトナムは、すでに入出国に某疫病による制限はなく、2019年と同じく帰りの航空券があれば日本人はノービザで入国できる状態である。 帰国に関しても、すでにワクチンを4回受けているため、制限なく日本にも入国が可能だ。

あとは、どうやってモンカイまで行くを考えるだけだった。 調べたところ、ハノイやハロン、ハイフォンあたりから、バスが有るようだった。 せっかく、ベトナム行くので帰りにホーチミンに寄っていくことを考え、モンカイまでの拠点をハノイとし、モンカイ往復後ホーチミンへ移動してそこから再び日本へ帰国することとした。

そして、こんなしょうもない理由で渡航するためなるべく旅費を抑えるべく、保有してるマイルやポイントでどうにかならないか検討を開始した。

まず、飛行機のチケット。 JALやANAなどの特典航空券を参照したが、マイルの他に燃油サーチャージの費用がかかるため、普通にベトジェットなどLCCでチケット取るのと変わらない費用がかかってしまうことが分かった。 次に、そこそこマイルを保有している、デルタ航空でチケットを探してみるとベトナム航空利用で、35000マイル+9000円ほどで往復できることが判明。 しかも、現地の到着地と出発地を別の空港にしても変わらない。

日本とベトナムの往復は、デルタマイルを利用した、ベトナム航空に決定しチケットを抑えた。 次は、モンカイまでの移動とベトナム国内の北部から南部への移動を考える必要がある。 どうやら2022年9月に、ハノイからモンカイまで直通で高速道路が全通したらしく、移動時間が大幅に短縮されたことが分かった。 これにより日帰りが可能となり、宿もハノイに固定することができた。 ベトナム現地の知人にお願いし、バス会社へ電話してもらい、チケットを抑えてもらった。 旅程的には、当日、ホテルまで向かいに来てもらい、バス(バン)に乗車。 モンカイ到着後、電波を受信して、契約してる中国移動の番号の国際ローミングの再設定を行い、適当にモンカイ散策して、ハノイに帰ることとした。

ホーチミンへは、モンカイ往復翌日ハノイの空港から飛行機で移動とした。 実は、モンカイの近くにも空港があるが(ヴァンドン国際空港)乗りたかった航空会社の時刻があまりよろしくなかったためハノイへとんぼ返りすることとした。

実行

11月11日

2022年8月以来の海外渡航である。 羽田からの出発だったので、モノレールで第3ターミナルへ。 国際線で第3ターミナルを利用する時は、モノレールが平行移動できて楽である。 今回はベトナム航空なのでスカイチーム。 スカイチームステータスは去年まではデルタ航空でエリートプラスを持っていたが、今は、ベトナム航空のクレカで無理やりスカイチームエリート。 手荷物の優先と優先搭乗が出来る程度であり、航空会社ラウンジは利用できない。

搭乗ゲート
搭乗ゲート

ただ、プライオリティパスは持っているので近年プライオリティパスラウンジとなったANAラウンジへ行ってみた。 時間帯が良かったのか入室でき、フライト直前までラウンジで過ごした。

特にトラブルもなく搭乗し、特にイベントも発生せずハノイへ到着。 現地での通信はとりあえず、3hkのアジアで使えるローミングsim(1日500MB)と楽天モバイルsim(月2GB)で済ませることにした。 (以前使ってた、iPhone13miniにベトナムmobifone esimが入ってるためどこかのタイミングでメイン機のiPhone14Proに入れ替えたい。)

市内のホテルへは、少しコストが嵩むがgrabで移動し初日を終えた。 翌日は、朝7:00にはバスに乗り。昼前にモンカイに付く予定だ。 日をまたぐ前に就寝した。

11月12日

モンカイへ電波を掴みに行く日。 この日が、今回の旅程でいちばん大事な日だ。

朝6時前に起床しホテルの朝食を済ませ、6:50頃からバスを待つため待機を開始する。 迎えの30分前にベトナム現地の知人の電話に連絡が来ることになっていたが一向に連絡が来ない。 1時間経過…

連絡を取ってもらう。 少し遅れているのでもう少し待ってくれと返答が来る。

さらに1時間経過、再度連絡を取ってもらう。 バスはホテルの場所イマイチ場所がわからないと、なんと、置き去りにされバスがモンカイへ出発してしまったようだ。 うーん困った。 知人にお願いし、別のバスを手配してもらうことに。 この手のことはこちらでは結構あるのであまり気にせずバス会社を変えて次を手配。 この時点でもう9:00を過ぎていた。

30分ほどで次のバスが手配でき、10:30に迎えに来てくれるらしい。

1時間あるので、iPhone13 miniに入ってるベトナム mobifone esimを今のメイン機であるiPhone14Proに移しに適当なキャリアショップを探す。 2022年11月14日現在mobifoneのesimの移し替えはキャリアでの手続きが必要である。 grabバイクで5分ほどの場所にお店を発見し、行ってみた。 esimを移し替えたい旨を伝えるとすぐに対応してくれて5分ほどで作業が完了した。

再びホテルに戻りバスを待つことに、時刻は10:20頃程よい時間だ。

10:40頃未だ、バスが来ない。 どのくらいで来れるか確認してもらうと、渋滞で11時を過ぎそうと言われる。 12:00を過ぎるまだ来ない。 市内の渋滞が激しいと連絡を受ける。 13:00頃、指定の場所まで移動してほしいと連絡が来る。 grabで指定の場所に移動すると乗る予定のバスが停車しており、無事乗車できた。 ここから約3時間半掛けてモンカイへ出発。

バスと呼んでるもの
バスと呼んでるもの
写真:実際に乗ったバス

この時点で、予定より6時間遅れている。 帰りが心配だが行くしか無い。

車は、高速道を爆走し、うとうとしたり動画撮ったりしてるとモンカイに17:00頃到着。予定より6時間遅れ。帰りのバスは18:30。 指定してた場所と全然違う場所で降ろされたが、まぁベトナムではよくあること、時間が限られてるため、気にせず予定をこなす。 川沿いの道へは、街中で声を掛けてきたおっちゃんに行きたい場所と金額聞いてバイクで連れて行ってもらった。 実は、モンカイ到着の少し前から中国移動simに切り替えてアンテナピクトを見ていたところ街に入る前から電波を掴んでいた。 キャリア表示がしっかり、中国移動となっている。

海の上でのアンテナピクト
海の上でのアンテナピクト

この時点で、smsも受信できsimに異常がなかったことも確認できた。

街中でもそれなりに安定して通信できていたが、せっかくなので国境沿いの川近くの道を散策してみた。

川沿いで掴んだ
川沿いで掴んだ

国際ローミングオンオフやり方

肝心の、国際ローミングオンオフだが、smsで手続きすることが可能だった。

中国移動の電話番号で、 10086GMKT とsmsを送信。

尊敬的客户,您当前已开通国际/港澳台漫游功能,无需重复办理。

と返信があり、国際ローミングが開通してるよと言われる(実際は開通してない。) 次に一度、国際ローミングをオフにするため、 10086GMQXとsmsを送信。

尊敬的用户,国际/港澳台漫游功能取消后,您的手机号码在境外将无法使用中国移动漫游服务,您的国漫优惠套餐也将无法正常使用。如需继续取消,请10分钟内回复GMY。

と返信があり、GMYと返信することで、国際ローミング停止処理がなされる。 処理が完了すると、

尊敬的客户,您已成功取消国际/港澳台漫游功能,如需再次开通,请发送GM到10086,感谢您的使用【中国移动】

尊敬的客户,您已成功取消国际/港澳台漫游功能,感谢您的使用。

と返信があり、国際ローミングの停止が完了。

次は、再度開通させるため、10086GMKT とsmsを送信。

尊敬的客户,您已成功开通国际/港澳台漫游功能。温馨提示:中国移动国际及港澳台漫游资费现已大幅下调,为您推出了大包多天、多国包多天等多种优惠套餐,您可关注“中国移动国际漫游”微信公众号,或下载无忧行APP了解查询出访地漫游资费、优惠套餐及相关故障指引,如需帮助请联系10086(国内免费)、13800100186(国际及港澳台漫游时免费)【中国移动】

 

GMKT:开通长期国际/港澳台漫游功能  
GMKT30:开通30天国际/港澳台漫游功能  
GMYDYL:办理一带一路多国流量包  
GMDZH:办理港澳台三地流量包  
GMJP:办理日本流量包  
GMEU:办理欧洲多国流量包  
GMKR:办理韩国流量包   
GMOA:办理大洋洲多国流量包  
GMNA:办理北美多国流量包  
GMAE:办理阿联酋流量包  
GMLA:办理南美多国流量包  
GMAF:办理非洲多国流量包   
GMZX: 办理出境上网自选包  
GMYB: 办理国漫流量月包  
GMCX:查询当前办理国际漫游业务  

と 

尊敬的客户,您已成功开通国际/港澳台漫游功能。如需办理国漫流量套餐请回复GM到10086,或登录无忧行APP完成办理https://at.umtrack.com/onelink/eKLHXb 。 【温馨提示】目前正值新型冠状病毒感染防疫的关键时期,请合理安排出行,美国等国家和地区已关闭2/3G网络,您如前往上述国家和地区,请您提前确认手机终端是否符合漫游地网络制式。详情咨询10086。

※原文まま

と3通smsが返ってきて国際ローミング開通完了となる。

ローミング設定完了
ローミング設定完了
写真:中のアンテナがviettelに繋がってる。

ここで、手動で、ネットワーク選択を行い試しにviettelを選ぶと手続前はアンテナが立たなかったのに今はしっかり接続して、ベトナムでの国際ローミング説明が届いた。 これにて旅の目的を達成、モンカイついてから60分程度で完了した。 帰りのバスは、18:30、iPhoneの時計を見てみると、すでに19:00、あれ?すでに時間過ぎてない?と思ったが、よく考えてみれば、中国とベトナムは1時間の時差があり、 ベトナム時間はまだ、18:00。30分も余裕があった。 これは、iOSの動作として、2つのタイムゾーンの電波を認識した場合、より時間が進んでいる方の時間を優先して使うようだった。 ※ベトナムGMT+7、中国GMT+8

降ろされた場所でバスを待つとバスが1時間遅れる旨の連絡が来た。 本当に時間通りに来るか謎ではあるが、余裕ができたので近くのお店でmi xao bo(牛肉と野菜を炒めた乾麺の焼きそば)を食べた。

mi xao bo
mi xao bo

お店の人が親切でなかなか居心地も良かった。 時間になり、バスとの待ち合わせ場所で待機。 すると、もういるけど来ないからそろそろ出発すると連絡が来る。

どう見ても周りにバスが居ないので詳しく聞くと、指定の場所の建物の裏側で待ってたらしい。

これもベトナムクオリティ。 指定のホテルの前とは、建物の裏では無いと思うのだが…。

無事、バス(バン)を見つけ乗車し、ハノイへ戻る。 バスは満席で自分の席は運転手の横。 シートベルトも壊れてたので事故ったら、射出されるなと思いつつもウトウトしてあっという間にハノイ市内に到着。 自分の泊まっているホテルのあたりには、行けないとのことで適当な場所で降ろされ、ここからは、grabバイクでホテルに戻り、無事目的を達成し返ってくることができた。

まとめ

携帯の電波掴むためだけの旅ではあったがなかなか楽しかった。 せっかく、ハノイに来たので翌日は、新しくできた都市鉄道に乗りに行った。

以上。

blog.fubukiefsf.info

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