
はじめに
今回手元に来たのは、LumixS9 (Lumix DC-S9) のジェットブラック ボディのみ。
普段は、マイクロフォーサーズ(M4/3)のOM SYSTEMのOM-1やオリンパスのE-M5MKIIなどの小型のミラーレス一眼カメラを利用している。
防滴防塵、小型と外に持ち出すには最適なカメラと感じている。
しかし、そんな筆者が、今回買ったのは35mmフルサイズ(フルフレーム)センサーを搭載した、LマウントのPanasonic LUMIX DC-S9だ。
元々、フルサイズセンサーのカメラに手を出すならソニー以外、特にLマウント陣営に興味を持っていた。 (次点でNikonを検討していた。)
家電量販店へ行くたび、様々なメーカーのカメラを試してみたがどうしてもサイズ感でマイクロフォーサーズのOM SYSTEM(オリンパス)のカメラのボディとレンズを合わせたときのコンパクトさに引っ張られサイズ感で購入するのをためらっていた。 (触った結果レンズもボディも大きすぎると感じた為)
そんな中、ボディ内手ぶれ補正のついた小型のフルサイズセンサー搭載(しかもLマウント)で新製品が出るとこのことで飛びついてみた次第だ。
なお、2024年10月にサイズ感がパンケーキに近づいたレンズLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 S-R1840をセットにした広角ズームセットも発売された。
この広角ズームセットの方がサイズ感がよりコンパクトになりLumix DC-S9の良さを引き出していると思う。



サイズ感
ボディだけで見ると現在利用しているOM-1より軽い。
レンズまでを考えるとどうしてもフルサイズ対応のレンズは大きくトータルのサイズ感ではマイクロフォーサーズのカメラのほうがコンパクトになる。

機能所感
小型化に当たりEVFやメカシャッターなど様々な機能は削れれているが、動体を撮影しないスマホ・カメラのように利用すると考えると十分な機能が備わっている。
特にフルサイズかつこのサイズでボディ内手ぶれ補正搭載は嬉しい。

マイクロフォーサーズのカメラ(OM-1)との使い分け
APS-Cのカメラなど他のセンサーサイズのカメラと使い分けを検討している人も多いのではないだろうか?
筆者は、普段はマイクロフォーサーズのカメラを利用している。
パナソニックのLumixにはマイクロフォーサーズのカメラもラインナップがある。
マイクロフォーサーズのカメラは焦点距離を35mm換算したときに2倍となり広角のレンズでも、フルサイズ変え等に比べそうしても望遠になってしまう。
そこで考え方を変えて、よく撮影する飛行機や鉄道では、OM-1を利用して、食事の撮影やちょっとした街中スナップではLumixS9を利用すると用途を分けることにした。
特に食事の撮影では、形も含めLumixS9を利用しやすいと感じている。
元々用途分けでは、LUMIX GM1SやGM5などレンズ資産が活かせるカメラを検討していたが中古でも入手しづらくなっていて諦めていた。
レンズはどうした?

LUMIX S9を手にした当初、Lマウントのレンズは保有していなかった。
理由はLumix S9はオールドレンズ母艦にするのに非常に優れていると感じていたためだ。
決して、他のカメラで出来ないようなことはなく、特定の機能だけに的を絞って良いところを引っ張り出しているイメージ。
Lumix S9の特徴は、LUTボタンの存在や縦で構えての動画撮影がSNSなどスマートフォンとの連携を強く意識されているところだと思う。
しかし、既存のLマウントのAFレンズと組み合わせるとどうしてもレンズのほうが大きくなってしまいコンパクト性は少し疑問が残る。
だが、いわゆる35mmMFのオールドレンズであれば、 現代のレンズよりコンパクトなものもありMFであればマウントアダプターを活用することで様々なレンズをたくさん楽しめる。
MFのいわゆる中華レンズでもよいがMFの古い単焦点のオールドレンズは比較的小型なものが多くボディにとても似合っていると思う。
そこで、保有しているPENTAXのオールドレンズでLumixS9を満喫することとした。
状態を見極めれば、価格もお手頃なレンズを入手しやすい。
ちなみに、ボディが軽くてどうしてもレンズ側に倒れてしまいバランスは悪い。

オールドレンズは分解して清掃もできたりする
実際に撮影してみた
SMC PENTAX-M 28mm F2.8とLumixS9で撮影
PKマウントのレンズ






PENTAX SMC TAKUMAR 35mm F3.5とLumixS9で撮影
M42マウントのレンズ

SMC PENTAX-M 50mm F1.7とLumixS9で撮影
PKマウントのレンズ



Lumix S 20-60 F3.5-5.6 SR2060とLumixS9で撮影


今後Lマウントレンズは買い足す?
おそらく買い足す。
日々、シグマの単焦点レンズを検討している。
オールドレンズだと寄れないのが課題。
マイクロフォーサーズのサイズのレンズは無理だと思うが、パンケーキ系のズームレンズが出たら手を出すかもしれない。AFでも利用したいからだ。
キャンペーンで単焦点パンケーキレンズ(LUMIX S 26mm F8)を貰えるので、MFのレンズではあるがまずはこれのサイズ感を試したい。
※キャンペーンの品が届いた記事はこちら。
blog.fubukiefsf.info
現在はLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 S-R1840を検討中
Lマウントのレンズのズームレンズの中でも小型なLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 S-R1840が発売された。
Lumix S9に似合うコンパクトなズームレンズだ。
少し前に買い足したLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060に比べて更にコンパクトになったフルサイズ対応のLマウントレンズだ。
後にレンズLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060を買い足した
新しいカメラなのでAFで人認識なども試したい。
blog.fubukiefsf.info
カンボジアのアンコールワット遺跡群へ持っていって撮影を楽しんだ。

一緒に利用したいアクセサリー紹介
Lumix DC-S9と一緒に購入したいアクセサリーや周辺機器はこちらの記事で紹介。
blog.fubukiefsf.info
動画撮影時間の制限について
2024年10月09日に新しいファームウェアv1.1がリリースされこのバージョンから動画撮影時間の制限が解除されたモードが追加された。
カメラボディが高温になると動画撮影が自動的に止まることがあるが手軽なフルサイズの動画撮影機として活躍が期待できそうだ。
まとめ
OM-1を購入したときの記事でフルサイズ買うならLマウント陣営と宣言していた通りLマウントのカメラに手を出した。
LUMIX S9が発表されていなければ、富士フイルムのカメラも良いなと感じていたが入手性が低いので諦めた。
存在してても手に入らないなら無いに等しいので選択肢から今回は外した。
ソニーはすぐ壊れるイメージが昔から自分の中にあるので今回は検討しなかった。(出荷台数が多ければ相対的に故障に遭遇する人を見かけるのは仕方がない。)
性能は高く物もよいのだろうが無理させてる感を感じてしまい見送り。
筆者が気にし過ぎなだけとは思うが...。
そうなってくるとNikon、キヤノンとなるが普段使っているマイクロフォーサーズ陣営のカメラも有るPanasonicになびく形となった。
LUMIX S9はカメラと言うよりスマホのようなガジェットに近いかもしれない。
手軽に気軽にカバンから出し撮影してすぐしまう。
そんな感じで楽しんでいきたい。
