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旅とガジェットとカメラのブログ。東南アジア・中国の鉄道旅や陸路国境越え、現地SIM・スマホ決済など、個人手配の旅に役立つ一次情報を徹底解説。

【1年使い倒しレビュー】Cabin Zero ミリタリーは海外旅行で本当に使えるのか?

【1年使い倒しレビュー】Cabin Zero ミリタリーは海外旅行で本当に使えるのか?

はじめに

Cabin Zero(キャビンゼロ)のミリタリーモデル(44L/28L)を、海外旅行で約1年3ヶ月使い続けてきた。
これまで個別レビューは書いてきたが、この記事では「実際に旅で使い続けて分かったサイズ選びの結論」をまとめている。
結論から言うと、Cabin Zero ミリタリーは、「キャリーケースほど大げさではないが、普通のリュックよりはしっかり運べる」
──そんな海外旅行向けバックパックだ。
都市部を歩き回る旅、LCC利用、ガジェット多めの旅行スタイルでは特に相性が良く、軽さ・耐久性・容量のバランスに何度も助けられてきた。
Cabin Zero ミリタリーはリュックとしての評価は高い一方で、「実際に海外旅行で使い続けるとどうなのか?」という情報は意外と多くない。

この記事では、リュック専門家目線ではなく、海外旅行で1年以上使い倒した実体験をもとに、44L/36L/28Lそれぞれの向き・不向きや注意点を正直に書いていく。

Cabin Zeroのロゴ
Cabin Zeroのロゴ

CabinZero キャビンゼロとは

イギリス発のトラベルバッグブランド。
最大のサイズでも機内持ち込みに対応したバックパック(リュック・ザック)を販売しており複数の国を空路も陸路も旅するようなバックパッカーに人気のブランドとのこと。

www.cabinzero.com

Cabin Zero ミリタリーはどのサイズを選ぶべき?44L・36L・28Lを徹底比較

モデル 容量 サイズ(約) 重量(約) 機内持ち込み 想定旅行日数 特徴・向いている人
ミリタリー 44L 44L 51 × 36 × 18 cm 約1,100g △(LCC注意) 5〜10日 荷物多め・長期旅行向け。圧縮すれば機内持込できるケースもあるがLCCは要注意
ミリタリー 36L 36L 47.5 × 32 × 27 cm 約1,025g 3〜5日 機内持込と容量のバランスが良い。初めてのCabin Zeroにおすすめ
ミリタリー 28L 28L 43 × 30 × 16 cm 約905g 1〜3日 最軽量・街歩き兼用。サブバッグや短期旅行向け

※本記事では、1年間実際に筆者が44Lと28Lを使った経験をもとにサイズごとの使い分けを解説している。

結論だけ先に知りたい人向け

  • 長期・荷物多め・LCC中心 → 44L
  • 迷ったらこれ・万能 → 36L
  • 短期+日常兼用 → 28L

どんな旅で使ってきたか(使用環境)

筆者が、Cabin Zeroミリタリーを使った環境や条件を下記に示す。

項目 内容
使用期間 1年3ヶ月
主な渡航先 香港、タイ、マレーシア、ベトナム、カンボジアなど東南アジア中心
頻度 年6回程度の海外旅行(内1度は長期)
旅のスタイル LCCを使った「手荷物だけ」の旅
都市部の徒歩移動が多め
雨季の東南アジアでの利用も多数
最大14日間の旅でも利用
荷物の内容 衣類・洗面用具
iPhone・iPad mini/Xiaomiスマホ類・ガジェット
ミラーレス一眼カメラ(OM SYSTEM OM-1 or LUMIX S9)
Cabin Zeroと搭乗した航空会社 香港エクスプレス
グレーターベイ航空
深圳航空
ジェットスター・ジャパン
スプリング・ジャパン
カンボジアエアウェイズ
スクート
ベトナム航空
JAL
etc...

こうした“リアルな環境”で44Lと28Lを使い分けてきた。
Cabin Zeroは価格も1万円台と手が届きやすく、機内持ち込み中心の旅をする人にはちょうどよい選択肢だ。 特にミリタリーモデルは耐久性が高く、「軽量 × 大容量 × タフ」 という海外旅行に必要な要素がしっかり揃っている。 44L/28Lの実物レビューは下記から確認できるので、サイズ感が気になる方は参考になるはずだ。

1年間使ってわかった「良かった点」

長期旅行でも短期旅行でも便利だったキャビンゼロ。
購入してから1年以上使った結果良かった点を振り返ってみた。

28Lは日常でも使っている
28Lは日常でも使っている

① とにかく軽い → LCC旅で最強

Cabin Zeroはバッグ自体がとても軽いのが特徴。
ただし、ミリタリーモデルはクラシックに比べるとより丈夫な分、少し重い。
手荷物制限が7kg〜10kgのLCC旅では、この軽さが圧倒的なアドバンテージになる。

キャリーケースだと重量の半分近くがスーツケースの重量…ということもあるが、Cabin Zeroならその心配がない。

② 44Lは“ギリギリ規定内”で使いやすい

特に44Lは、LCCの機内持ち込みサイズにしっかり収まる。
満杯にすると少し膨らむものの、これまでに利用したほぼすべてのLCCで問題なく通過できた

③ 生地がタフで、雨・擦れに強い

1年以上ガシガシ使ってきたが、破れや大きな汚れは今のところ無い。
底面や側面の擦れにも強く、街歩きの旅なら十分すぎる耐久性だ。
小雨で短時間ならレインカバーをつけるか悩むがスコールなど強い雨のときにはレインカバーを被せたい。

純正のレインカバーは大きくて重いのでサイズが合うなら別のものでも良いかもしれない
純正のレインカバーは大きくて重いのでサイズが合うなら別のものでも良いかもしれない

④ 背負い心地が想像以上に良い

ミリタリーモデルでは、背面パッドとショルダーハーネスがしっかりしていて、
10kg近く入れても「肩が痛い」と感じることはほぼなかった。

背面にはしっかりとクッションがある
背面にはしっかりとクッションがある

⑤ ホテルでも街でも“扱いやすい形状”

・縦長でスリム
・自立しやすい
・下に敷くときも底面が頑丈
・メインの荷室に南京錠で鍵が掛けられる ・荷物を整理するときは大きく開けられる

⑥ハクバのZEROフックが装着できる

カメラを持ち歩くならYKKとハクバの開発したZEROフックが装着出来るのが大きなプラスポイント。

ハクバのZEROフック
ハクバのZEROフック

ミリタリーモデルであればハクバのZEROフックが取り付けられる。
写真を撮りながらの旅で一眼カメラを持ち歩くなら、是非つけておきたい一品。
首にカメラストラップを掛けたときの重さによる首の負担を軽減できる。
カメラを持ちながら歩き回る筆者は、とても愛用している。
一度使うと手放せないレベルで便利なので、ミリタリーモデルを買うならセットで揃えるのを強くおすすめしたい。

ハクバのZEROフックを装着した様子
ハクバのZEROフックを装着した様子

カメラストラップを通した様子
カメラストラップを通した様子

旅行中のちょっとしたストレスが少ないのが、このバッグの大きな魅力だ。

⑦サブバッグもあると便利

筆者は、サブバッグとしてCabin Zeroのクロスボディバッグも併用している。
特にLCC旅では、財布・パスポート・スマホをすぐ取り出せる小型バッグがあると移動が一気に快適になる。

逆に気づいた「注意点・デメリット」

良かったことがある一方、気になる点も浮かび上がってきた。

1. 真夏の東南アジアは背中の蒸れが気になる

背面パッドは最低限の通気性はあるものの、
バンコクやホーチミンの猛暑では汗が気になった
基本的には、移動時のみで観光に行くときはサブバッグを利用していたので大きくは問題とならなかった。

2. PC収納は“保護力が最低限”

PCの種類によるが、PCは入るものの衝撃吸収は背中のクッションと弱めなので、
ノートPCを持ち歩くときはインナーケースがあった方が良い
筆者は、インナーケースなしでMacbook Airを入れて旅をしたがそもそもの荷物が少なめだったため、何とかなった印象だ。

パソコンや書類が入れられるようになっているがクッション性は乏しい
パソコンや書類が入れられるようになっているがクッション性は乏しい

3. 44Lも28Lもパンパンにすると四角く膨らむ

この“箱っぽいシルエット”は、荷物整理には都合が良いが見た目はややボリュームが出る。   衣類は、圧縮袋に入れるなどして空気を抜いておくと詰め込みやすい。

44Lに目一杯荷物を入れた状態
44Lに目一杯荷物を入れた状態

28Lだが四角くなることで空間の無駄が少ない
28Lだが四角くなることで空間の無駄が少ない

4. 背負ったままのサイドアクセスは難しい

サイドポケットはあるものの、背負った状態で取り出すのは厳しいため、アクセス性は普通レベル。
行動時に飲む水は、サブバッグに吊るしておいた。
旅の目的によるが、サイドポケットには予備の水やトラベル三脚を収納して、よく利用するものはサブバッグに入れる運用をした。

44Lと28Lの使い分け

Cabin Zeroを利用している理由は、預入荷物をなくして空港での待ち時間を節約することを目的としている。
36Lのモデルは持っていないので、筆者が所有してる44Lと28Lの使い分けを紹介する。
下記記載の内容でちょうど間くらいの用途が多いのであれば、36Lのサイズがおすすめだ。

旅の日数で使い分ける

  • 1〜4泊程度 → 28Lが最適
    一番荷物がかさばるのは衣類。旅先で街なかのコインランドリーやランドリーサービスを活用することで荷物を減らしている。
    何日目にランドリーを利用するかはあらかじめ旅の計画に入れておいた方が良い。
    筆者は、カメラの他、PCも必ず持っていっている。

28Lでもそれなりに荷物が入る
28Lでもそれなりに荷物が入る

  • 5泊以上 → 44Lが安心
    長期間の旅で着替え多めなときは44Lを持っていく。
    短期の旅行であってもお土産を想定して44Lを持っていくこともある。

44Lなら荷物がたくさん入る
44Lなら荷物がたくさん入る

荷物の内容で選ぶ

  • 荷物が少なく短期間であれば → なるべく28L(重量を減らすため)
  • 衣類が多い・お土産を多めに入れたい → 44L

コインランドリーを活用すると荷物が減らせる
コインランドリーを活用すると荷物が減らせる

LCCでの相性

  • 28L:チェックなしで通しやすい
  • 44L:航空会社によってはギリギリだがほとんど通過(荷物を詰めすぎなければ基本的に指摘されないようだった。)

28Lなら足元においてもかさばりにくい
28Lなら足元においてもかさばりにくい

重量については、あらかじめ量っておくか、下記のような重さを量るアイテムを持ち歩いて計測してからチェックインするのがおすすめだ。

あくまで計測対象は、メインの手荷物なのでテクニックとしては、モバイルバッテリーなどの重量物は上着のポケットなどに入れておくと良い。

使い分ける点から、→ 2サイズ持ちが意外と使いやすいというのが、1年以上使った結論だ。
28Lの方はサイズ的に日常でも使えるので重宝している。

こうした“リアルな環境”で44Lと28Lを使い分けてきたため、旅行スタイル別の向き不向きもかなり見えてきた。

一年間使って特に便利だった3つの場面

Grabやタクシーに乗るとき

トランクに入れるあまり必要もなく膝の上に置きやすく姿勢が楽。

GrabやTaxiに乗るときも手元に荷物は持っておきたい
GrabやTaxiに乗るときも手元に荷物は持っておきたい

東南アジアの段差・悪路で威力発揮

バックパック全般に言えることだが、石畳・未舗装路はキャリーバッグでは苦痛になるが、Cabin Zero背負っているので関係なし。
機動性の高さも選ぶ理由だろう。

都市部の電車で邪魔にならない

縦にスリムなので、混んだMRTやBTSでも扱いやすい。
精密機器を入れてないときのみだが、長距離バスでは、座席の足元において足置き場にすることもある。

他の定番バックパックと比較してどうか?

他の製品は試していないので比較できないが、筆者は価格と背負ったときの感触、荷室の扱い安さでCabin Zero ミリタリーを選んでいる。

荷室は荷物を展開しやすい広い空間が欲しい(半分開いた状態)
荷室は荷物を展開しやすい広い空間が欲しい(半分開いた状態)

日常でも活躍している

筆者は、44Lは旅行時に使うことが多いが28Lについては日常でも利用している。
一般的なリュックに比べると容量が大きくパソコンや充電器にモバイルバッテリーや書類などを沢山持ち運んでもスペースに余裕があり重宝している。
旅行用リュックというと利用シーンが限られるイメージがあるが、Cabin Zeroは日常でも便利に利用できている。

Cabin Zeroミリタリーはどんな人におすすめ?

  • 手荷物だけでサクッと旅したい
  • シンプルで容量の大きなバックパックの欲しい人
  • タフで長持ちするバックパックが欲しい

そんな人にはピッタリの選択肢だ。

筆者はアクションカムを装備したりもした
筆者はアクションカムを装備したりもした

購入はこちらから

カラーバリエーションも豊富なので是非、自身にあった色を見つけてほしい。
沢山荷物を入れたいなら44Lが良いだろう。
日常も短期の旅行でも使うなら28Lが役立つ。
荷物はそこそこに用途をまとめるなら36Lが最適だ。

44L

筆者は、長期の旅行ではこのバックパックを利用している。
着替えも最小限でランドリーで洗濯前提であれば十分な量の荷物を持ち運べる。

36L

ホテルで中身をおろして街に繰り出すならこのサイズがおすすめ。
荷物もそこそこに、旅先でのデイバッグとしても使うならこのサイズ。

28L

飛行機の前の座席下の荷物収納にも収まるサイズ。
筆者は、日常でも利用している。

まとめ

実際に1年以上使い続けて、Cabin Zeroミリタリーは「軽くて扱いやすい、旅の相棒」のような存在になった。
- 都市型の旅ならほぼ不満なし - 航空会社によるがLCC旅との相性が抜群だった
- ガシガシ使っても壊れない耐久性は心強い
- 44L/28Lの二刀流が意外と便利だった

コスパも良く、旅グッズとして“買って後悔しない”バックパックだった。
お土産を多く買いたいときは、短期旅行でも44Lを持っていくこともある。
記事を読んでみて44Lサイズは大きすぎるなと思ったらなら36Lサイズという選択肢もあるので安心してほしい。
筆者も36Lサイズも近々買い足すか悩んでいる。
3種類のサイズを使い分けることでより旅にあった荷物の量に調整できるからだ。
海外旅行へバックパックだけで行こうとしていて気になる人はぜひチェックしてみてほしい。