
- はじめに
- 結論:初めての香港MTRはこれだけ覚えればOK
- 1. 香港MTR(地下鉄)の基礎知識
- 2. 必須アイテム「オクトパスカード(八達通)」とは
- 3. オクトパスカードの買い方とチャージ方法
- 4. MTRの乗り方(改札の通り方)
- 5. 帰国時の払い戻し(リファンド)方法
- なぜ切符よりオクトパスがいいのか?
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:実は「オクトパス不要」の選択肢もある
はじめに
香港旅行の移動手段として欠かせない地下鉄(MTR)。 初心者にとっては「切符はどう買うの?」「オクトパスカードはどこで売ってる?」「ツーリスト用と普通のはどっちが得?」と不安な点も多いはずだ。
本記事では、香港MTRの路線図や乗り方、そして香港旅行の必需品「オクトパスカード(八達通)」の購入から払い戻しまで、2026年時点の基礎知識を網羅して解説する。
なお、「切符を買うのが面倒」「カードを増やしたくない」「iPhoneでそのまま乗りたい」という人は、クレジットカードのタッチ決済だけで乗車する方法もある。 それについては、以下の別記事で詳しく検証している。
結論:初めての香港MTRはこれだけ覚えればOK
- 空港に着いたらオクトパスカードを1枚買う
- 改札では黄色いリーダーにタッチ
- 車内・駅構内ではアメ1個でも飲食禁止(罰金あり)
1. 香港MTR(地下鉄)の基礎知識
香港の鉄道網は非常に発達しており、空港から市内、ディズニーランド、中国国境(深セン)まで網羅している。
最新の路線図(Route Map)

まずは自分のホテルや目的地がどの色のラインにあるか確認しよう。 多くの駅でホームドアが設置されており、案内表示も英語併記があるため、日本人でも非常に利用しやすい。
運賃と始発・終電
- 運賃: 日本と同様、距離によって異なる。初乗りは数香港ドル(約100円〜)と非常に安い。
- 時間: おおむね朝6時頃から深夜1時頃まで運行している。

2. 必須アイテム「オクトパスカード(八達通)」とは
日本のSuicaやPASMOにあたる交通系ICカード。
MTRだけでなく、バス、トラム、フェリー、コンビニ、スタバなど、街中のあらゆる支払いで使える「香港旅行の必需品」だ。
なぜクレカ全盛の今、あえてオクトパスを買うのか?
「最近はクレジットカードのタッチ決済でMTRに乗れるから、オクトパスはいらないのでは?」
そう思うかもしれないが、香港を遊び尽くすならオクトパスは最強のアイテムだ。
理由は以下の通り。
- ミニバス(小巴)やトラム: クレカ未対応の車両がまだ多く、オクトパスがないと乗れない場合がある。
- ローカルな飲食店(茶餐廳): 香港らしい個人店や古い食堂では、今でも「現金かオクトパスのみ」が主流だ。
- MTR乗り継ぎ割引(BBI): 指定のバスと地下鉄を乗り継ぐ際の割引は、基本的にオクトパス利用時のみ適用される。
- 街中の至る所で決済: 自動販売機、公共施設の利用料、証明写真機など、小銭代わりになる。
「主要な場所はクレカ、ディープに楽しむならオクトパス」というのが、現在の香港旅行の正解だ。
「ツーリスト版」と「通常版」の違い
旅行者が買うべきカードは主に2種類ある。どちらを買うべきか迷うポイントだ。
- Tourist Octopus (Sold version)(旅行者用):
- 価格:39HKDなど(デザインにより異なる)。
- 特徴:カード代の返却なし。デポジットがないため、残高がなくなればチャージが必要。記念に持ち帰れる。
- On-Loan Octopus(通常版・レンタル版):
- 価格:200HKD(デポジット50HKD含む)。
- 特徴:帰国時に返却するとデポジット(50HKD)と残高が戻ってくる。
結論: リピーターになる予定がある、あるいは少しでも損をしたくないなら「通常版」。記念にカードを持ち帰りたいなら「ツーリスト版」がおすすめだ。


実は物理カードを買わなくても、iPhone(Apple Pay)でオクトパスカードを発行・チャージ可能。日本にいながら準備できる「スマホ版」の使い方はこちら。
blog.fubukiefsf.info🇭🇰 【コラム】現地での呼び方は「オクトパス」じゃない?
オクトパスカードは、現地の広東語では「八達通(バッ・ダッ・トン)」と呼ばれている。
「八方(あらゆる方向)へ通じる」という意味が込められた縁起の良い名前だ。
もしローカルな食堂やお店で「オクトパス?」と聞いて通じない時は、手持ちのカードを見せるか、以下の文字をスマホで見せれば一発で伝わる。
八達通
現地の人との距離がグッと縮まるはずだ。
3. オクトパスカードの買い方とチャージ方法
どこで買える?
- 香港国際空港: 到着ロビーのMTRチケットカウンター、または自動販売機。
- MTR各駅: 客務中心(カスタマーセンター)。
- コンビニ: セブンイレブンやサークルKでも購入・チャージが可能。

チャージ(Top Up)のやり方
残高が減ってきたらチャージ(現地ではTop Up/Add Valueと呼ぶ)をしよう。
- 増値機(Add Value Machine): 駅にあるチャージ専用機。カードを置いて現金を差し込むだけでOK。お釣りが出ない機種が多いので注意。
- コンビニ: レジで現金を出しオクトパスカードを見せて「トップアップ、プリーズ」と言えば通じる。少額からチャージ可能。

チャージ残高の確認
改札を通るときや、駅に設置された、「查閱八達通」と書かれた機械にタッチすることでも残高を見ることが出来る。

4. MTRの乗り方(改札の通り方)
基本的な流れは日本と同じだが、絶対に知っておくべきルールがある。
改札に入る(Tap in)
改札機の黄色いリーダーにオクトパスカードをしっかりタッチする。 (※ここで残高が表示されるので確認しておこう)

【重要】車内・駅構内での注意点
- 飲食厳禁: 香港のMTR車内や駅構内(改札内)は飲食禁止だ。 日本と違い、アメやガム、水を一口飲むだけでも見つかると高額な罰金(最大2,000HKD)が科される可能性がある。絶対に飲食は控えよう。
- 優先席: 笑顔のマークが描かれたシートは優先席。

改札を出る(Tap out)
出る時も同じようにタッチする。運賃が引かれ、残高が表示される。

5. 帰国時の払い戻し(リファンド)方法
「通常版(On-Loan)」を持っている場合は、帰国前に払い戻しができる。
- 場所: 空港やMTR主要駅の「客務中心(Customer Service Centre)」
- 手数料: 発行から90日以内の返却は11HKDの手数料がかかる場合があるが、デポジット50HKDと残高は現金で返ってくる。
- 注意: 「ツーリスト版」はカード代の払い戻しはできない(残高のみ返金可能な場合もあるが、基本は使い切り推奨)。
なぜ切符よりオクトパスがいいのか?
- 毎回行き先を選ぶ必要がある
- 混雑時間帯は券売機が並ぶ
- 乗り越し精算が面倒
とにかく1日乗りまくるなら1日乗車券もある。
切符(Single Journey Ticket)で乗る方法
・券売機で行き先を選ぶ ・運賃はオクトパスよりやや高め ・乗り越し精算が必要
都度切符を購入すると時間がかかるため、オクトパスカードまたは、後述するクレジットカードのタッチ決済での乗車をおすすめする。
よくある質問(FAQ)
Q. 残高不足のまま改札を通るとどうなりますか? A. ツーリストオクトパスカードの場合は、改札でエラーになり通れない。 近くの増値機や客務中心でチャージが必要だ。 通常のオクトパスカードの場合は、デポジット額まではオーバーして改札を通ることが出来る。次回チャージ時にデポジットから引かれた額が再びデポジットとなる。
Q. オクトパスカードは2人で使い回せますか? A. 使い回せない。入場・出場がセットで記録されるため、1人1枚必ず必要。
Q. 水を持っているだけで罰金になりますか? A. 持っているだけなら問題ないが、キャップを開けて飲もうとした時点で罰金対象になる可能性がある。「一口だけならバレない」は通用しないので注意。
まとめ:実は「オクトパス不要」の選択肢もある
初めての香港旅行で「記念にカードが欲しい」「コンビニや自販機でも使いたい」なら、迷わずオクトパスカードを買おう。一枚あるだけで旅の快適度が段違いだ。
一方で、以下のような人にはあえてオクトパスカードを使わない選択肢もある。
- 券売機やカウンターに並びたくない
- 帰国時に残高を使い切るのが面倒
- 短期滞在で、移動は電車とバスしか乗らない
実は香港のMTRやバスは、日本のクレジットカード(VISA/Mastercard等)のタッチ決済でそのまま乗車できる。 「カードを買う手間すら省きたい」という合理的な旅行者は、ぜひ以下の記事で最新の乗車方法をチェックしてほしい。
