
- はじめに
- 香港MTR(地下鉄)はクレジットカードのタッチ決済で乗車できる
- 対応しているクレジットカードブランド
- クレジットカードで通れる改札は「ライトブルーゲート」
- 乗り方:クレジットカードでのMTR利用手順
- Apple Pay・Google Payは使える?
- 運賃・料金体系はオクトパスと同じ?
- 東鉄線のファーストクラス(頭等)車両もクレジットカードのタッチ決済に対応
- クレジットカード利用時の注意点 | 実際に乗車してみた
- 1日たくさん乗るなら「24時間券」も検討
- 結論:MTRだけならクレジットカードで十分
- その他香港で役立ちそうな情報
- まとめ
はじめに
「香港 MTR クレジットカード」「香港地下鉄 クレジットカード」で調べている人の多くは、オクトパスカードがなくても地下鉄にそのまま乗れるのか?を知りたいのではないだろうか。
結論から言うと、香港の地下鉄(MTR)はクレジットカードのタッチ決済で乗車可能で、旅行者でも問題なく利用できる。
本記事では、香港MTR(地下鉄)だけに特化して、対応ブランド・使い方・注意点・オクトパスとの比較までを現地で調査してきたので実体験ベースで解説する。
※香港のバスやフェリー、全体のキャッシュレス事情を知りたい方は[こちらのまとめ記事]へ
香港MTR(地下鉄)はクレジットカードのタッチ決済で乗車できる
香港MTRでは、Visa・MastercardなどのEMVコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応しており、改札機にカードやスマホをタッチするだけで入場・出場できる。
筆者は2025年にも香港を訪れ、オクトパスカードを使わずクレジットカードのみでMTRに乗車できることを確認している。
対応しているクレジットカードブランド
2026年01月時点で、MTRのタッチ決済に対応している主なブランドは以下の通り。
- Visa(VISAタッチ)
- Mastercard(Mastercardコンタクトレス)
- 銀聯(UnionPay)
※JCB・American ExpressはMTRの改札では非対応(バスやフェリーでは利用可のケースあり)

改札機には、利用できるブランドも書かれており安心だ。
クレジットカードをまだ持っていないのであれば旅行にも最適なタッチ決済にも対応したエポスカードがおすすめだ。【PR】
クレジットカードで通れる改札は「ライトブルーゲート」
MTRのすべての改札がクレジットカードのタッチ決済に対応しているわけではない。
クレジットカードで乗車する場合は、ライトブルー色の改札(Light Blue Gates)を利用する必要がある。
- 通常のオクトパス専用改札 → 利用不可
- ライトブルーゲート → クレジットカード・スマホ対応
駅によっては対応改札の数が少ないため、混雑時間帯は、少し待つ必要がある。


乗り方:クレジットカードでのMTR利用手順
- ライトブルーゲートを探す
- 改札のクレジットカードリーダーにカード or スマホをタッチ
- そのまま入場
- 下車駅でも同じカードをタッチして出場
※入場と出場で必ず同一のカード/端末を使用すること

Apple Pay・Google Payは使える?
- Apple Pay:利用可能(Visa / Mastercardのみ)
- Google Pay:利用可能(対応ブランドに限る)
物理カードを取り出さず、スマホだけで完結するため非常に快適。 ただし、スマホの電池切れには注意したい。
運賃・料金体系はオクトパスと同じ?

- 運賃体系:オクトパスと同額
- 割引:オクトパス特有の割引は適用されない
そのため、短期旅行・乗車回数が少ない人にはクレジットカードが便利。
一方、滞在日数が長い・何度も乗る場合はオクトパスの方が安くなることもある。
割引については基本的に現地在住者向けで旅行者には影響しない。
東鉄線のファーストクラス(頭等)車両もクレジットカードのタッチ決済に対応

東鉄線の6号車には、日本で言うところの普通列車グリーン車に相当する車両が連結されている。
乗車前にホームに設置された一等車料金処理機へカードをタッチすることで乗車が可能となる。
料金は、運賃と同額で例えば、地下鉄の運賃が20HKDであれば、一等車料金も20HKDとなり、合計40HKD必要となる。
タッチせずに乗車し車内検札で見つかると1,000HKDと高額な罰金が請求されるので注意が必要だ。
なお、一等車であっても飲食は出来ない。


クレジットカード利用時の注意点 | 実際に乗車してみた
実際に、クレジットカードのタッチ決済を利用して香港の地下鉄に乗車してみた。
筆者は、物理カードとapple Pay登録のクレジットカード両方を試してみたがどちらも問題なく利用できた。
ただし、利用するにあたり検討した注意点があったので紹介する。

入場と出場で必ず同一のカード/端末を使用すること
これは、繰り返しになるが筆者は一度、物理カードで入場したのかapple Payで入場したのかわからなくなり、誤って入場に利用していない方で出場しようとしてしまい改札がエラーとなって開かず出れなかった。
そんなときは落ち着いて他の入場に使ったであろうカードを試してほしい。
海外利用手数料がかかる
多くの日本発行カードでは、 - 海外事務手数料(約2.2%〜3.85%) - カード会社独自の為替レート が上乗せされる。
そのため、1円でも節約したいとなるとオクトパスカードや後述する1日乗車券のほうが有利な場合もある。
エラー時の対応が分かりにくい
改札を出ようとして、クレジットカードをタッチしてもエラーとなったりと突然のトラブルが発生することがある。
万一エラーが起きた場合、オクトパスよりも駅係員での処理に時間がかかることがある。
基本的にはオクトパスカードと同様に駅窓口で処理して貰う必要がある。
もし突然、改札口でトラブル(エラー)が発生したら?
筆者が実際に現地で確認した、改札でエラーになる主な原因と対処法をまとめた。
現地で焦らないためにも、事前にチェックしておくことをおすすめする。
【入場時】改札を通れない場合
- カードがそもそもタッチ決済に対応していない
- クレジットカードに「リップルマーク(Wi-Fiのような波形マーク)」があるか再度確認しよう。マークがない物理カードは、改札のリーダーに反応しない。
- カード会社によるセキュリティロック(利用制限)
- 海外での突然の利用に対し、不正利用防止機能が働いてロックがかかるケースが非常に多い。
- 対処法: 別の国際ブランドのカードを試すか、一時的にオクトパスカードを利用しよう。その後、カード会社へ連絡して「香港で利用する」旨を伝えて制限を解除してもらう必要がある。
【出場時】改札から出られない場合
- タッチするタイミングが早すぎる(前の人と近すぎる)
- クレジットカードはオクトパス(FeliCa)に比べ、通信に1秒弱の時間がかかる。前の人がゲートを通り抜ける「前」にタッチしてしまうと、システムが正常に反応せず入場・出場記録が書き込まれないことがある。
- 対処法: 前の人が完全にゲートを通過し、扉が閉まる(あるいは準備が整う)のを一呼吸待ってからタッチしよう。
- Apple Pay(iPhone)の干渉
- iPhoneのWalletにオクトパスカードが入っている場合、クレジットカードをかざした瞬間にオクトパス側が反応してエラーになることがある。
[筆者のアドバイス] 解決しない場合は「客務中心」へ どうしてもエラーが消えない場合は、改札横にある有人窓口「客務中心(Customer Service Centre)」の係員にカードを提示しよう。筆者も経験があるが、係員に入場記録を修正してもらうことでスムーズに解決できる。
1日たくさん乗るなら「24時間券」も検討
MTRを集中的に利用する場合は、 旅行者向けのMTR 24時間パス(Tourist Day Pass)の方がお得になるケースもある。
(※詳細は別記事で解説)

結論:MTRだけならクレジットカードで十分
- MTRはクレジットカードで問題なく乗れる
- オクトパスがなくても香港観光は成立する
その他香港で役立ちそうな情報
路線バスはどうなの?
香港の路線バスでもクレジットカードのタッチ決済は利用できる。
詳しくは、下記の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
他の公共交通機関はどうなの?
やっぱりオクトパスカードが使いたいなら
2025年現在オクトパスカードは、駅やコンビニ、空港での購入のほか旅行者向けのapple Pay版のオクトパスカードも存在している。
残念ながら、Google Pay版は旅行者には未対応だ。
下記の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
まとめ
今回は、香港MTRでのクレジットカードのタッチ決済の対応状況を紹介した。
筆者は、オクトパスカードも持っているが最近は為替レートも考えずにクレジットカードのタッチ決済で済ませることが多い。
理由は単純で、毎日利用するわけではないので数円の誤差を気にするほどの利用頻度ではないからだ。
時間が限られる旅行時であれば、時間のほうが大切だからだ。
香港は、日本からも格安な直行便が多く、日程によっては国内旅行よりも安く済むケースも有るので訪れる人も多いと思う。
この記事が快適に香港を移動する参考になれば幸いだ。
