
- はじめに
- 結論:上海の地下鉄はクレジットカードのタッチ決済で乗車できた
- 上海で公共交通で使えるクレジットカードのタッチ決済対応表(2026年01月版)
- クレジットカードのコンタクトレス決済(タッチ決済)とは
- タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応したおすすめのクレジットカード
- 上海メトロ(地下鉄)
- 空港アクセスリニアモーターカー マグレブ(Maglev)
- 路線バス・トロリーバス
- 実際に上海の地下鉄でタッチ決済を使ってみた
- 使えるカード/使えないカード・注意点
- apple payに表示される中国交通系ICカードは利用できないのか?
- Alipay / WeChat Payとの使い分け
- 地下鉄路線図の確認はAMAP(高徳地図)が便利
- 中国からは日本のサービスが利用できないのでSIMカードの準備を
- まとめ
はじめに
日本からも比較的近く、ディズニーランドもあることから、初めての中国旅行先として上海を選ぶ人も多いのではないだろうか。
中国はこれまで「日本のクレジットカードが使いにくい国」というイメージを持たれがちだった。
特に決済面ではQRコード決済が急速に普及しており、旅行者にとっては現金以外の選択肢が限られていた時期も長い。
近年ではAlipayやWeChat Payに日本のクレジットカードを登録して支払いができるようになり、利便性は大きく向上している。
一方で、旅行のためだけに中国の決済アプリをスマートフォンへインストールすることに抵抗を感じる人もいるだろう。
今回、筆者が訪れた上海では、地下鉄をクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)だけで乗車できることを実際に確認できた。
本記事では、2025年12月に現地で検証した内容をもとに、上海の地下鉄におけるクレジットカードタッチ決済の対応状況や注意点を紹介する。

結論:上海の地下鉄はクレジットカードのタッチ決済で乗車できた
先に結論を書くと、上海の地下鉄および空港アクセス路線である上海マグレブ(Maglev)では、クレジットカードのタッチ決済で乗車することができた。
実際に利用できたカードブランドは、Visa、Mastercard、American Express、JCBで、日本で一般的に使われている主要な国際ブランドには一通り対応していた。
ただし、クレジットカードのタッチ決済が利用できるのは、あくまで地下鉄と上海マグレブに限られており、路線バスやトロリーバスでは利用できなかった点には注意したい。
なお、上海マグレブでは駅窓口でのきっぷ購入時にもクレジットカードが利用できるようだ。
極端な例を挙げると、空港に到着した時点で中国元を1元も持っていなくても、上海の中心部まではクレジットカードのタッチ決済だけで移動することが可能だった。
また、Apple PayやGoogle Payに登録したクレジットカードによるタッチ決済にも対応していた。

上海で公共交通で使えるクレジットカードのタッチ決済対応表(2026年01月版)
| 交通機関 | クレジットカードのタッチ決済 | 対応ブランド | Apple Pay / Google Pay | 交通系IC / アプリ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上海地下鉄 | ◯ | Visa / Mastercard / Amex / JCB | ◯ | 上海公共交通カード / Alipay / WeChat Pay | ICは事前チャージ式 |
| 上海マグレブ(Maglev) | ◯ | Visa / Mastercard / Amex / JCB | ◯ | 上海公共交通カード | 改札タッチ可 |
| 上海マグレブ(窓口) | ◯ | Visa / Mastercard / Amex / JCB | ◯ | ― | 窓口購入もクレカ可 |
| 路線バス | × | ― | ― | 上海公共交通カード / Alipay / WeChat Pay | クレカタッチ不可 |
| トロリーバス | × | ― | ― | 上海公共交通カード / Alipay / WeChat Pay | 同上 |
※上海の交通系IC(上海公共交通カード)は、事前にチャージして利用する方式で、クレジットカードのタッチ決済(後払い)とは仕組みが異なる。
※AlipayやWeChat Pay内の交通カードも、実質的にはプリペイド式である点に注意したい。
クレジットカードのコンタクトレス決済(タッチ決済)とは
クレジットカードの国際ブランドによって、コンタクトレス決済(タッチ決済)が利用できるかどうかは異なる。
非接触ICリーダー付近には対応ブランドのマークが表示されているので、そこに書かれたブランドのみ利用可能だ。
たとえば、Apple Payに対応していても、アメックスのコンタクトレス決済は非対応の場合などある。
主な国際ブランドごとの呼称は以下の通り:
- VISA:VISAタッチ決済
- JCB:JCBコンタクトレス
- American Express(アメックス):アメリカン・エキスプレス コンタクトレス
- Mastercard(マスターカード):Mastercardコンタクトレス
タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応したおすすめのクレジットカード
エポスカード
海外旅行に最低限必要な機能を備えているクレジットカード。
さらに年間の利用額に応じてゴールドカードのインビテーションも届く。
上海メトロ(地下鉄)
旅行者が一番使うであろう交通手段。
地下鉄の改札機は2タイプ見かけたがどちらもクレジットカードのタッチ決済での乗車に対応していた。


どちらの改札機も分かりやすくクレジットカードのタッチ決済が利用できる旨が書かれていた。
タッチする場所は、改札機上部のICと書かれている場所。

上海の地下鉄は、郊外は外を走る路線もある。

空港アクセスリニアモーターカー マグレブ(Maglev)
マグレブ(Maglev)の改札機も基本的に地下鉄と同じだった。

マグレブ(Maglev)は、窓口で当日の航空券を見せると20%割引(片道普通車の運賃が50元→40元)になるので急いでいないときは、窓口でチケットを購入した方が良い。
KKDayやKlookでも事前にチケットを購入できるが、安さを求めるなら今のところ窓口で当日の航空券を見せてチケットの購入をおすすめする。

路線バス・トロリーバス
上海の路線バスとトロリーバスでは、クレジットカードのタッチ決済での乗車は出来ない。
将来的に対応する可能性もあるが、2025年12月現在は非対応だった。
現金でも乗車できるが、バスを利用するならAliPayやWeChat Payの交通用QRコードまたは、上海の交通系ICカードを用意したほうが良いだろう。

実際に上海の地下鉄でタッチ決済を使ってみた

筆者は、今回は日本から上海浦東国際空港に降り立った。
空港から、上海の中心地に近い南京東路駅まで地下鉄2号線の始発で向かうこととした。
基本的にすべての改札機にクレジットカードが利用できる表示がある。
タッチする場所は、ICと書かれた改札機上部。
上海の交通系ICカードと同じ場所にタッチするとゲートが開き入場ができる。
出場時は、クレジットカードの表示はないが、入場時と同じくICと書かれた場所にクレジットカードをタッチするとゲートが開き通過が可能だ。
1度だけ出場時に、改札機がエラーが発生したが、改札横の窓口で出れなかった旨とクレジットカードを提示したところ確認してくれて、改札を開けて通してくれた。
どうやら、カードの反応が早く前の人の荷物が改札機を人が通過したことと誤認してゲートが先に閉まってしまったようだった。
今回は、iPhoneに登録したJQエポスカードのVISAカードを利用したが請求履歴(明細)は以下の画像の様になっていた。

使えるカード/使えないカード・注意点
今回は、Apple Payに登録のクレジットカードとタッチ決済に対応したクレジットカードを利用したがどちらも問題なく利用できた。
残高があればVISAデビットなども問題なく利用できるもののと思われる。
iPhoneのapple pay登録のカードでタッチ決済でも問題なく利用できていたので移動に困ることは無さそうだった。
エクスプレスカード登録はしていたが、他にも改札が反応してしまうカードをiPhoneに登録していたため改札を通る前に電源ボタンを2度押し後顔認証をして、apple Payの決済を有効にしてから通過していた。
注意事項としては、日本のSuicaなどで電車に乗るときと同じく1枚のカードを複数人で改札を通過して利用することは出来ないので、この場合は別途、切符(トークン)を買う必要があるようだ。
なお、出場時も同じカードを必ず使う必要がある。

apple payに表示される中国交通系ICカードは利用できないのか?
apple Payの交通系ICカード追加画面に中国の交通系ICカードのリストが出てくるが、中国の銀行口座がないと基本的にアクティベート出来ないので利用できない。
筆者は、現地の銀行口座も持っているので日本のiPhoneでapple Payに深圳の深圳通を登録している。
上海のトロリーバスには、このカードを利用して乗車した。

Alipay / WeChat Payとの使い分け
上海旅行において公共交通に乗車するのにクレジットカードのタッチ決済とAlipay / WeChat Payを使い分ける大きな理由は、バス(トロリーバス含む)に乗るか乗らないかだと思う。
街なかのお店でもキャッシュレスで過ごしたいならAlipay / WeChat Payは必須だ。
Alipay / WeChat Payで公共交通機関に乗るためには別途専用のQRコードをセットアップする必要があり初回だけ手間なのでバスに乗らず地下鉄のみならクレジットカードのタッチ決済のみで過ごせると思う。
地下鉄路線図の確認はAMAP(高徳地図)が便利
上海の街を組まなく走る地下鉄を乗りこなすには路線図が必須。
オンラインで路線図を提示してるサイトはあるが、最近のものとは限らないので筆者のおすすめは高徳地図内の路線図を使うこと。
中国各都市だけでなく日本の東京の地下鉄路線図にも対応していた。
路線図から出発駅と到着駅を選択すると乗り換え案内と運賃、所要時間も表示してくれるので便利だ。
なお、日本でおなじみのgoogleマップは中国では原則サービスを行っておらず、位置がずれて表示されるのでおすすめしない。

中国での地図アプリのおすすめは以下の記事で紹介している。
中国からは日本のサービスが利用できないのでSIMカードの準備を
中国旅行を準備している人なら、中国現地のネットワークでは、日本のSNSやLINEなどのサービスにアクセスできないことはご存知だろう。
筆者は、ahamo
と
楽天モバイルのSIMカードを利用しているので海外旅行で別途eSIMなどを購入することはほとんどないが、以前利用したことのある以下のサービスがおすすめだ。
まとめ
- 上海地下鉄・マグレブはクレジットカードのタッチ決済対応
- バス・トロリーバスは非対応
- Apple Pay / Google Pay対応
- Apple Payの中国の交通系ICカードは銀行口座が必要
- 街中での買い物はAlipay / WeChat Payが便利
上海で飛行機で到着後、中国元やAlipayやWechat Payが利用できる海外ローミング用のSIMカードが無くても、とりあえずクレジットカードがあれば市街地まで行けるのは心強い。
もちろん街なかで買い物や食事をするなら、有名店や外国人の多いお店以外ではクレジットカードが利用できないケースがほとんどだが、滞在先のホテルまで到着できるだけでも安心感が違うのではないだろうか。
中国旅行で、Alipay /WeChat Payが利用できる人ならクレジットカードを登録してほぼキャッシュレスで過ごすことが可能だが、頻繁に中国を訪れる人以外には現金を利用しない旅行はまだ難しいのが現実だ。
中国の他の都市、深圳では地下鉄にクレジットカードのタッチ決済では乗車できないのでしっかり対応されている上海は、グローバルな都市であることが実感できた。
今後、バスなども対応したら都度試して紹介していこうと思う。
