
- はじめに
- ホーチミンでバスに乗車した場所
- バス会社の選定
- バス会社の種類を紹介
- バス チケットの買い方
- カンボジアビザを持っていないなら
- モクバイ(ベトナム)-バベット(カンボジア)国境を越える
- 用意したほうがいいもの
- 途中食事&トイレ休憩もある
- プノンペンの下車場所について
- バス車内での通信は?
- 到着後プノンペンで安く食事をしたい
- タンソンニャット国際空港からホーチミン中心地までの移動について
- ルートは途中までクチトンネルへ行く道と同じだった
- バスではなく飛行機でも移動可能
- まとめ
はじめに
ホーチミンからカンボジアのプノンペンへは、片道6〜7時間・約500,000VND(約3,000円程度)で国際バスでの移動が可能だ。
多くの直通バスが運行されており費用を抑えて国境越えをしたい人におすすめだ。
筆者は、クレジットカードが利用できるKLooKでオンライン予約したかったのでPhuong Heng BusPhuong Heng Busを利用した。
飛行機という選択肢もあるがバスに比べると割高なので時間はかかるものバスを利用することにした。
昼間であれば異国の車窓からの景色を眺めるのは結構楽しく苦にはならないと考えたからだ。
今回は、実際にバス移動をしたので渡航前に行ったバス会社の比較や国境での流れ注意点を詳しく紹介する。
ホーチミンでバスに乗車した場所
プノンペンまでのバス会社が集まっているバックパッカー街のブイビエン通りそばのファングーラオ通りで乗車した。
どのバス会社も出発時刻の30分前にはバス乗り場へ来るように言われる。
ただし、時間通りにバスが来るわけでもないのでおやつでも食べつつのんびりバスオフィスで待つのが良いだろう。
状況によっては、バスの停まっているところまで別の車で移動することもあるため指定された時間に現地へ行っておいたほうが安心だ。
バス会社の選定
バックパッカー街として有名なブイビエン通りのそばのファングーラオ通りに多くのカンボジアへ向かうバス会社が集まっている。
値段に多少差があれど、値段は似たりよったりなので出発時刻でバス会社を決めて問題ないと思う。
良く車内の清潔さなど求めるられるとは思うが、日本のような綺麗さは無いので諦めたほうが良い。
バス会社の比較
| バス会社 | 出発時刻(例) | 価格(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Phuong Heng Bus | 07:00 / 08:30 / 13:00 / 16:00 | 約500,000₫ | Klook予約可 |
| Kumho Samco | 多数(朝〜午後) | 約500,000₫ | 本数が多い |
| Danh Danh | 5:00〜15:30 | 約500,000₫ | Facebookで最新確認 |
| Long Phuong | 朝〜午後数本 | 約520,000₫ |
どのバス会社もダイヤ以外は大きくは差がない。
移動途中の休憩場所も同じ場所だったりする。
バス会社の種類を紹介
ファングーラオ通りを歩いて目についたバス会社を簡単に紹介する。
どの会社も窓口でチケットを買える。
乗りたい当日にチケットを買おうとしても空席があれば乗れる。
また、満席の場合他のバス会社を紹介してくれることもあるようだ。
ここで紹介した以外でも郊外から乗るタイプのバスもあるようだ。
本数は早朝から13時頃までおおよそ1時間に1本はあるようなので本数は多いと言える。
いずれのバス会社もバスのチケット代のみで国境越えの手続き代行費用やVISA取得費用は含まれない。
google mapのレビューなどを読む限りバス会社との金額トラブルは、バス代金にVISA代や手数料が含まれていると勘違いしている旅行者とのトラブルが多いように見受けられた。
記載している金額はすべてバス会社の公式サイトなどで直接取った場合の金額なので相場の目安として認識してほしい。
バス会社オフィスで取る場合とオンラインで値段が異なることがあるので注意すること。
Kumho Samco Buslines
赤色が目立つバス。
時刻表(2025年05月現在)
| バス時刻出発 | 価格 |
|---|---|
| 06:45 | 500.000₫〜575.000₫ |
| 07:30 | 500.000₫〜575.000₫ |
| 07:45 | 500.000₫〜575.000₫ |
| 08:45 | 500.000₫〜575.000₫ |
| 11:00 | 500.000₫〜575.000₫ |
| 13:30 | 500.000₫〜575.000₫ |
※日によってダイヤは異なり走っていない場合もある詳しくはwebページを参照のこと。
※満席や運休の場合、予約サイトに便が表示されない場合がある。
※チケット代も機材や時期やタイミングで異なるようだ、詳しくはwebページを参照のこと。

Danh Danh Bus
公式サイトはfacebook pageにある。
時刻表(2025年05月現在)
| バス時刻出発 | 価格 | 座席種類 |
|---|---|---|
| 05:00 | 500.000₫ | 寝台 |
| 06:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 07:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 08:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 09:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 10:00 | 500.000₫ | 寝台 |
| 11:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 12:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 13:30 | 500.000₫ | 座席 |
| 15:30 | 500.000₫ | 寝台 |
※日によってダイヤが異なり走っていない場合もある詳しくはfacebookページを参照のこと。
※チケット代も機材やタイミングで異なるようだ詳しくはfacebookページを参照のこと。


Long Phuong Bus
緑色が特徴的なバス。
時刻表(2025年08月現在)
| バス時刻出発 | 価格 |
|---|---|
| 06:00 | 520.000₫ |
| 07:00 | 520.000₫ |
| 09:30 | 520.000₫ |
| 11:00 | 520.000₫ |
| 13:30 | 520.000₫ |
| 15:00 | 520.000₫ |
※日によってダイヤは異なり走っていない場合もある詳しくはwebページを参照のこと。

Phuong Heng Bus
今回選んだバス会社はこちら。
13:00に出発するプノンペン行きに乗った。
時刻表(2025年05月現在)
| バス時刻出発 | 価格 |
|---|---|
| 07:00 | 500.000₫ |
| 08:30 | 500.000₫ |
| 13:00 | 500.000₫ |
| 16:00 | 500.000₫ |
※日によってダイヤは異なり走っていない場合もある詳しくはwebページを参照のこと。
※チケット代も機材やタイミングで異なるようだ詳しくはwebページを参照のこと。


バス チケットの買い方
直接バス会社のオフィスで買う
乗り場となっているバス会社のオフィスで聞くと時間やチケットの値段、空席があるか教えてくれる。
クレジットカードが利用できる場合もあるが現金を用意しておいたほうが安全だ。
オンラインで予約する
公式サイトやバス予約サイトでバスチケットを予約・購入することが可能だ。
公式サイトの場合、手数料が上乗せされている場合が多く値段が異なる。
チケットが少し高くても、klookなど安心できるサイトで購入することも可能だ。
klookでバスチケットを購入する
筆者は、klookでバスチケットを購入した。
バスチケットが相場よりは高かったかもしれないが安心してクレジットカードが利用できた。
お得なklookの登録
ここからklookに登録すると500円分の割引がもらえる。
紹介コードが必要な場合はこちら: VEY9GD
カンボジアビザを持っていないなら
カンボジアへの渡航は、ビザが必要だ。
事前に日本で観光ビザを取得することも可能だが、陸路の国境でも取得が可能。
この場合、手数料が少し乗るがバス会社に任せてVISAを取得したほうがトラブルが少ない。
ネットの他のサイトなどの情報を見てもらうとわかるが、個人で全て手続きすると時間がバス会社に任せるよりかかるのと賄賂要求があったりとトラブルに巻き込まれる恐れがあるためだ。
たかが数ドルさえれど数ドルなので節約したい気持ちは分からなくもないがこの数ドルで後の時間のかかり方が大きく変わるのでもったいないと思うかもしれないが払うのをおすすめする。
各バス会社のgoogle mapのレビューを見るとトラブルでバスにイミグレーションで置いて行かれてるケースも見かけるので気をつけよう。
あらかじめカンボジアビザを取得しておけば安心
日本にあるカンボジアの大使館や領事館で事前にVISAを取れるので出国前に取っておけば基本的に国境での追加の手数料は掛からない。
まれにビザを持っていても手数料を要求するバスもあるようだが、国境でVIPレーン的な場所を通らせてくれたりするのでそのための手数料としてトラブル防止の為、諦めたほうが良い。
eVISAはあらかじめ印刷したコピーが必要
バスでのVISA確認時にeVISAを取得している場合は、eVISAを紙に印刷して置かないとバス会社がVISAの所有を確認する手段がないためビザ料金を請求されることがある。
筆者はあらかじめ日本でVISAを取っていたので問題なかったが、他のeVISAを取ったと思われる乗客は、印刷されたVISAの領収書を確認されていた。
スマートフォンで何でも出来る世の中ではあるが印刷しておいたほうが安心なようだ。
カンボジアへの入国カードは添乗員が書いてくれる事がある
カンボジアへの入国には入国カードが必要だが、バス車内でパスポートが回収され添乗員が入国カードを全員分書いてくれる場合がある。
カンボジアビザ(VISA)確認とともにパスポートが回収され不安に思うかもしれないが、入国審査をスムーズに済ませるための措置と思われる。
モクバイ(ベトナム)-バベット(カンボジア)国境を越える
モクバイ(ベトナム)-バベット(カンボジア)国境を越えるため国境では2度バスを下車する必要がある。
2度なのは、ベトナム側とカンボジア側でそれぞれ手続きをするためだ。
ベトナムのモクバイのイミグレーションでは出国手続きをカンボジアのバベットイミグレーションではVISAの発行(持っていない場合)と入国手続を行う。
バスの乗車率が高い場合は、それぞれ時間がかかる場合がある。
また、国境にもトイレがあるのでここでトイレに行っておいたほうが渋滞に巻き込まれても安全だ。
トイレに行く場合は、バスの添乗員に一言声かけた方が良い。

用意したほうがいいもの
長袖の羽織れる上着
バスの中は冷房がかなり効いているのでパーカーなどで良いので薄手の羽織れる上着を用意した方が良い。
飲み物と食べ物
水が配られはするが長時間の乗車となるため渋滞に巻き込まれて遅延すると休憩ポイントへの到着も遅れるためおやつや軽食と飲み物を持っておいた方が良い。
車内は冷房がかなり効いているためそこまで喉は乾かないが念の為持っておこう。
飲みすぎるとトイレが近くなるので注意。
途中食事&トイレ休憩もある
カンボジア国内に入ってから1時間ほどで休憩で停車した。
筆者が乗車したバスは渋滞に巻き込まれたためもう少し掛かった。
トイレだけでなく食事や飲み物軽食の調達も可能。

プノンペンの下車場所について
カンボジアプノンペンの下車場所のバスオフィスは、ホーチミン側と違いバス会社によって多少異なりファングーラオ通りの様に密集していないようだった。
ただ、いくつかのバス会社は周辺にあった。
筆者が乗った、Phuong Heng Busは、プノンペンスタジアムのそばに到着した。
バス降り場からの移動
バスを降りた場所で、トゥクトゥク(オートリキシャ)の勧誘やSIMカード販売と両替をしてくれるおじさんが居るので必要に応じて交渉して利用するとよいだろう。
しっかり交渉しないとボッタクリに遭うこともあるので注意してほしい。
筆者は、ドルを持っていなかったのでベトナムドンをドルに両替してもらった。
その後、Grabでトゥクトゥク(オートリキシャ)を呼びホテルに移動した。

バス車内での通信は?
バスにwifiが備わっているがほとんど繋がらなかった。 筆者は、ahamoを利用していたので国をまたがっても快適にスマホでデータ通信が使えた。 事前にベトナムとカンボジアで使えるSIMカードを用意するかahamoや楽天モバイルを利用していればベトナムからカンボジアへ移動してもスマホのデータ通信は困らない。
到着後プノンペンで安く食事をしたい
手軽で確実な方法は、プノンペンセントラルマーケットやプノンペンナイトマーケットへGrabなどで移動して市場内の屋台で食べることだ。
観光客が多く来る場所なので安心して食事ができる。


タンソンニャット国際空港からホーチミン中心地までの移動について
タンソンニャット国際空港からホーチミン中心地までの移動は以下の記事を参考にしてほしい。
ファングーラオのバス会社が集まっているエリアまでなら空港からのバスが走っている。
ルートは途中までクチトンネルへ行く道と同じだった
途中、クチの街辺りまでは、過去にクチトンネルを路線バスで訪れ時とほぼ同じ道を通った。
バスではなく飛行機でも移動可能
ホーチミンからプノンペンまでは、飛行機での移動も可能だ。
Vietnam AirlinesやCambodia Angkor Airといった航空会社が直行便を運航している。
trip.comなどの航空券比較サイトを使うと、安いチケットを見つけやすく、プロモーション価格もチェック出来る。
所要時間はフライト自体は約1時間ほどだが、空港へのアクセスやチェックイン・出入国審査などを含めると、全体で3〜5時間程度と考えるのが現実的。
ベトナムからカンボジアへの国際線となる。
飛行機移動では預け荷物や機内持ち込みに制限がある点にも注意が必要。
筆者は所要時間よりも、陸路で実際に国境を越える体験に魅力を感じて、バス移動を選んだ。
旅のスタイルや時間的余裕に応じて、どちらを選ぶか是非検討してみて欲ほしい。
まとめ
ベトナム ホーチミンからカンボジア プノンペンまでの国境を越えるバス移動を紹介した。
乗り継ぎにはなるが、アンコールワットのあるカンボジア シェムリアップまでチケットをまとめて買うことも出来るようだ。
かなりの長距離に移動になってしまうためプノンペンで少し滞在したほうが楽しめるとは思う。
今回、選択したバスは出発時間も遅かったため渋滞に巻き込まれてしまったが早朝のバスだともう少しスムーズに移動できるようだ。
一見バスの移動は、長時間で退屈かもしれないが異国の地で見慣れない景色が変わっていく様子は観光としても楽しめるのでバス旅もおすすめだ。
この記事にを逆に読めば、プノンペンからホーチミンの移動にも利用できるだろう。

